アンソニー・ホプキンスが演じたレクター博士のシリーズ、第四弾「ハンニバル・ライジング」が遂に公開されたでも、アンソニー・ホプキンスは出演していないので、あしからず
ハンニバル・レクターは、鬼才トマス・ハリスが生み出した“世界で最もインテリジェンスのある”シリアルキラーだ精神科医なのに、連続猟奇殺人犯、美術に精通、美食家でもあるレクター博士。
1991年『羊たちの沈黙』、2001年『ハンニバル』、2002年『レッド・ドラゴン』、いずれもヒットを記録そして2007年のこの作品で、レクター博士“誕生”に秘められた謎が明かされることに・・・・。
ハンニバル・レクターの青年時代を演じるのは、フランスきっての若手注目株、ギャスパー・ウリエル「パリ、ジュティーム」にも出演していた。
彼に魔物が棲みついたたのか、魔性が目覚めたのか
舞台は1944年のリトアニアから始まる。6歳のハンニバルはリトアニアのレクター城に家族と暮していた。ソ連と併合されていたリトアニアはドイツ軍の侵略を受けていた。そのうえリトアニアの兵士を使い、ユダヤ人の虐殺を行っていた。(ブラックブックと重なる)リトアニアを奪い返そうとソ連はドイツ軍と戦う。レクター一家は疎開するが、ドイツ軍の爆撃機に銃弾を浴び両親は亡くなる残された幼いハンニバルと妹ミーシャは山に・・・・。そこへグルータスはじめとする、ドイツ軍の手下となったリトアニアの逃亡兵士がやってきて、幼い二人を捕らえる飢えた兵士たちは食べ物をあさるいらだつグルータスたちが目をつけたものは
8年後、ハンニバルはソ連政権下の養育施設にいた。家族全員失い、孤児となっていたのだ。反抗的なハンニバルは監視官からまれていた。悪夢にうなされるハンニバルは物置に監禁されるも、脱走をはかった。実はこの施設は何とレクター城で、かってのハンニバルの自宅跡、親族の写真やの在処も覚えていたハンニバルはそれを持って、パリの叔父のもとへ・・・・・。必死な思いで辿り着いた叔父のでも叔父は1年前に亡くなっていた叔父の妻は日本人“レディ・ムラサキ”と言い、彼女はハンニバルを温かく迎えてくれた
日本人妻 “レディ・ムラサキ”役 コン・リー
傷ついたハンニバルの心を、彼女は介抱してくれ・・・・やがてハンニバルは言葉を取り戻すそんなレディ・ムラサキのミステリアスな魅力にいつしか惹かれるハンニバ。そして彼女から日本の伝統的な文化を学んだことで、その後のハンニバルの嗜好に大きな影響をもたらすことに・・・・。
ハンニバルと6人の男たち
1人目肉屋の店主ポール。市場でのレディ・ムラサキに対するポールの性的侮辱発言は、ハンニバルにとって怒るべきことだった。後日ポールの首なし死体が発見される警察はハンニバルを取り調べるも、犯人の手がかりなる証拠見つからず。証拠不十分で釈放。何とポールの首は署の前で発見
2人目ドートリッヒ。医学生となったハンニバルは、毎夜夢の中に山小屋から妹ミーシャを連れ去った男たちのことや、ミーシャに何があったのか、男たちは誰なのか、どうしても思い出せない。その記憶を取り戻すために、警察で使う薬を使用する。そのことで、男たちが持っていた軍の認識票を思い出し、山小屋のあるリトアニアへ向かう。途中ソ連の国境で警備隊に見せたパスポートのコピーはあの男たちの一人、ドートリッヒがが見てしまう山小屋での思い出の品、小さな頭蓋骨、そして認識票の束を拾い出す。そのとき、ハンニバルを追って来たドートリッヒが、彼を襲った直前に気づいたハンニバルはドートリッヒをロープで木に縛る。ミーシャを弔い、ドートリッヒをロープで締め付ける他の仲間の行方を聞き出した。ドートリッヒを絞殺した後、彼の頬に肉をキノコとともに焼き、食べる認識票をくわえさせた首を残し、その場を去るのだ
