MISHA
←
SURVIVRE AVEC LES LOUPS
SURVIVING WITH WOLVES
凄い!!あまりにもリアルな描写。どう言えばいいのか?それにしても苛酷過ぎる・・・・。8歳の子供がここまで生き延びること出来るのだろうか?ましてや女の子だよ?どう思いますか?そんな印象が強い作品でした。ほぼ3分の2が主人公ミーシャのサバイバル状態を詳細に描いている。旅で出くわすのはひたすら試練だらけ。観ている方も辛い~~。救いようがないしやるせないものさえ感じるのだ。そしてこれが実話(後でフィクションだと判明)ならガーン(>_<)希望の光も見えない。ところがミーシャを助けてくれる人がいなかったわけでもないのだ。頑なに両親との再会をする決意のため、あくまでも一人で行動をする。
幼い少女がここまでするのか?と思うくらいの強い精神力にはちょっと引いてしまうほどだ。
幼い少女がここまでするのか?と思うくらいの強い精神力にはちょっと引いてしまうほどだ。
母ゲルーシャには、ヤエル・アベカシス。あの「約束の旅路」の女優さんだった。
母に甘えるミーシャを見ている限り、あんな野性的に変貌するとは・・・・?う~ん母への想いがここまで変貌させたというなら、やはり彼女は只者じゃないのかも。
それにしても3年間という長い月日を想像も出来ないようなこんな旅を出来るものなのか?!考えるにつけ不思議な話。
STORY
1942年、NATISU・ドイツ占領下にあったベルギーの首都ブリュッセル。占領した各地でYUDAYA人を強制連行し、ゲットーに移住隔離させる“YUDAYAZINGARI”を激化させ、拒否する者や逃亡者を容赦なくSYOKEIしていた。
8歳のミーシャと両親もYUDAYA人であることを隠し、支援者の組織の協力で屋根裏部屋に隠れ住んでいた。ところが、ある日ミーシャが学校へ行っている間に両親は連行されてしまう。運よくミーシャは支援者によって助けられる。連行を逃れ、連れて行かれたベルギー人一家は金目当てでミーシャを引き取っていた。心ない一家に、雑用強いられ、近くの農場へ行かされるミーシャ。農場の老夫婦はとても親切、犬もミーシャになつく。動物に愛される能力が彼女にはあるようだった。
8歳のミーシャと両親もYUDAYA人であることを隠し、支援者の組織の協力で屋根裏部屋に隠れ住んでいた。ところが、ある日ミーシャが学校へ行っている間に両親は連行されてしまう。運よくミーシャは支援者によって助けられる。連行を逃れ、連れて行かれたベルギー人一家は金目当てでミーシャを引き取っていた。心ない一家に、雑用強いられ、近くの農場へ行かされるミーシャ。農場の老夫婦はとても親切、犬もミーシャになつく。動物に愛される能力が彼女にはあるようだった。
農場にいるほうが楽しいミーシャだった。
郊外にもNATISUの魔の手は迫って来ていた。農場にも家宅捜査の手が及ぶ。老夫婦も連行されてしまう。
農場のおじいさんエルネストにはギイ・ブドス
ミーシャは意を決意!おじいさんにもらったコンパスを手に、両親が連行された東へと旅立つのだった。
ミーシャの過酷な冒険が始まった。一番の困難は食べ物の確保。留守宅に忍び込んでは食料を盗んでいたが、人家のない大地や森には食べるものが何もない。とうとうミミズを食べて飢えをしのぐという状態だった。
冬が来た。疲れ果て動けなくなったとき、一匹の白い狼(雌)が現れる。ミーシャは怖れなかった。まるで農場の白い犬と同じママ・リタによく似ていた。その狼をママ・リタと呼ぶ。やがてもう一匹黒い雄の狼が現れ、狼たちはミーシャの前から去っていく。
冬が来た。疲れ果て動けなくなったとき、一匹の白い狼(雌)が現れる。ミーシャは怖れなかった。まるで農場の白い犬と同じママ・リタによく似ていた。その狼をママ・リタと呼ぶ。やがてもう一匹黒い雄の狼が現れ、狼たちはミーシャの前から去っていく。
1943年、ポーランドに辿り着いたミーシャ。森の中でゲットーから追い出された子供たちと出会う。言葉は通じないが、お互いの境遇は理解できた。ある日住処の前にパンが置かれる。罠だと訴えるミーシャの言葉が理解できず・・・・。子供たちはパンに群がった。走り去るミーシャの耳にマシンガンの音が!!
