今泉力哉監督作第二弾!鑑賞して来ました。いやあ最高でした。ゲイのカップルの愛のお話です。でも中身はとても人間愛がたっぷり描かれた素晴らしいものでした。思わず涙しそうになりました。
まだまだ日本では同性愛に、偏見や理解されない状況です。それだからこそ、多くの方に観てもらう必要があると思います。カミングアウトするにも勇気いることでしょう。
物語の主人公 井川迅もその一人でした。そんな気持ちを隠しながら生活していました。
考えたら、何故男性と女性が恋愛するのが当たり前なんでしょうね。どうもその概念が定着していることに違和感を感じる?そんな問題を投げかけてくれる物語でした。
井川迅役の宮沢氷魚君 透き通るような美少年で好感度100%
そんな彼が同性愛者だとは思えないけど・・・・?!
恋の相手は日比野渚(藤原季節君)桐谷健太君似で子持ち、離婚調停中の主夫
でも我が子空ちゃんにとっては良きパパ、誰よりも空ちゃんを愛している。素敵でした!
13年前に迅と渚は友情から恋愛に陥り、恋人になる。しかしある日渚からの一方的な別れに迅はショックを受ける。ところがある日、突然迅の前に現れる渚。なんと子供とともに・・・・。初めは受け入れがたい迅だったが、次第に心寄せることに。2人の男性と空ちゃんの同居生活、一見不思議な光景だった。でも観ているうちに、違和感はなくなり自然体な感じに。
何といっても空ちゃん、ナイスガール💛ほんまに可愛い!癒されるような会話もぐっと来ます。この子がこのお話の一番のポイントではないか!と思います。存在感無茶苦茶あり!
2人のキスになんで?と疑問。でも決してその行為に拒絶はなかった。むしろ不思議だったのかもしれない。ストレートに打ち明ける空ちゃんの姿が微笑ましい気もする。
迅の周りにいる老若男女もこの愛に優しく見つめる。いやあ素晴らしい。
迅に恋する美里ちゃん役には、松本穂香さん。憧れていた男性の恋人が男性だとは!
ちょっと複雑な気持ちに揺れるけど、次第に2人の恋にエール。
渚の元妻玲奈役には、松本若菜。
渚が同性愛者と知り、怒りとショックで離婚を決意。娘空のために奮闘!親権をめぐっての裁判に出る。結果、親権をとるものの、空ちゃんの育児に大きな試練を迎える。空ちゃんのパパへの思いに複雑な母心も。
親権を巡って、裁判するが・・・。
さてさてこの先、どうなるのか?
以前に増して2人の絆は深まっていきます。
性別を超え、人を愛するというのは、どういうことなのか?を問う素晴らしい作品だと思いました。
今回も監督の愛のテーマ、たくさん感じさせて頂きました。監督、ありがとうございます!