『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[本日の産経新聞の気になる一文(5・佐藤錦と曽野綾子)]

2009-06-21 19:58:08 | 保守の一考
☆ネット上の友人・若鷲さんが、休日に行ったのかな、山形からさくらんぼを送ってくれた。

   
      佐藤錦です^^

 私は「1991年の日記」(クリック!)の時代、八百屋でバイトをしていたので、さくらんぼの「佐藤錦」が高級なものであることを知っている。

 初物など、一粒が100円以上した記憶がある。

 若鷲さんは、「新しい歴史教科書をつくる会・内紛」事件のとき、ともに戦ってくれた方だ。

 彼は、その御尊祖父さんの影響もあり、自然体の保守派である。

 その彼が、現「つくる会」の言論活動を、ごく自然におかしいと言ってくれた時は、心強かった。

 その彼に、ネット上の自称・保守派のしでかした事は「無視」であった。

 曰く、内紛は「中国を利する」のだそうだ。

 馬鹿である。

 西尾幹二や藤岡信勝のような卑劣な左翼妄想家を保守派内にのさばらせておくことこそは、「日本を貶める」ことに他ならないのに、だ。

 フジ・サンケイグループの教科書出版社・扶桑社(後継・育鵬社)は「つくる会」と絶縁した。

 そして、「つくる会」は、著作権無視のコピペ教科書を自由社と言う左翼出版社から出した。

 その教科書は、コピペからの脱却を図り、少し内容を手直しした。

 その手直しが、全て、保守派の思想とは合致しない改悪を為されていた。

 以下に詳しい。

    <安重根を取り上げ志士と称える自由社版教科書-扶桑社版からの改悪> (クリック!)

 ・・・つまり、自由社版の教科書の内容の究極は、南北朝鮮、ひいては、「中国を利する」ことである。

 若鷲さんが、現「つくる会」の首脳である西尾や藤岡を「こいつら、保守としてあるまじき人物だぞ」と言っていたのを、

 「保守派の内紛は中国を利する」と<したり顔>で無視していたクソどもが育んだのが、「中国を利する自由社教科書」だったのである。

 ・・・若鷲さんは、その後、保守派を見限り、その真っ当な保守思想を日々の生活に活かすことにする。

 若鷲さんは、私の愛するキュピルちゃんのお父さんでもある^^

   ◇

 扶桑社教科書を正当に引き継ぐのが「育鵬社」である。

 その会社のネーミングは、私の命名である(参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%B2%E9%B5%AC%E7%A4%BE)。 

 私は、歴史教科書を出す会社なのだから、歴史的な名前にしたいと思った。

 でも、古代や中世でなく、私が慣れ親しんだ時代「昭和」から採りたかった。

 で、私らしく、やや軟らかい歴史的言葉「巨人・大鵬・卵焼き」から、昭和の大横綱である大鵬の「鵬」の字を頂き、そのような強靭な子供を「育む」の意で「育鵬社」とした。

 また、大鵬が、当時は日本領であった樺太出身だったこともあり、北方の領土について考えて欲しいとも思った、というのは、…後付けである^^;

 で、だ。

 この「育鵬社」ネーミングに、バカども(現「つくる会」、私は「残党」と呼ぶ)が噛みついてきた。

 曰く、「<鵬>の字は、中国に伝わる伝説の巨鳥で、媚中を表わしている。中国を利する気だ」。

 いやいや、「<鵬>の字は、李鵬首相から採られているんだ」。

 大の大人(社会的に地位のあるバカ)が、私が他の志(こころざし)をもって付けたネーミングに対し、延々と、見当違いのいちゃもんつけるのであった。

 後に、「中国を利する教科書」をつくる「つくる会」が、そんなことを言ってくるのである^^;

   ◇

 また、扶桑社・育鵬社と密接な関係のある日本教育再生機構の八木秀次理事長は、左翼メディア朝日系の雑誌『アエラ』の取材で、「(我々のつくる教科書は)朝日新聞に批判されるようなものにはならないはずですよ」と言った。

