「港横浜」なんて言うが、最近では高層ビルや再開発で洒落た街に成り過ぎてオイラの写真撮りには難しく成った。まして、港の直ぐ内側は官庁街だから殺風景である。殺風景とは、風景を殺している訳だから良くはない。コンクリートの鎧も良いが、鉄骨剥き出しや煉瓦積み・石積みの便利でない建造物の方が人間実が存在するなっ!個人商店もドンドン無くなるし道も広く成り過ぎて一区画が大きく散歩なんかには適さないです。発展の光と影の、光だけがあたり再開発という名言に呑まれています。破壊と発展を上手に使い分け出来ないですかねっ!
地形とは言うが、勿論オイラは学者ではないから詳しくは無い。只、何と無く哀愁が在る。丘在り、海在り、港在り、路地在り、入り組んだ入り江で全てが遠回りだからスローライフで古さも在るから蔵や社寺仏閣も多い。詳しくは無いが、隆起し侵食もされていりからマグマかなんかの露頭も在る。崖下に密集する家々、真っ直ぐでない道、上がったり降りたりの練習の地形だ。だから、崖の上下では風景が全く異なる。で、家々は海風に冒されないように瓦か、トタン屋根なら錆び錆びで凄まじくも哀愁溢れる。そして汽笛の音色や海鳥の鳴き声である。
道中は、普段駆り慣れていない道を駆ったが三浦半島は狭い半島だから迷っても何れは海に出るから安心である。三崎港では丁度マグロ漁船の荷揚げでおびただしい量のマグロがクレーンで吊り上げられ仲買人達が素早くトラックに積み込んでいた。その様は何度も出向いた三崎でも初めての光景で幾度もシャッターを押した。何度か回った「通り矢」という地区に、凄まじくも哀愁溢れる市営住宅が在る。かなり歯抜けに成っているから余計に悲愴感漂うが、何時取り壊しに成るか判らないので地区遺産としてカメラに納める。ここは良い地形である。
と、そこへ隣の奥さん。その方は、三味線の師匠であり演奏家でもある。以前、へんな洋食屋での三味線ライブの話をしたが相方に伝えた処、大変に乗り気であるそうな。近い内に珍しい三味線ライブが開催されそうである。さて、昨日好天に恵まれ一月振りの遠乗りで先週の「アド町天国」で放送された「三崎」へ出向く。久々のアメリカン・ダックスである。最近、エンジン音の異常を指摘されていて不安も抱えていたが往復130㎞を元気に駆った。アド町天国で放送された割には閑散として、相変わらずのシャッター通りである。マァ、それも週中の水曜だ。