CADILLAC RECORDS
時代は変わっても、
僕らの愛と友情は
ブルースに生き続ける
歌姫エタを演じるビヨンセ、何でもこの作品の製作総指揮も自らやっているという。かなり入れ込んでいるのかな?
あのオバマ大統領の就任祝賀パーティでは本作の中で歌ったエタ・ジェイムズの名曲「At Last 」を披露、そしてこの歴史的な幕開けのオープニングとなったわけである。またオバマ氏が政治家としてのキャリアをスタートさせたシカゴのサウスサウンドを代表する文化がこの映画で登場するシカゴ・ブルースで、そのム―ブメントを作ったのが映画の舞台となる「チェス・レコード」
恥ずかしい話ですが、この映画を観るまでまったく何も知りませんでした。“チェス・レコード”も架空のレコード会社では?なんて思っていたくらいです。もちろん登場するアーティストの事も全然分からず(汗)唯一知っていたのはチャック・ベリー くらいですね。
驚いたのは、出演者が自ら披露しているとの事で、これはむちゃくちゃ驚きですよね。
物語
1947年、シカゴ。ポーランド系移民の若き野心家レナード・チェス(エイドリアン・ブロディ)の経営するクラブでは黒人ミュージシャンたちがライブ演奏を行っていた。その中の一人、ギタリストのマディ・ウォーターズ(ジェフリー・ライト)は陽気なハーモニカ奏者リトル・ウォルター(コロンバス・ショート)と組んだ新しいバンド・スタイルで評判を呼んでいた。チェスはさっそくマディにレコーディングの話を持ちかける。やがて彼らの歌声は人種の壁を突き崩し、ついにラジオからも流れ始める。その後も、チャック・ベリー(モス・デフ)やエタ・ジェイムズら所属アーティストがヒットを飛ばし、その度にチェスは彼らに成功の証としてキャデラックをプレゼントするのだった。
実はレナード一人ではなくフィルという兄弟がいた。本作ではフィルは登場していませんが。
キャデラックをプレゼントとは太っ腹ですよね。
チェス・レコード誕生&歴史等を少しだけ紹介(ウィキぺディアより)
チェス・レコード (Chess Records)は、米国のブルース、R&B系のレコード・レーベル。ポーランドからの移民だったチェス兄弟(レナードとフィル)がシカゴに設立し、マディ・ウォーターズ、ハウリン・ウルフ、チャック・ベリー、エタ・ジェイムズなどの主要な作品を多く送り出した。その影響はブルースに留まらず、ロックンロールの歴史にも大きな影響を与えたと言われている。
チェス兄弟は、ポーランドから1928年にシカゴへ移住し、レーベル設立前は、シカゴのサウスサイドでバーやライブハウスの経営をしていた。彼らの経営していたマコンバ・クラブでは、南部からシカゴへ移住してきた黒人ミュージシャンがライブ演奏を行っていたが、レコード契約もない彼らの状況をみて、チェス兄弟はレコード・ビジネスに自ら参入しようと決意したという。これがチェス・レコードの歴史の始まりであった。
1947年、チェス兄弟は当時設立されたばかりだったアリストクラット・レコードというレーベルの共同所有者となる。アリストクラットの主要アーティストは、マディ・ウォーターズであった。
1949年、レナードとフィルでレーベルの全てを買収し、翌1950年レーベル名を「チェス」と改めた。1952年には、チェス傘下にチェッカー(Checker)・レコードを設立、同レーベルからはリトル・ウォルターなどがレコードをリリースした。1956年には、更にジャズ系のレーベル、「アーゴ(Argo)」も設立した。(アーゴは、イギリスに同名のレーベルが存在していたことから、1965年に「カデット(Cadet)」に改名している。)
ジェフリー・ライトの演奏もなかなか見事です。プロじゃない?と思うほど素晴らしいものでした
ハーモニカーの名手リトル・ウォルターにはコロンバス・ショート。
マディの妻ジェニーヴァ(ガブリエル・ユニオン)に惚れていたようですが・・・。あっさりと振られてしまいます。名声を得た彼らに多くの女性のファンが取り巻きます。
2006年のストンプ・ザ・ヤードでのコロンバス。
チャック・ベリー役には、この人モス・デフ。女たらしの役が印象的でした。
エタ・ジェイムズ役のビヨンセ・ノウルズの歌声もさすが見事です。今年28歳。若いのに貫禄ありますよね
エタに惚れるレナード・チェスにはあのエイドリアン・ブロディ。この人の声は特徴ありますね。風貌とは一味違います。
上映時間は1時間50分程です。時間のせいか、ちょっと省略されているところも多いような気がしたのですが、皆さんいかがでしょうか?エタ扮するビヨンセの登場もすぐではなかったので・・・・。いつ登場するか?やきもきしました。歌に演奏に・・・・。その辺は結構楽しめましたが。物語はそこまで感動なく、あっさりと終わった感じです。
50年代から60年代に活動し、のちの音楽シーンに多大な影響を与えたシカゴの伝説的ブルース・レーベル“チェス・レコード”の盛衰を描く実録アメリカ音楽史ドラマ。ポーランド系移民のユダヤ人レナード・チェスが、当時はまだレイス・ミュージックと呼ばれ差別されていた黒人音楽に目を付け、商才を発揮して彼らを音楽シーンのメインストリームへと押し上げていくさまを、マディ・ウォーターズ、チャック・ベリー、エタ・ジェイムズら所属アーティストたちとの交流を軸に描き出す。主演は「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ、共演にジェフリー・ライト、モス・デフ、ビヨンセ・ノウルズ。劇中を彩る名曲の数々は、実際にキャスト自らが披露している。
監督:ダーネル・マーティン
2008年2月にニュージャージー州、ミシシッピ州で撮影。ビヨンセが製作総指揮を務めた。
当初、レナード・チェス役にはマット・ディロンがキャスティングされていたが、エイドリアン・ブロディに変更となった。
映画 | |
上映時間 | 108分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント) |
初公開年月 | 2009/08/15 |
ジャンル | ドラマ/音楽/伝記 |
映倫 | PG-12 |
http://www.cadillacrecordsmovie.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/cadillacrecords/
ビヨンセは勿論なんですが、その他の役者さんたちも、それが本業ではないのにあの熱唱には参りました。
キャデラックがアメリカ人にとって特別なものだということが良く解りましたよ。^^
「音楽が時代を切り開く」これもアメリカらしい感覚です。
ビヨンセの薬で陶酔した表情にはたまらなく参りました。
エイドリアン・ブロディは個性的で好きですね。
入ってませんでした(汗)
今頃のトラコメですみません。。。
mezzotintさんのおばちゃん発言?更年期発言?
(笑)お仲間~と思って嬉しかったです(笑)
お互いに頑張りましょう!
さてこの作品ですが、私もこの時代にも音楽にも疎く、やはりチャックベリーしか知りませんでした(やはり、同じくらいの年齢かも~♪)
物語に奥深さは感じませんでしたが、音楽に
癒されました(^^)
昨日あたり、盛んに壁崩壊、20年!ってのをやってましたね。言ってきたばかりだと、感慨もひとしおなのでは。
さて、この映画。
はっきしって、物語はどうでもよかったです。すべては音楽!!堪能しました。やっぱビヨンセですよね。
ほんものでしたよ。
すごい!
ウォーターズとかも、実際の活躍は知りませんが、音楽聴くと、ついつい心が躍るのが心地よかったです。