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❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「男の三番歌」 渥美二郎

2012年04月07日 | 歌手生活**周年
渥美二郎3
男の人生 三つだけ
手放せないもの その壱 ギター
右も左も わからぬままに
流し稼業の あの頃は
喰うや喰わずの あけくれだって
ボロロン ギターを 爪弾けば
それで良かった 倖せだった
ギター
男の人生 三つだけ
忘れちゃいけない その弐は 師匠
好きなだけでは どうにもならぬ
演歌三昧 夢に見て
我慢、辛抱 出会った歌は
夢追い酒だよ 宝です
おれは泣いたよ 師匠も泣いた
遠藤実
男の人生 三つだけ
愛してやまない その参 妻よ
無理がたたって 躰をこわし
くやし涙の 日もあった
心ふたつを 寄せ合いながら
おまえの笑顔は 俺だけの
咲いてきれいな 絆の花よ


ひとこと:歌手生活37周年目の渥美二郎サン。
キャラ的にも相変わらず地味めの渥美サンだけに
歌はSONY時代のように、もっと明るい作品をいつも期待しているのですが。
そんな訳で、私なら渥美サンならではの人生讃歌を書きます。
渥美サンのキーワードはギター、夢追い酒、奥さん、です。
曲のイメージはあえてズンチャッチャ演歌で
テンポよく歌いこむ7行詞です。
作曲なら岡千秋先生、編曲は大御所、池多孝春先生が最高です。
今もってファンも多く、ファンにはたまらなく
ステージのエンディングにもぴったりの詞だと自負しています。
ちなみに、お気に入りベスト3は
「夢よもういちど」「昭和時次郎」「骨頂節」がgood!

「命うたかた」 半田浩二

2012年04月06日 | 歌手生活**周年
半田浩二
なにを好んで しもた家の
二階にひと夜の 宿をとる
(みち)にはずれはしているが
だれにも指は ささせはしない
夜を惜しんで もつれて堕ちて
命うたかた 明日は無くていい
しもた屋
どこに捨てたか 笑顔さえ
言葉もないまま すがる奴
煙草くゆらす 輪もゆがみ
消えるか恋は 息絶えるのか
眠りそこねて おまえを抱けば
命うたかた つらさ増すばかり

戻るあてない 旅もいい
見知らぬ町なら 住むも良い
いくら算段してみても
闇から抜ける 手立てが見えぬ
切れば血を噴く この恋ひとつ
命うたかた 外はまよい雨


ひとこと:1988年にデビューした半田浩二サンは今年で24年目。
故・中山大三郎サンの内弟子を経て、今やベテラン男性歌手のひとり。
恩師の作品が多いのだけど、個人的には
競作になった「恋路川」や「人妻しぐれ」の
女唄のほうが味があってよかった。
前回は女歌で「東京砂丘」をUPしたが
今回は無頼ふうの本格的な男歌。
切るにも切れぬ男女は、道ならぬ恋を
命までうたかたのように散らす覚悟で貫こうとする。
ひと昔まえ頃には、繁華街の裏通りや筋を歩いていると
しもた家ふうの旅荘のようなものが
あったのを思い出し、ヒントにした。
昔イケメン、今シブメンの半田サンには
いい作品に出会ってヒットを出してほしいと
いつも願っているのですが。
それにはもっとTVの露出を多くしないと…。

「愛終運河」 岩出和也

2012年04月02日 | 歌手生活**周年
岩出和也2
ここで見つけて ここで終わった
愛は流れて どこへ去(い)ったの
小樽には 二度と来ないと 決めて一年
逢えるはずない あなた…
 雪あかりの路で うつむく女を
 二月の雪が泪をさそう 愛終運河
小樽
あかく滲んで ゆれるガス燈
まるであの日と おなじひとコマ
あの店で グラスあわせて 愛を誓った
信じられない 別れ…
 憶い出をひきずる みれんな女は
 春まだ遠い小樽の街で 行き暮れ迷う
小樽運河
明日は帰ろう そして忘れて
ちがう私に 生まれ変わるの
運河沿い 夜のホテルの 窓の外には
しんしんと降る 雪が…
 サヨウナラばかり つぶやく女に
 小樽の男(ひと)の面影ゆれる 愛終運河  


