常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

春一番

2020年02月17日 | 日記
春一番 / CANDIES
西日本に大雪の予報が出て、関東では春一番が吹くという。立春を過ぎて、初めて吹く強い南風のことで、かなりの強風でもある。日本海に低気圧が発達すると、それに向かって南から強い風が吹く。同時に低気圧は、大陸の寒気を呼び込む作用もあるので、寒気と暖気がぶつかって雷や大雪など、荒れ模様の天気となる。昭和51年のヒット曲はキャンディーズの「春一番」であった。歌は春を謳歌するもので、いざ春一番に吹かれると、イメージは異なってくる。しかしこの気象用語が一般化したのは、この曲のヒットに起因しているらしい。ユーチューブから曲を共有させてもらっている。
室内に置いたアマリリスが花芽を膨らませてきた。室内で目を楽しませてくれた花たちも、ひとつ減り、ふたつ減りしてとうとうこのアマリリスとクンシランだけとなってしまった。花を開かない観葉植物は、女房の管理がいいせいか葉がきれいで、枝を落してもすぐに枝を出してくる。それでも、落とした枝を捨てずに鉢に生かすのので、部屋中にたくさんのクジャクサボテンがはびこることになる。この花も、枝が盛んに大きくなると、花を咲かせる栄養がないのか、毎年咲くというわけにはいかない。やはり年数が経てば、新しい鉢を求める必要があるようだ。

温室ぬくし女王のごときアマリリス 杉田 久女

杉田久女は鹿児島県に生まれた。父の転勤のため、沖縄、台北で小学校で学んだ。長じて東京の御茶ノ水高女を卒業、明治40年19歳で九州の素封家杉田宇内と結婚。長く小倉に住んだ。その間俳句を作り、女学校の教壇にも立った。英彦山は大分県にある1100mほどの山であるが、久女はこの山が好きで、泊りがけで来てしばしば登っている。その山中で聞いたホトトギスの鳴き声に感銘を受け句に詠んでいる。

谺して山ほととぎすほしいまま 久女


コメント
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