3人目コルナス?次の標的はコルナス彼はフランスのフォンテンブローでカフェを営んでいた。テーブルにつくとコルナスの娘を呼び寄せ、ポケットに認識票をしのばせる。認識票に気づいたコルナスは一体この男は誰なのか早速昔のリーダー、グルータスに連絡をいれる。同じく仲間のミルコにハンニバルの始末を命じるミルコはハンニバルの医学校に潜入するが、ハンニバルに見つかり、ホルマリンプールに沈めるグルータスの居場所を聞き出した後、ミルコは窒息死に・・・・。最初の肉屋殺人から、ハンニバルを疑うポピール警視がちょうどこの場所に現れる。何事もないように振舞うハンニバル。でもポピール警視は気づいてた。ドートリッヒ殺人もかれの犯行と・・・。この犯行が、復讐であることも知っていたのだ。結局コルナスではなく、ミルコが殺された
さて4人目今度はコルナスミルコから聞き出したグルータスの邸宅に忍び込むハンニバル。風呂場でグルータスに襲いかかったしかし失敗仲間に取り押さえられるその直後の中で爆発、停電に・・・・。ハンニバルは逃げることが出来た。しかしグルータスは危機感を抱き、レディ・ムラサキを誘拐。で彼女と引き換えに残りの認識票を渡せと要求場所を指定するも、はコルナスのカフェからだと気づく。カフェを襲うハンニバル、レディ・ムラサキの居場所を聞き出すために、コルナスに娘に危害を加えたと脅す。まんまと罠にはまるコルナスは居場所を伝える。助けると言いながら、ハンニバルは短剣でコルナスの顎から頭頂を貫く。わお~えぐい
いよいよ5人目グルータス。ロルク運河に停泊しているハウスボートにレディ・ムラサキは捕らわれていた。船内に忍び込むハンニバル。助けようと駆け寄ったハンニバルを待ち構えていたグルータスがピストルで撃つ倒れたハンニバルの前でレディ・ムラサキに覆いかぶさるグルータス背中に隠し持った短剣で反撃に出るハンニバル、押さえつけたグルータスにグレンツの居場所を尋ねる。グルータスはハンニバルが思い出すことを避けてきたミーシャの事実を突きつける殺した後、ミーシャの肉を食べたと・・・・。「お前も食べた」と。。。。「うそだ!」と叫ぶハンニバル。そんなグルータスの胸にミーシャの頭文字Mを刻み付けるレディ・ムラサキの制止を振り切り、息のあるグルータスの頬に噛み付くハンニバル船外に出たレディ・ムラサキは警察に保護される。まもなく船は炎上
さて最後のひとり、6人目カナダのとある狩猟専門店にひとりの男が現れた店の主人はグレンツ、男はハンニバル・レクターだ
ハンニバル・レクターの猟奇的な復讐殺人はここで一応終わっている彼の家族が受けた仕打ちへの報復はかなり、エグイものだそしてこのお話の続きがあのレクターシリーズへと繋がるわけだが・・・・。この忌わしい歴史がなければ、シリアルキラー“レクター”の誕生はなかったのだろう。
ハンニバル・レクターを演じた美しい青年ギャスパー・ウリエルは、アンソニー・ホプキンスのレクター博士を超えたかも・・・・・。ギャスパー・ウリエルは彼の演技をしっかり観察した。でも決してコピーはするのでは、まったく創造性がないし、僕の役者としての意味がないと。といってもアンソニー・ホプキンスの真似をしようとしても、真似なんて出来ないしね。これは絶対取り入れなければというところはピックアップしたそうだ。いやあ~将来は凄い俳優になるに違いない
ハンニバル・ライジング 公式サイト
トレードマークの頬の傷も印象強くしてます。
ホプキンスのちょっとしたしぐさを真似してましたね。
続編のギャスパーくんの演技が楽しみですよ。^^
仕事上、使うのですがちょっと手についただけで死にそうなのに、全身漬かるなんて…
TBありがとうございました。
kototama 100 deities