ひとこと:1997年にソニーからデビューし
キングに移籍した岩出和也も今年で15周年。
この人にはず~と注目しているのだが、なかなか期待に応えてもらえない。
男唄も女唄もこなし、なんだかんだと作品的も幅があるものを発売しているのだが
本人の欲の無さか、事務所の力の無さか。
とはいえ、詞ごころをそそる歌手ではある。
今回は3連のメロディがぴったりのムード歌謡の女歌を書いてみた。
区切りの15周年、気合いを入れて頑張ってほしいものだ。

「田螺と金魚」 神野美伽

2012年03月27日 | 歌手生活**周年
神野2

だれが云ったか 知らないが
あなた 田螺(たにし)で わたしは金魚
間口半間 止まり木七つ
木桶のような どん突き酒場

無口 無骨で 詮無いが
三日あけずに 通ってくれる
流れ流れて 居抜きの店を
開店(ひら)いた頃から 常連だもの  
たにし
甘くないのね 恋の味
涙 連れ添い 四十路を越えた
右へ左へ せわしく游ぐ
気丈なふりも あなたにゃ分かる

冷めたお酒を 取り替えりゃ
ぐいと差し出す お猪口がひとつ
憂き世 浮き藻を ついばみながら
ふたりはどうせ 田螺と金魚



ひとこと:1984年にデビューの彼女も今年で28年目。
すっかりやわらかな物腰が醸し出される雰囲気が身についた。
その反面、作品的には新鮮さが欠け
無難な線に落ち着くものが多くなった。
彼女のストライク・ゾーンはなんといっても男歌と浪花もの。
このブログでは「いとしこいし」と「向島 小粋雨」をUPしている。
どちらも彼女ならではの歌世界を書いた。
今回はちょっと奇抜なタイトルだが
女がひとりで切り盛りする飲み屋を舞台に
朴訥な男との一線を越えるか否かの
ギリギリの関係を、タニシと金魚になぞらえて書いた。
タニシと金魚は飼育しても共存するそうな。
  

「演歌一生」 島津亜矢

2012年03月26日 | 歌手生活**周年
島津亜矢4
四季とりどりに 花は咲き
人それぞれに 道がある
わたしが選んだ この道は
山あるならば 越えてきた
谷あるときは 這ってきた
演歌一生 未だ道なかば

歌アメリカに ジャズがあり
歌フランスに シャンソンが
わたしの生まれた 日本には
幾千万の 演歌あり
幾万人の 先人も
演歌一生 これぞ宝もの 

時 折々に 母を恋い
夢つれづれに 師を仰ぐ
わたしを見つけて 背を押した
想いをしかと 受けとめて
感謝を常に 胸に秘め
演歌一生 命燃やしたい


ひとこと:1986年にデビューの島津亜矢サンは
今年が歌手生活25周年。いよいよ佳境の域に入る。
私は正直、中堅女性演歌歌手のなかでは
歌唱も表現も解釈も、天童よしみ以上だと評価している。
なんとなれば、あの藤山一郎氏をして藤山一郎

「日本の演歌の財産」と言わしめたことや
弟子をとらない星野哲郎氏星野哲郎2
がほれ込んだことでも証明される。
まことに同感!
このブログでは「ふるさと暖歌」「なんぼのもんや」「鶯梅の春」
「出水平野」と4篇をUPしている。
いずれも思い入れたっぷりの詞です。
ここ数年は、今イチ作品にインパクトのないものが多くて
紅白歌合戦にも名が挙がらない。
オリジナルもカヴァーも、とかく唄い過ぎる
きらいがあるのもマイナス要因で
カラオケ・ファンにも敬遠される由。
とはいえ、まだまだこれから。
長~く支持していきたい歌手です。
ちなみに、お気に入りベスト3は
「憂き世春秋」「愛染かつらをもう一度」「裏みちの花」がgood!


