蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

あさイチ、今朝もマジメです

2010-07-14 | 時事&世の中
今朝のNHK「あさイチ」、
前回ブログにアップしたのは、3週間前に「セックスレス」をテーマにしたものだったが、
NHKは、なかなか頑張っている。

本日は、「子供をとりまく性」。
自分が子供だった時代を考えたり、子供たちの幼かった頃を思い出したり。
紹介される内容も、直接的だったりして、どぎまぎ。
文字にするには、照れます。
キーボードに入力する指も、進みません。
案外、扱いに困る不得意分野かも。


今回の番組は、思春期の子供をとりまくリアルな性をテーマにしたものなので、
小学校の保健の授業とは、また違うとは思うけれど、

そう言えば、うちの長女。
小学校中学年の頃、保健か理科の授業で、生命が誕生する話を聞いてきた。
「今日、こんな授業があって・・・」と、帰ってくるなり話す彼女。

精子と卵子の出会いによって、受精卵が出来・・・
生理(月経)とは、毎月、受精できなかった卵子が・・・ど-の、こーの・・・

淡々と習ったばかりのことを説明してくれる。(ただし棒読み、丸暗記)


そう言えば、彼女は、生まれて初めて口にした言葉は、
「マンマ」とか「ぶーぶー」とかではなくて、
毎朝、見ていた幼児向けテレビ番組「ひらけ!ポンキッキ」の
ガチャピン、ムックが、番組最後に、何かの応募要項を説明する件(くだり)。
その応募要項をそのまま、いきなり、ぺらぺらぺらと話し、とてもびっくりした。
長文まるまるなのだが、本人には何も意味を理解していない内容。

モノゴトには何事も順序、段階というものがある。
彼女には、そんなものは無いようだ。


ピアニストの辻井伸行クンが、
幼児の頃、耳にした曲を、いきなり、おもちゃのピアノで弾いたというエピソードがある。
長女の場合は、そんな大それた天才でもないし、専門性もないが、
ぶった斬りトーク・マシーンの原型といったところか。
(彼女の痛烈な辛口は、周囲から恐れられている)


話は、大きく、大きく、逸れた。

その彼女が、授業で教えられたそのままをそっくり、
録音したかのように、コピペしたように私に説明してくれた。
ただ、彼女は教えられたこと、記憶していたことを私にすべて口述で示した後、
ぽつりと言った。

ひとつ、わからないことがあるの。
どうして、別々の体にある精子と卵子が結合するのか、仕組みがわからない。
女の人の体にある卵子に、どうやって、男の人の精子が行くのか、
そこだけがわかると、あとは、すべてわかるんだけどな~。

ここまで完全にわかっていて、あと、一歩のところが、
しかも、とても肝心なような気がするところが、わからないという、真顔の彼女。

私は、とても困った。
要(かなめ)のおさえ、重要なところだ。
どうやって教えればいいのか。

愛ある行為、パートナーとの愛の結晶、なんてのは、まったく、この場では的外れ。
保健や理科の授業の続きなので、精神論や倫理、家庭科の分野ではない。

私は、彼女に教える前に、自分であれこれ、教え方を考えてみた。
手足の動く、リカちゃん人形を出してきて
「こうやって、ああやって・・・」と、足や腰を曲げたり伸ばしたりして、
工夫、試行錯誤を試みた。

うーーん・・・
どうも、へん。
うまくいかない。
こんなことでは、彼女は納得しないだろう。

キッチンであれこれ人形と格闘する母親を
彼女は、どういう目で見たのかは知らないが、
私がモタモタしている間に、彼女は、遊びに出掛けてしまった。


ほっとするような、不甲斐ないような・・・
自分のダメな母親時代をまたひとつ思い出した。


人気ブログランキング
ブログ村 自分らしさ