 それも、その前後の文章を読み解けば、「安易に、敵対的・煽情的なものにはならないですよ」の意に取れるのだが、

 残党どもは、そうは取らないで、延々と、延々と、「左翼教科書に転向だ」と言い続けた。

 根本の誤読を改めずに、本当に、上記の八木理事長の言葉を自分の浅はかな人生経験で偏見拡大解釈し大した論文にまで仕立ててしまうのバカもいたのである。

 大笑いである。

 だから、私は、下記に転載する曽野綾子女史の言葉の意味するところが、実によく分かるのだ。

   ◇

 正確には、数日前の(6/17)の掲載のものです。

 曽野女史は、保守派の間でも毛嫌いする人が多いようだが、私は、結構、その言説に頷かされることが多い。

 《(古い新聞を整理していたら)・・・川崎市立井田病院に勤める55歳の男性医師はこの3月7日、富山市で行われた約30人ほどの講演会で、「医療と介護」をテーマに講演したが、講演後の質疑応答で「神奈川県が制定を目指す公共的施設受動喫煙防止条例」について問われ、回答した際に、「禁煙が進むと医療費がかさむことは明らか。どんどん吸って早く死んでもらった方がいい」と答えた。これに対して禁煙推進団体は「人の命と健康を守る医師の発言とは思えない」と抗議したという。
 何とも大人げない話である。
 私はその場にいないので、発言者の表情も見ていないわけだが、この医師は何より自分がたばこを吸う人だという。とすれば普通の大人の会話なら、自己批判を含んだ反語と理解して笑うのが当然だろう。
 こういう言葉を文字通りに取るのは、このごろ本も読まず、長い手紙も書けない、つまり子供のような読解力しかない、日本語の出来ない大人たちが増えたせいなのかもしれない。・・・》

 非常に共感できる内容である。

 私は、このような「読解力のない大人(っちゅうか、故に「子供」^^;)の存在こそが、今の日本の<公共の常識進行>を妨げていると思っている。

 小泉純一郎の確信犯的な過激な言葉はもちろん、大阪知事や鳩山邦夫や石原慎太郎の自嘲の混じった派手な言葉はあげつらわれ、麻生太郎のささやかな言葉さえも、過剰に「言葉狩り」されてしまい、根本の政治的な動きがかき消され、その進行を妨げる

 ・・・それは個人でもあり、組織でもあり、そう、マスメディアでもある。

 「天然」の奴もいて、わざとに誤読する「確信犯」もいる。

 そいつらが入り混じり、過誤のキャッチボールを繰り広げ、間違いのパンデミックを拡大させていくのだ。

 ・・・少なくとも、私は、つくる会の「残党」どもを、今後も許さない。

                              (2009/06/21)                
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[映画『いけちゃんとぼく』を観た]

2009-06-21 15:56:39 | 物語の感想
☆全くノーマークの映画だった。

 私は原作の西原理恵子の作品を読んだことはあるが、こんな作品があるのは知らず、映画化されるのも知らず、その公開がMOVIX昭島でやることも、つい最近まで知らなかった。

 しかし、物語が、自分にしか見えない存在「いけちゃん」との少年の日々を描く、と聞くと、わりと良くある内容なのだなと合点がいき、その普遍的なテーマに魅かれ観に行った。

 また、原作が西原理恵子っちゅうのも気になった。

 この方、マンガエッセイなどで、よくカンボジアの話を描いている。

 カンボジアには私も良く行くが、西原理恵子の描くところの、あの国の子供たちの純粋かつ無茶苦茶さが、きっと子供の世界を描いたこの作品にも表われているような気がしたのだ。