「旦那衆」 北見恭子

2012年03月25日 | 歌手生活**周年
北見恭子2

破れかぶれの 無鉄砲
そんな男は まことに実際
きっちり 少なくなりました

ちょいと そこゆく旦那衆
憂さをためてはいませんか
景気今イチ 人生どん詰まり
殻を一枚剥いだなら
見えて来ますよ あした道

さあさ 有り金 はたいて飲んで
男御輿を あげてください 旦那衆
神輿2
くんずほぐれつ しがらみを
背負った男は まことに実際
きっちり 魅力のかけらなし

ちょいと おなじみ旦那衆
ヤケを起こしちゃいませんか
クルマ手放し ローンで四苦八苦
見栄をさらりと捨てたなら
越えてゆけます 九十九坂

さあさ 有り金 はたいて飲んで
夢の梯子を 登りましょうよ 旦那衆


ひとこと:1973年に歌手デビューの北見恭子サンは今年が40周年。
コロムビア一筋、よく頑張ってきた。
彼女は山形出身だけに、なんとも云えない風土感があり
おまけに好物のビールで鍛えた(笑)声質とあいまって
独特の歌唱表現をする。
だから書き手をそそられる歌手のひとりで
このブログでは「のれん妻」「すすき野情話」の2篇をUPしてきた。
お気に入りベスト3を挙げるなら
「浪花夢あかり」「酔いどれ切符」そして「女のさいはて」
この作品は大きなヒットではなかったが
よ~く聴くと、北見自身が感きわまって
涙をこらえて唄っているフレーズがある。
ほとんど知られていない演歌から、こういう発見をすると
また聴きたくなる、という想いにさせる。
北見恭子のレパートリーには意外とそういう類いの作品が多い。
さて今回は、がらりと趣向を変えて
世の男性陣へのファイト・ソングです。
気風の良い姐さんが、てらいもなく発破をかけるという前向きな内容。
随所に音頭ふうなフレーズを取り入れ
最近あまり聴けない元気が出るお手拍子ものに仕上げた。

 

「おんな 花色 なみだ色」 扇ひろ子

2012年03月22日 | 歌手生活**周年
扇ひろ子

聞いてどうなる わけじゃない
話してどうなる あてもない
最后ときめて 咲かせた花は
無情に手折られ 散りゆきました
おんな 花色 なみだ色 
蔓

誰が邪魔して からませる
(つる)とも知らずに 身を灼いた
男は嘘で 済ませる恋も
女は命を ちぢめる運命(さだめ)
おんな 花色 なみだ色

蜜がなければ 花じゃない
香りが消えたら 花じゃない
しぐれをいつか 嵐に変えて
夜更けの路地裏 死にゆく恋よ
おんな 花色 なみだ色
  

ひとこと:1964年にデビューの扇ひろ子サンは今年で
歌手生活48周年め、あと2年で50周年になる。
前回は「おんな火」をUPして以来の登場。
最近、音源を整理していたら彼女のものも残されていて
「哀愁海峡」「未練の涙」「赤い椿の三度笠」
これらがお気に入りベスト3だが、今聴いても昭和歌謡はやはり良い。
60年代後半から70年にかけては任侠映画の女侠客役で女優としても活躍、
彼女の声質を生かした「新宿ゴールデン街」を33回転で聴くと…、など
折々で話題を提供してきた。
キャラクター的には、斜にかまえて突っ張ったイメージの
彼女だったが、近年はすっかり円熟の境地の女性です。
かつてと現在と、どちらのイメージも加味しながら
女性は幾つになっても花。それをベースに書いた詞です。

「ゆきこ湯河原おんな宿」 笹みどり

2012年03月21日 | 歌手生活**周年
笹みどり

ゆきこ という名で 泊っていませんか
いいえ と答えておきました
宿の女将の はからいに
胸を 胸をなでおろす
葉隠れ椿に しぐれが落ちて
ひとり湯河原 おんな宿
椿

ゆきこ という名を 忘れてくださいね
わたしもあなたを 忘れます
二年 待つ身が 三年を
泣いて 泣いてばかりです
湯船に沈める 素肌も淋し
ひとり湯河原 おんな宿
湯河原

ゆきこ という名の さだめを恨みます
(みち)からはずれた 恋でした
ここで涙を 捨てたあと
過去を 過去を埋めます
狭霧にたなびく 湯煙り細く
ひとり湯河原 おんな宿



