福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

真の豊かさとはなにか (12) 下山の困難さ 将来世代にわが国を残すために

2024年07月19日 06時18分05秒 | コラム、エッセイ
 日本はいま多方面で危機に立っている。

 人口が減少にも騒ぎ過ぎではないか、と思いたい。 しかし人口減少の傾向を変えないといつの日か本当に日本から人口が消えてしまう。
 人口が消滅しなくても、このままでは、日本の存在感は薄れ、経済力も期待できなくなる。次世代の人たちの生活は大変な苦労を強いられることになろう。
 将来世代に明るい未来を残すために、何をしなければならないのか。

以下のように考えられる。
—————————————————————————————-
(1)少子化の流れに抗する
(2)経済成長を持続可能にしていくこと
(3)高齢化社会に即した財政や社会保障制度への組み換え
(4)人口に対応した国土を再構築—————————————————————————————-

 これらはどれをとっても簡単ではない。しかし、日本を将来の危機から回避するには、すぐこれらの戦略を実行しなければならない。 残された時間は少ない。

(1)少子化に関してはもう間に合わないし、視点はズレているし、効果も出ていないが、現時点で政府は頑張っている。

(2)経済成長を持続可能にしていくことは重要。しかし大きな成果はまだ見えない。
 経済界の守りの姿勢の変換 労働力減少への対応 女性の社会滲出 生産性向上 海外との交流などなど。

(3)高齢化社会に即した財政や社会保障制度への組み換え
 社会保障給付の抑制と負担の見直し 高齢者から若者重視に 年金医療介護の見直しなど。

(4)人口に対応した国土を再構築
 コンパクト化と地方都市の拠点化など。

 停滞感が拭えない日本は、このまま落ち込んでしまうのだろうか。

 大きく不足しているのは、将来に対する想像力の欠如である。
 日本の未来は、どうなっているのか。それは住みやすい社会なのか、変わりない豊かさを享受できる社会なのか??
 そうした想像力を働かせれば、いまの日本が危機の間際にいること、改革が必要であることに気づくはずなのだが、私からみても社会はあまりにも平穏である。

 日本国民が総じて守りの姿勢にある??

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