   ◇

 四国の漁港を舞台にした作品だが、おそらく30年ほど前を描いているんだろうけど、あまり時代を感じさせず、淡々と主人公ヨシオの生活を描いていく。

 ヨシオのそばに寄り添う不可思議な存在「いけちゃん」は、あまりヨシオの人生に介入せず、安心させてくれる相槌役としての存在でしかない。

 両親との絡みも至って淡白で、父親は死んでしまうのだが、それもサラリと流される。

 私には、その描き方が、計算なのか下手なのか分からなかった。

 ただ、ところどころに、西原理恵子の描くところの「(子供の)残酷性」が表われる。

 ヨシオと友人は、牛乳屋の空瓶を割るのを日課にしている。

 町内のいじめっ子二人は、かなり強烈な暴力を日々繰り返す。

 ヨシオは、いじめられた腹いせを、虫の虐待で晴らす。

 でも、そこを殊更にあげつらう者はいない。

 その「残酷性」は、少年時代のイニシエーション(通過儀礼)扱いだ。

 ヨシオの憧れのお姉さん(蓮佛美沙子←七瀬だ!^^)がグレてしまうのも、

 お父さんが浮気をするのも、それぞれの世代の通過儀礼とされている。

 この、「しょうがないこと」の視点が、この作品を他の類似作品と比べての作品的な優位点なのだと思う。

 その後の、お父さんの愛人だった女の「日常」の描き方など、子供が見たらスルーだし、大人が見たら、それもまた「しょうがないこと」とスルーしか出来ない。

   ◇

 思えば、「いけちゃん」も、大人の視点を崩さない。

 声の出演の蒼井優は上手だった。

 と言うか、「いけちゃん」役が適任だったのだと思う。

 妙に客観的なヨシオへの接し方が、クライマックスでも維持され、その、時間に対しての「諦観」に私は泣かされる。

 「いけちゃん」のビジュアルはシンプルだが、その微妙な動き・・・、例えば、口の開き具合で心理が窺え、・・・泣ける^^;

 この物語のテーマ、色んな作品表現で繰り返されてきた話ではある。

 私も、かつて「ポロンちゃん」と言う人形を用いて同種の話を書き、好評を得た事がある(その内、再掲します)。

 子供の世界の、子供にしか分からない世界は確かにあって、その終焉は悲しいものだ。

 『ナルニア国物語』(クリック!)もそうだったよね。

   ◇

 ヨシオは、暴力の連鎖を断ち切るべく、スポーツで決着をつけようとする。

 そのヨシオチームの、不揃いのメンバーが良かった。

 私は、子供の頃の、少しの歳の差や、男も女も混ぜこぜの感覚が実に好きなのである。

 でも、メンバーが一人足りなかったら、犬を仲間とするのがデフォでしょーよ^^;

 ちょうど、ヨシオのガールフレンドのミキが大きな犬を飼っているわけだしさ。

   ◇

 また、主人公ヨシオ(深澤嵐)の顔が、昔懐かしい「あばれはっちゃく」シリーズ顔なのが良かったです。

   ◇

 エンディングで私はちょい泣いた。

 横には、ツインテール丸顔の幼女が座っていたのだが、その母親も向こうでハンカチを目に当てていた。

 幼女は、両側に座る大人二人が何で泣くのか分からずにキョトンとしている。

「いけちゃん、とても面白かったのに、何で泣いてるの?」

 って感じだ。
                               (2009/06/21)
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[『トランスフォーマー:リベンジ』二観目with甥っ子]

2009-06-21 14:42:08 | 物語の感想
☆甥っ子と約束していたので、仕事を終えて、猛スピードで甥っ子(5歳)を拾って、『トランスフォーマー:リベンジ』を観に映画館へ。

 仕事後の時間帯なのでレイトショーになるのだが、幼児は東京都の条例かなんかで午後11時を過ぎてしまう上映には入場できない。

 でも、MOVIX昭島もうまくスケジュールを組んでいて、子供の楽しめる吹き替え版が午後8時10分開始で、二時間半の長尺作品ながらも午後11時前には終わるのでちびっ子も問題なく観れるのだった。

