銅版画制作の日々

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出町座にて鑑賞その1 吠える犬は噛まない

2020-06-13 | 映画:ミニシアター

 

今年1月以来の出町座です。6月9日、11日と続けて出かけました。パラサイトでブレイクしたポン・ジュノ監督の作品特集が現在開催されています。

まず第一弾は「吠える犬は噛まない」を9日に鑑賞しました。本作は2000年公開作品。20年前になるのですね。主演はぺ・ドゥナ、彼女は是枝監督の空気人形に出演されており、日本でもお馴染みの女優さんです。役どころはマンションの管理事務所の冴えない事務員。もう一人の男優さんは、イ・ソンジェ。様々なテレビドラマにも出演されておられるようです。

吠える犬は噛まない あらすじ

万年講師のコ・ユンジュは、マンション内に響き渡る犬の鳴き声にイライラ。小学生の女の子が連れていた子犬を地下に閉じこめてしまう。臨月の妻から嫌味を言われつつ出かけた会食で、教授職に応募するためには1500万ウォンが必要だと忠告を受ける。一方、マンションの管理事務所で働くヒョンナムは、女の子の代わりに子犬探しをすることに。しかし、2匹目の子犬が行方不明になり……!?

さて感想です。監督さん、不思議な映画を製作されるなあと思いました。ペット禁止の団地で内緒で色々な人がペットを飼うというのは良くある話ですが・・・・。まさかそのペットの犬ちゃんを人間が食べるという設定がとても考えられないものでした。そういえば日本でも神社の屋台で犬の肉をカツにして売っているという話は聞いた事があります。韓国にもそういう風習があるのかしら?

犬の肉を食べる奴は合わせて2人。一人は団地内に不法滞在している薄汚い男(ホームレス)、そしてもう一人は団地の警備をしているおじさん。詳しくは分からないけど、どうも警備のおじさんが主体で・・・。その恩恵に預かっているのが不法滞在の男らしい。

犬を主食にしている警備のおじさんは何故に?ペットの犬を狙うのか・・・・?

ヒョンナムは犯人捜しを始める。一匹目は女の子の犬、二匹目は独り暮らしのおばさんの細い犬、そして三匹目は青年ユンジュの妻が飼っている犬。最初の二匹はすでに食われてしまった。三匹目の犬を救うために、ヒョンナムは動く事に・・・。

ユンジュと共に、捜索の張り紙を団地内に貼り出す。

捜索の結果、団地内に不法滞在する男が犬を連れていた。ヒョンナムは決死の末、犬を奪い返す。ここからヒョンナムと男のバトル!

何とか犬を助け出すことが出来た。ユンジュに手渡すのだった。

とまあこんなお話でした。警備のおじさんは御用にはならず、不法滞在していた男が捕まることに・・・。以下彼はこんな事を警察にて話していました。

彼が警察で語った言葉がせつない。
「刑務所に行けば、朝には天ぷら、昼には豚肉、夜はホッケ焼きが食べられるしいいんだよ。」

吠える犬は噛まないついて

上記にこの映画について興味深く書かれています。

 

 

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