『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『蝉しぐれ』を観た]

2009-11-13 07:39:43 | 物語の感想
☆東北旅行は続いている。

 大曲のイオンシネマ5で、藤沢周平原作の映画作品四本を順番に特別興行していた。

 『蝉しぐれ』がかかっていたので観る。

 秋田県は、本当に美人が多く、ここのチケット売り場の女性もシャープな顔の美形であった。

 私は、スクリーン4の館内が横長なので席選びに戸惑っていると、「うちは通路がない映画館なんですよね」と屈託ない。

 屈託ない美人は親近感が沸いてくる^^

 売店でジュースを買ったら、これまた同系列の美人。

 姉妹なのか?

 こんな美人姉妹のどちらかを選べなんて、困っちゃうな^^;(←バカ)

   ◇

 客は私一人だけだった^^;

 でも、三日前の西部劇に続いて、本格的な時代劇を堪能した。

 先ず、江戸安定期の、とある藩を舞台にした、幼馴染の二人の生活が描かれる。

 二人は、四季折々の生活の中で、愛を育む。

 その自然と純愛の描き方に好感を持ってみた。

 藤沢周平は、歴史の表舞台に立たない市井の武士の姿を描くのを得意にしていると聞いていた。

 だから、このまま淡々と話は進み、最後にちょっとした事件が起こり、切れ味のいい戦いが起こり終幕するのだと思ったら、幼馴染の少女が側室になり、主人公の養父が切腹を命じられ、両者とも、藩の世継ぎ争いに絡んでのことと分かり、話が大きくなっていく。

 それもそれで面白い。

 主人公の市川染五郎は好漢だし、ヒロインを演じた木村佳乃も美しい。

 また、その少女時代を、あの佐津川愛美が演じていた。

 「おしん」の小林綾子みたいな外見だったが、演技、うまかったよ^^

 切腹し果てた義父を乗せた大八車で坂を登る主人公を手伝い、目を潤ませるシーンが良かった。

 このシーンは、主人公が坂を難儀して登る姿が妙に手に力が入る演出でもあった。
 
   ◇

 ただ、主人公・文四郎の剣術のライバルに、怪しげな技を使うライバルがいるのだが、こいつの技が何の説明もされなくて、文四郎の剣の師匠も観念的なことしか言わなくて、最後の戦いでの文四郎の勝利の理由も全く分からなくて、そこが物語上の、作品上においてもの中核であるのにグダグダで、私は白けてしまった。

 今田耕司は悪くないが、彼演じる男が、船で逃走する主人公二人を助けるシーンのご都合主義にも白けた。

 いつも、何年経っても、会うと「腹減ったなー」と言う、ふかわりょう演じる親友などは良かったね。

 緒方拳もいぶし銀の演技を見せてくれている。

                                      (2009/11/13)

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