蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

とりとめない小宇宙

2010-07-09 | わたし
私は、年齢不詳だ。

実年齢は、高度成長期に成長した世代。
団塊の世代と新人類に挟まれて、特徴のない、カゲの薄い世代。
ウルトラマン世代とも、スキマ世代とも言われている。

実年齢としては、最も充実したキャリアが、ちょうど円熟味を増す頃・・・のはずなんだが。
ちょっと違う。
いや、大いに違う。

なんで、こうもボケ路線なんだろう。
こころやさしい人は、それを「癒し」という言葉で、ごまかし、気遣ってくれる。

現場でなんでもバリバリこなす人からは、クレームが絶えない。
まあ、いい。
その話しをすると、落ち込むだけなので、反省の材料にするにとどめよう。

週に一度だけ通っているスポーツジムのプールでは、人生の大先輩の方々に、
「木曜日だけのお嬢さん」
「週1回の、お姫さま」
とか言われることもあり、時には、泳ぎの特訓、指導をされる。
ヘタすぎて、見ていられないのだろう。
(その成果が最近、3年目にしてやっと出てきた。やれやれ)

母は、自分のことを「生涯18歳」と言っていたが、なんてことはない。
100万馬力の、並み外れた体力を持って生まれただけの、
前だけ見て全力疾走する馬車馬のようなもの。
大人としての知恵が足りなかっただけだった。
それがわかったのは、つい最近だ。

純粋で純朴、楽天家で、善人。アタマのキレは、瞬発的には・・・??? 
でも、忍耐力があり、努力家。なかなか豪快な人だ。
どういう人と人生を共にするかで、その素質の引き出され方も、ずいぶん、変わってくる。

私も母の血を受け継いでいるのか、(馬力面では、ゼロ)
精神年齢は、不詳。


かつて、高校生ぐらいだった頃の息子に、言われた。
「年相応の言動、発言をしたら? お母はん、あまりにも幼稚や。
子供みたいな言葉遣いが、まず、オカシイ」
その生意気な息子の成長ぶりに、嬉しかったような、不意打ちを食らったような、
当たってると驚いたような、恥ずかしいような。

見かけは、どうやら年齢不詳。
国籍も、ときどき、間違われる。(服のせい?)
自分独自の宇宙感に、浮遊したまんま、戻ってこないことが多いから?


取引先の方(男性)で、病気のお母さんをお世話されている方がおられた。
とても悲しい目をし、疲れきっておられた。
遊びも一切されない。
哀しいかな、出世もされなかった。
でも、クビにもならなかった。

その方と話したことがある。

「あなたは、仕事をしていて、生きていて、楽しいですか?」と、その方は冷めた声で仰る。

「はい。自分の世界で遊んでいると、時空を忘れて、思いっきり自由なんです。
とっても楽しいです。
だって、私の宇宙には、誰も入ってきて、邪魔したりできませんから」

そんなことを私は言ったような気がする。
その方は、確か、絵を描かれるか、楽器演奏か、なにか、そういったことをされていた。

どんな辛いことがあっても、自分の世界を持っていると救われる。

また、とりとめない話になってしまった。


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