ひとこと:私の中の歌手好感度のベスト10に間違いなく入る笹みどりサン
このブログ久々の登場です。前回は「一葉舟」をUPしたが
今回は彼女の出身地、湯河原をテーマに、情感たっぷりな詞に仕上げた。
今年で歌手生活47周年。たび重なる病のこともあり
さすがに活動も控えめだろうが現役は現役。
所属のレコード会社も日本クラウン一筋。
いずれその貢献度ゆえ全曲もののCD boXの発売を
心待ちしているのも私だけではないだろう。
ちなみに、お気に入りベスト3は
「おんな橋小唄」「母はおまえを信じます」「柴又初恋門前町」です。

「響き歌」 菅原洋一

2012年03月17日 | 歌手生活**周年
菅原洋一
いにしえの言葉も 
あたらしい言葉も
声に出す人の 心の 響き歌
喜びは おおらかに
怒りなら 真実を
翔ぶように 語るように
すべて歌に込めて 今も

 あともどりのない人生に
 めぐり会えた 歌の道
 若さにまかせ 唄った歌がある
 涙をかくし 唄った歌もある
 今ならどんな歌になるだろう
 この先どんな歌になるだろう

やわらかな言葉も
さびしげな言葉も
声に出す人の 心の 響き歌
哀しみは つつましく
楽しみは 分かち合い
秘めながら 託すように
すべて歌に込めて 明日も

 やりなおしのない人生に
 寄り添い来た 歌の道
 言われるままに 唄った歌がある
 探して見つけ 唄った歌もある
 誰かの胸に 残る歌だろうか
 誰かがそっと 唄う歌だろうか


ひとこと:長い歌手生活の人をとりあげる新シリーズ、第2弾です。
1958年にタンゴバンドで歌手デビューをし
今年は歌手生活54年目。
近年はシンプルな音飾のみのニュークラシカルコンサートなる
活動で健在。
菅原
このブログでは前回「ラストタンゴ」をUPしたが
今回は菅原サンが大事にしているという「言葉の響き」を
テーマに、心をこめた詞を書いた。
78歳の菅原サンなればこそ、こういう歌に説得力が滲み出てくる。
ちなみに、お気に入りベスト3を挙げるなら
「水に流して」「乳母車」「夜のタンゴ」がgood! 

「歌は私の恋人」 畠山みどり

2012年03月16日 | 歌手生活**周年
畠山みどり
私が選んだ 歌の道
今日まで一度も 悔やんだことはない
歌えば 誰かに勇気が湧いて
歌えば 私も幸せだった

あの歌この歌 それぞれに
憶い出色した 場面がよみがえる
歌うと 誰かが笑顔になって
歌うと 私も喜びだった

 名もない花を 見つけるように
 私を咲かせてくれた人
 今はもう 会えないけれど
 どこかできっと 見ていてくれる
市川&みどり

歌こそ私の 恋人と
信じているから 淋しい時はない
歌えば 誰かの心がひらき
歌うと 私も命が燃える

 自分に似合う 居場所は此処と 
 私に教えてくれた人
 今はもう 言えないけれど
 ありがとう を 忘れはしない

歌こそ私の 恋人と
信じているから 淋しい時はない
歌えば 誰かの心がひらき
歌うと 私も命が燃える

歌こそ私の恋人
歌こそ私の恋人


ひとこと:歌手生活の区切りの年を迎える人をとりあげる新シリーズ。
     第一弾は堂々の歌手生活50周年を迎えた畠山みどりサン。
     今や所属のコロムビアの生き字引にもなろうという存在。
     おん歳を言うとハリ扇が飛んできそうだが…。
     最近のみどり女史、いいんですよねぇ~。
     洒脱で明るくて、かつての負債もリバウンドもなんのその!
     みんな軽妙なトークにしてしまう。
     このブログでは前回までに「必勝」と「祝盃」を
     書き下ろしたが、今回は私なりの50周年記念曲を書いた。
     馬渕
     恩師の市川昭介サンや馬渕玄三氏、夫君・千秋氏も今は鬼籍に入った。  
     しかし、歌への意欲はレパートリーの幅を広げ
     洋楽曲やカヴァーものまで積極的。
     だからあえて演歌にこだわらず、畠山風「マイウェイ」を書いた。
     なんたって巫女姿も神々しい「畠山みどり」は永遠に健在なり。