「硝子の小舟」 山本リンダ

★『今日が誕生日の歌手』シリーズ、通算303編め！
今日はひなまつり、おっと3月4日は山本リンダ さんの誕生日。
1966年の歌手デビュー以来、今年で52年目！チョレイ！


硝子の小舟

幸せがほしくて　ある夜 夢をみた
月明かりのきれいな浜辺
海の彼方から流れ着いた　硝子の小舟

　誰と乗るの　何処へ行くの
　見えない影に誘われ
　わたしはただ　小舟に寄せる波を見ていた

行方を知れば　生まれ変われる
あともどりなら　さまようばかり
わたしは決めたの　
めぐり逢う愛に　嘘はつかないと･･･


目が覚めて涙が　まつげをぬらしてた
まぼろしかと小指を噛んだ
窓を開け放ち わたし待つの　硝子の小舟

　誰と乗るの　何処へ行くの
　見えない影を信じて
　わたしはもう　うしろを向かず明日に生きるの

知らない町で　生まれ変われる
うつむく花に　ならないつもり
わたしは決めたの
めぐり逢う愛に　傷をつけないと･･･


　誰と乗るの　何処へ行くの
　見えない影を信じて
　わたしはもう　うしろを向かず明日に生きるの

ひとこと：山本リンダさんにはこれまでに「仮面劇」
「YOKOHAMA VAMP　～ヨコハマ妖婦」「雨が嘘をついたから」
「雨に恋した女」を書き下ろしているが、彼女は長くシャンソンの
分野にも意欲を見せていてジャンルを拡げている。
今回はシャンソン風な詞を書いてみた。