「ボク、こんな夜に映画観るの初めてだよ。ポテトもポップコーンも両方買ってね」と、可愛いやらチャッカシしてるのやら分からないセリフを甥っ子は吐きつつ、館内に・・・。

   

   ◇

 さて、甥っ子は夢中になって観ていた。

 ただ、トランスフォーマーが出て来るたびに、名前を聞いてくるのだ。

 私は、「知らん。後で絵本で確かめろ!」と言うのだ。

 「絵本」とは、一度目に観たときに買った高級パンフレット(1600円)のことである^^

 ただでさえ、区別がつかないで私自身困っているのに、聞くな!^^;

 しかも、オプティマスが倒されるとき、「死んだ? 死んじゃったの?」と画面から目を離して、こっちを向いて聞いてくる。

 だから、オプティマスの顔が砕けた後の、二刀流で戦う雄姿を甥っ子は見逃してしまうのだ。

 もったいない^^;

 しかし、オプティマスは口汚いよね。

 敵と戦いながら、「この野郎!」「メタルの屑が!」「スクラップにしてやる!」「死にくされ!(←これはない^^;)」とか言いたい放題だ。

 私は、一観目では、それらのセリフはメガトロンのものだと思っていたので、オプティマスだったと知って衝撃的だった^^;

   ◇

 何やら、後ろの席で、レオやシモンズ捜査官の挙動にやたら受けるカップルがいた。

 はじめは「アハハハ!」と笑っていて、「ククッ」と続き、もうツボらしく、「ブフッ!」と吹くのだ。

 いやはや、楽しそうで、幸せなカップルだと思った^^

   ◇

 甥っ子は、オプティマスがやられた辺りから、「眠たくなってきちゃった…」とウツラウツラしていた。

 弟がわりと厳しくしつけているので、甥は、このまま眠くても見続けそうだった。

 私は、「一回眠っても良いぞ。面白くなったら起こすから」と眠らせ、そして、マトリックスが遺跡で見つかった辺りに起こした。

 そして、そこからの怒涛のクライマックスを、甥は集中しエンジョイして観たようだ。

 私も、細部を楽しんでみた。

 余裕をもって観ていると、あまりオートボット軍団に頼らずに戦う米軍の姿が垣間見られ、あくまでも人類はオプティマスたちと共同作戦を遂行しているのが分かる。

 ディセプティコン軍団は、隠密行動だと抜群の作戦行動を誇るが、正面切った戦闘においては、必ずしも強くない。

 結構、ディセプティコン軍団を既存の武器で破壊できているのがリアルである。

   ◇

 私は、あの重機合体トランスフォーマーがピラミッドを登るトコを注目してみた。

 見知っているピラミッドに、異形の巨大かつカラフルな虫みたいのがズルズルと登っている様は違和感あるが、その特撮は非常に現実感がある。

 あのガラガラ落ちる石のリアルさに圧倒された。

 無数の瓦礫一つ一つがちゃんと運動している。

 その脇を、瓦礫一つ当たったら即死だろうにシモンズが登っているのが笑える^^

 フォールンが念動力で、ピラミッドの周囲に陣取った米軍兵器を手玉に取る図も凄い。

 空中に浮かせて、ピラミッドの壁面に叩きつける。

 戦車が、ピラミッドの上部に存在することなどはけしてないだろう。

 でも、そこに叩きつけられる戦車の図が非常にシュール感たっぷりで良い。

   ◇

 根本的に、私は、ミカエラみたいな容姿の女の子には全く魅かれないのであるが、演じるミーガン・フォックスは、アメリカンセクシー女優ナンバー1とされているようである。

 おそらく、いかにもアメリカ人の好みに合致する女優なのだろう。

   ◇

 また、メガトロンや、特にスタースクリームが毎度健在で、おそらくこの後も戦いを繰り広げ続けるのは、安易に敵と決着をつけないアメリカのアニメやヒーロー物の『トムとジェリー』以来の伝統だろう。

                             (2009/06/21)
コメント (2)
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