梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

夢は叶ったか

2024-05-26 15:00:49 | 雑記
これはヒメシャラの花らしい、東伊豆に群生している

齢76、なにかの文で「夢は叶ったか」と言うのを見た、SNSだったかもしれないし、漫画の本かも知れない
「お前の夢はかなったか」と問われると実際解らない、
中学を卒業して15歳から家を出て、臨時工で天下の日立製作所にはいり、正社員に登用され
21歳で退職し、本田技研の埼玉工場に受かったが(これは俺のやりたいこととは違う)と1週間に満たず飛び出して
東宝の関連会社に入り、そこも8年で辞めて、紆余曲折はあったが40歳で会社を興し、63歳で倒産し、それでも何とかやっている
借金も無くなって年金で細々なら生活できる、
しかし15歳から60年働き続けてきて、いやその前11歳でお袋を亡くした時から夢とか言うものを具体的に想った事は無かった気がする
(もう少し楽に、いや今以上に悪くならない様に)ぐらいにしか思ってこなかった
まあ、中卒臨時工から更に落ちるとすればほぼ生活破綻者か浮浪者だから(それより落ちる)事は考えられなかったし、世の中は神武景気、岩戸景気だ、兎に角どう変化してもそれは進歩だった
「おい、年寄り、お前の夢は叶ったか?」と問われても「あの時より悪くない」から「叶った」のかもしれない
人生100年時代、後何年生きるか解らないが足腰の衰弱と呆けに精一杯抵抗して毎日を生きるしかない
ここ半年仕事の収入が無い、何もせずに年金で細々となら生きられるだろうがそれは御免だ
「足腰、頭を保って仕事を続けよう」と言うのが「夢」なのかもしれない、
そんな事は「夢」なんぞと言う大げさなものではなく日々の目標だ
今より生活が悪くならない様に、体も頭もこれ以上衰えない様に、何時でも私の夢は消極的なのでである