梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

消費税を17%にしないと日本経済はもたない?そうしたら日本社会は持たない

2018-05-01 10:58:35 | 雑記
新聞でこんな記事を見た、
”経済同友会は21日、財政再建に関する提言を発表した。歳入面では2017年4月に消費税を予定通り10%に引き上げるだけでなく、17%まで段階的に追加で増税すべきだと求めた。歳出も社会保障分野の大胆な改革と給付カットが必要だと訴え、年間5000億円のペースでの公費削減に取り組むよう促した。”
現在8%でも一般家庭はぎりぎりを通り越している、自民党ですら今10%にしたら経済に与える影響が大きすぎるとして2度も延期して次の国会でも再度延期を検討している、
個人・企業を含めて経済は格差が大きくかつヒエラルキーは極端になっている、
資産の8割を1割の個人に集中し企業も上場企業の資産がやはり8割近くになっている、
流通業界も大手ホールディングス系が流通の殆どをカバーして地域に根付いていた小売業、運輸業を圧迫し次々と消滅している、
中間層を除いても半数の個人とその経済基盤を支えている中小零細企業は収入=支出で預金などほとんどない、
確かに数字上は預貯金は有るがそれも数割の人が持っているだけで預貯金ゼロと言う家庭が殆ど、企業で言えば中小以下は負債の方が多いのが実情だ、
収入=支出と言う事は更に消費税が増えると言う事は負債が増えると言う事だが貸す処は有る訳はない、
結果それが生活保護家庭になり企業で言えば負債を残して倒産すると言う事になる、
経済同友会・経団連等の大手企業連合会は基本的に大きな利益を上げ、政界と連携をし戦後の既得権を持って現在政財官に君臨している組織だろう、
この連中の殆どは生まれてから現在まで「貧しい」と言う経験がないだろう、
貧しいと言う事は彼らと同じで世襲される、
石原慎太郎氏や麻生太郎氏は「競争の原理だから自己責任だ」と言うが自由競争と言うのは同じ条件で一定の距離を同じ装備で競争すると言うのが原則だ、
生まれてから最高の状態で最高のトレーニングを受け最高の装備でレースに臨むのとトレーニングどころか毎日の食事すらまともに取れない者がレースに出ても公平なレースとは言えない、
しかもこのレースは親から子にバトンを渡すと言うゴールの無いリレー競技である、
レースに出られない者、レース場に立って諦めて競争を放棄する者がこれからもどのドンドン出るだろう、
経済同友会の誰だか知らないが後9%の消費税に耐えられる所帯がいくらいると思っているのか、
マークトォーエンの乞食王子を読んでみるが良い、この中の王子は王家の馬鹿らしさに気付くのだが今の経済的独裁者は恐らく気付く事は無いだろう、
国家予算が足らないと言うなら無い所から更にとる事よりある所から出してもらう事の方が正攻法で簡単だ、
乾ききった布をこれ以上絞っても後は生地が切れるだけだ、
それよりその人間性が溺死しそうに溜まっている所か少しコックを緩めて貰えば全て潤う、
乾いた布を絞っても稲が育つほどの潤いは絶対に得られない、
日本経済(世界的に先進国は殆どらしいが)は干上がってしまうだろう
政経官はこの連中が牛耳っている、資産に課税すると言うのは成立しないだろうがこのままでは水争いか一揆をおこすしかない