『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『お買いもの中毒な私! 』を観た]

2009-06-05 23:19:25 | 物語の感想
☆非常に面白い作品だった。

 仕事の前にMOVIX昭島で観た^^

 仕事の後に、<立川シネマシティ>や<ワーナーマイカル・日の出>では『ターミネーター4』の超先行ロードショーが行なわれていたが、明日は早番で5時起きなので、断念した。

 故に、このレビューも短いぞ、ごめんなさい^^;

   ◇

 軽い「1アイディア(買い物中毒娘の成功譚)」映画だと思って見ていたら、何ともドッシリとした見応えが感じられたので、感心して映画館を後にした。

 「超映画批評」ブログは、たまに頓珍漢な批評をするが、この作品のエントリーは、なかなか的を得ている、と思った。

     「超映画批評」・・・お買いもの中毒な私!(クリック!)

 批評の後半が、アメリカ社会の具現化と絡めているのには同感できないが(いつもそれで、…それでは水野晴郎の、いつもの「病んだアメリカ」みたいじゃないか^^;)、作品の手触りを分析した文には得心がいった。

   ◇

 この作品で感心したのが、予告を、他の作品を観るときに繰り返し見せられ、「ああ、このタイプの映画だな」と思わせられた展開(カード地獄に追い詰められた女が、P・セラーズの『チャンス』よろしく、自分の得意分野・ファッション/ショッピング知識で経済評論家に成り上がる)が、あくまでも、物語の序盤に過ぎなかった点だ。

 主人公(名前忘れちった^^;)が、幼少時の経験から「お買いもの中毒」になるというエピソードは、『幸せになるための27のドレス』(クリック!)みたいで、伝説チックな幕開けだが、

 上司であり、恋人ともなる男との恋愛はもとより、

 結婚する友人との友情や、

 両親との愛情、

 憧れのファッション誌の関係者への憧れ、

 「お買い物中毒克服の会」の方たちとの交流、

 債権者スミス氏との、静かなるチェイス、

 おまけに、職探しのハッタリだった、フィンランド人との関係^^;

 などなどが、いい加減ではなく描かれている。

 全てのシークエンスが、ちゃんと、見ているこちらが満腹感を得るほどに語ってくれているので、物語はもちろん、作り手の映画作りの丁寧さに感動させられる^^

 また、主人公が、お買い物の誘惑に耐えるシーンなどには、ショー・ウインドウのマネキンが手招きするなんて、ちょいと粋な特殊撮影の使い方などもしていて、私は「いいトコに、金をかけているなあ」とニンマリさせられる。

   ◇

 この作品、キャストを見ると、ジョン・リスゴーとか、ジョン・グッドマンとか、ジョン・キューザックとか、一昔前に活躍していたジョン達が出演しているのも面白かった。

   ◇

 私は、この作品の魅力は、主人公の友人にクリステン・リッターをキャストしたことにあると思う。

 そのクリステンの欧風の顔立ちが、主人公の、いかにもアメリカンな顔立ちのアメリカ作品風合いを相殺して、作品の広域的な魅力を醸してくれたように感じるのだ。

       
          とても、可愛い^^

                            (2009/06/05)
コメント (8)
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