蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

お嬢様の体感温度

2010-07-30 | 趣味
ダンス発表会でのお話。

高校3年生と中学3年生のおボッチャマがおられるとはとても見えない
キラキラお嬢様・初級ダンス・クラスメートのY嬢。

発表会後のレッスンで、先生に
「どうでしたか?」
と、聞かれた。

「うーーん・・・好きじゃないかも」

おぉ、本音をまたそのまんま・・・
先生は笑顔の目じりに、ビビっと亀裂が生じたように感じた。

「いろんなダンスも見られて、楽しかったでしょう?」
と、先生もやんわりスマイルで、かわす。
先生は、発表会に向けて、食べるものも食べず、厳しく引き締められ、
ご自分の演技にも磨きをかけておられた。

「途中で、抜けちゃいました。」
休憩・息抜きをしに、会場から出たようだ。

リハーサルの後、本番までの間に、
彼女だけ「暇つぶしに行ってきます」と出て行ったのは知っていた。
が、本番中も、自分の出番以外の時間に、休憩するために会場を出ていたとは・・・。

私は、とても不思議。
彼女も私も、初めての発表会。
私には、息抜きする時間などまるでなかった。
時間が足りずに、困った。


休憩するには、会場の自分の席でドリンクでも飲んで、ぼーーっとできる。
彼女は、1つしか出演しないが、私は2つ出る。
我々が他の演目に出ている間は、前後の時間を含め、彼女は一人なので、
会場内でも休憩できると思うのだが、人それぞれ、休憩の取り方は、違うようだ。
会場の空気自体から抜けだしたいのか?


人には人の、時間の過ごし方があるんだなあ。
しかも、息抜きが必要ということは、退屈・窮屈ってこと?
楽しかったり、興奮したり、刺激があったり、そういうこととは正反対なのだろう。
早い話、興味がない、つまらないってことか?

それをすんなり、臆することなく、生徒にだけでなく、先生にでも仰るということは、
悪びれていない、素直な性格なのだろう。
さすが、彼女は大物・お嬢様。

自分をはっきり出せるって、ある意味羨ましい。
そこが、お嬢様たる所以か。

人と一緒にいると疲れる?
一人行動がお好きなようだ。
笑顔がまぶしい、人当たりのいいお嬢様だが、あの笑顔を維持するには、休憩が要るのかも。


いろんな人がいる。
感じ悪いわけではない。
自分と違う感性、言語行動、嗜好、そういう人がいて、当たり前。
たまたま、社交ダンスの初級クラスで、袖振れ合っただけ。
摩擦が生じるわけでもないし、ダンスに支障をきたすわけでもない。
(あ、でも、リハーサルの集合時間に、彼女は大幅に遅れてきた・・・
皆で探し回ったが、リハーサルにはギリギリ間に合ったから、まあ、いいか・・・)


異種の人と接するのも、それはそれで、いいのかも。
皆、それぞれに、お互いに、周りに、距離感を持って接すれば、ヤケドもしない。




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