再び一人になったミーシャは森の中の洞窟で小さな狼の群れと出会う。それは白い狼の子供たちだった。狼一家との再会を喜ぶミーシャ。しかしその幸せもつかの間だった。白い狼と黒い狼は毛皮を狙った猟師に撃たれてしまう。ミーシャは猟師の不意打ちを狙って白い狼の死体を奪い返す。そして枯れ葉で埋葬するのだった。
1944年、ウクライナまでやって来たミーシャ。彼女は赤軍の青年兵士と出会う。何と同じ名前、彼もミーシャだった。軍の部隊に保護される。やがて部隊はNATISUの攻撃を逃れ撤退。ミーシャは一人でブリュッセルに戻ろうと決意する。
1945年3月、疲れ果てたミーシャはボロボロの状態でブリュッセルの街に辿り着いた。ドイツ軍はすでに撤退。街は復興の準備を始めていた。両親を探し続けるも手掛かりはなく・・・・。衰弱した彼女は高熱を発して病院へ。体中SIRAMIがわいているという状態だ。
それにしてもここまで生きられるものなのか?精神力があるにしても、劣悪な環境のなかで生き抜くなんて、やっぱり不思議ですよね。物語の半分以上が彼女リアルな葛藤シーンですものね。辛い、悲しいという気分を通り越して、ただただ、ここまで苦しまなければならないの?という疑問さえ感じた。
ミーシャ役にはこれがデビュー作となったマチルド・ゴファール
現在11歳でベルギーの小学校に通っている。今後も女優としての道を歩む事を考えているそうだ。映画の良し悪しは別として、デビュー作とは思えないほど、リアルで素晴らしい演技力だったと思います。
監督はヴェラ・ベルモン。何と女性監督でした。
ちょっとネタばれです。
空腹のミーシャが食べたミミズは実は砂糖菓子。チョコパウダーをかけたコーラ味のキャンディ。
イノシシの肉は、クエッチ(すももの一種)、野ウサギの肉もイチゴの駄菓子。
狼との絡みも近づく部分は犬に替わったそうです。
ミーシャ・デフォンスカの世界的ベストセラー『少女ミーシャの旅』を「女優マルキーズ」のヴェラ・ベルモン監督が映画化。ナチス占領下のヨーロッパを舞台に、一人のユダヤ人少女が離別した両親を探し求めて繰り広げる過酷にして数奇な旅の一部始終を描く。なお、当初自伝として発表された原作は、映画版が完成した後の2008年2月に原作者自らがフィクションであることを認め、大きな話題となった。
狼少女ミーシャ 虐殺の戦場、3000マイル
3000マイルってどのくらいの距離なんでしょうか?
メディア | 映画 |
上映時間 | 119分 |
製作国 | フランス/ベルギー/ドイツ |
公開情報 | 劇場公開(トルネード・フィルム) |
初公開年月 | 2009/05/09 |
ジャンル | ドラマ/アドベンチャー |
でもだとしたら余計にデビュー作とは思えない演技ですね。
1マイルが1.6kmですから3000マイルは4800km、ほぼロサンゼルス→ニューヨーク感に匹敵するようです。@@;
ホント、作品の良し悪しは別として
ミーシャの気丈さに圧倒される作品でしたよね。
ママとパパに再会したいという一心で
ここまで強く勇敢になれる女の子って凄いなと思いましたよ。
こちらでは、6月頃公開になってました。
主演のマチルドの演技に圧倒されました。
フィクションだとは知りませんでした。