梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

オウム真理教死刑執行と死刑制度

2018-07-07 08:16:03 | 雑記
オウム真理教事件の死刑執行が行われた、
結局松本は何も話さないまま執行されたが詐病だという疑いはずっと続いたままの執行だった、
しかし詐病なら宗教家としては情けないし逮捕されたことで精神に異常をきたしていたならさらに情けない、
死刑に関してはEUから「人道に悖る残酷な制度」だとして廃止勧告が出ている、
経済的先進国ではアメリカと日本くらいだがアメリカの属国主義の自民党では変わる事はあるまい、
無論アメリカが廃止に動けば賞賛して右に倣えにはなるだろうが。
死刑存続の理由は「犯罪抑制効果」と消極的には犯罪者を養い続けるコストの問題もある、
しかし最近の犯罪には「自殺をしたいが自分では死ねないから」とか「ただ死ぬのは嫌だから自分を認めない社会に復讐する」と言うような犯罪が現れ、しかも増加の一途である、
新幹線障害殺人の様に「出せばまたやる」と言う事もあったし奈良の幼児強姦殺人の犯人の様に「この性癖は自分では治せないから死刑を望む」と言うのも神戸殺人事件も「死刑になりたかったから」と言うのも死刑が抑止効果になっていないどころか寧ろそれが事件の動機にすらなっている感がある、
死刑廃止に関してはEUで言う様な「人道的関知」ではなく実質的に犯罪抑止効果を考えてなら廃止し終身刑にする方が抑制効果はありそうな気がする、
交番警官殺人では21歳の犯人は「何もしないで何もお考えずに生活出来るから人を殺して刑務所に入りたかった」という趣旨の供述をしているらしい、
ここには確かに「死刑」ではなく働かないで他人と接触しないで生きられる」」と言う様なあまりに身勝手な犯罪動機だからこれは「死刑存続」になるかもしれないがおそらく「死刑でもいいや」と言う心は見ええる。
刑罰が犯罪の抑止を狙っているなら死刑はすでにその機能を失っているといえるだろう
コストがかかるのは当然犯罪者に負担をさせるしかない、まさか「タコ部屋」や「蟹工船」と言うわけにもいかないが何らかの経済効果のあるペナルティを考えて終身刑が良い、
それでもおそらく人権派と言う連中からはクレームは出るだろうが代替法を示してもらい考慮する事で一緒に考えてゆけばいいだろう、
しかしこのタイプの犯罪にはは原初てきな動機を防止するのが原則になるだろう、
安倍政権の言う「美しい日本の精神」は重要だ「が世を儚んで」自殺か自暴自棄はの社会を変えるのが重要だろう、
それは「人の心」にすべて押っ付けるのではなく「生きる希望を持たせられる」社会が重要であり
間違いなく「政治で変えられる」事だ
それをしない連中にこそ「美しい日本人の心」が必要不可欠だがそれがいかに難しいかを今の政財官が端的に表しているだろう