尚勝つ、新米は価格もオトク。5%程安く、しかも上物である。これも米屋の努力の成果。という事で、必ず成果が実。因が有り、果が在る訳だ。この上物をオイラが活かさなくては無意味に成る。茨城の成果で、秋田産の出るのが大変楽しみである。今年は、必ず美味い米と確信が持てる。今、ジャズの名曲である「クレオパトラの夢」をギターに仕込んでいる。かなり早い曲であるが、ジャズの場合はテーマ以外は変奏だからコード進行を見破るのが先決。お米も秋田の前の収穫で本命の出来を見破る訳だ。つまり、お米も産地毎の変奏であるなっ!
この時期、様々な食材の端境にて仕込みに頭を悩ます。レタスは長野が終りにかけ栃木・茨城へ、玉葱は淡路島が終りにかけ北海道へ、お米も古米が終り新米へと主要な食材の新旧、産地代えで悩む訳だ。昨日から新米に代わる、常用する米は平場の秋田小町だが秋田は今月末だから繋ぎに茨城の小町の新米である。今年の茨城米が素晴らしい。まず、米自体が違うし研いでいて感触が滑らか、炊き上がりは光る銀色で食味も甘くモチモチである。閉店後に、成果を米屋へ伝えに行く。やはり、農家直の上物であった。米屋の努力も実る作品であった。