常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

ひよこ豆

2024年07月10日 | 日記
玄米を食べるようになってもう30年が経つ。これを教えてくれたのは、作家で料理研究家であった丸元淑生氏の本である。食材と調理法を、国内にとどまらず外国の家庭料理にも学んで、本当のおいしさや栄養学を書き続けておられた。この人の著書が自分の食生活に与えた影響をは大きい。玄米は、水に浸して3日ほど置き、発芽した状態で炊く。米を主食とするなら、その1/5は豆を食べるべきと力説された。白花豆やひよこ豆を知ったのも氏の本によっている。まだ、ズッキーニなどほとんど知られていない頃、デパートの食品売り場で一本200円もする高価なズッキーニを求め、氏のレシピに従ってラタトゥイユを作り、自分の得意料理にしたこともあった。畑を借りて野菜作りをした時代は、ズッキーニの種を撒いて10株ほども育て大量に収穫したもの今ではいい思い出になっている。あれほど食事と病気を説いた丸元氏であったが、10年以上前癌で亡くなられたことは残念なことだ。

豆はなかなか入手がし辛く、枝豆を育てるぐらいであったが、最近業務スーパーで冷凍のひよこ豆の冷凍になったものが安価で入手できる。これを玄米ご飯に入れて炊けば美味しい豆ごはんができる。豆のもやしにはならないが、ひよこ豆の味は堪能できる。ネットでま缶詰の豆も入手できる。最近の温暖化で魚の水揚げもままならないが、たくさん獲れた時期に缶詰にしたものが安価で安定的に入手できる。これからは旬なものは自家栽培か、里山での山菜。漁港まで行って大漁のものを安価で求める。正規の販売ルートに乗っているものだけを求めていては、毎日の食事にことかく事態が迫っている気がする。

氏の本を開くと、ひよこ豆のカレーのレシピが出てくる。材料はひよこ豆1カップ、トマト1個。玉ねぎ1個、ニンニク1片。オリーブオイルで薄切りにした玉ねぎを炒めしんなりしたらトマトを加えてつぶしなが煮込む。さらに芽出ししたひよこ豆を加え、豆が煮えるまで弱火で加熱。塩と唐辛子粉、カレー粉、ターメリック、生姜をスリおろして味を調える。丸元氏は、このレシピは芽出ししたひよこ豆のおいしさが決めてと書いている。そのうち、ネットでひよこ豆1頃、1000円前後で調達して、このカレーに挑戦してみる。

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