“脳力”が試される、究極の心理ミステリー
あなたは、一度で見抜けるか――
Tジョイ京都にて鑑賞。キャッチコピーに書かれている”見抜けるか” う~んどうだろうか?といっぱいはてなが残る作品でした。かなり評判が良いので、少し足をのばして京都駅まで観に行って来ました。
世の中に自分に似た人はいるっていうけれど、この場合は声も姿も傷痕も同じというのだから、双子なんちゃうというほどの似すぎです。唯一違うのは性格くらいでしょうか?
やっぱりタイトル通りどちらかは複製なのか?そういう説明はされていませんが・・・・。
さて彼が主人公アダム。大学の講師をしている。
ある日同僚から薦められたDVDを鑑賞することに。なんとそのDVDに自分とそっくりの男が端役で登場していることに気づく。名前を調べて彼のことを知ることに・・・・。
身元を調べ、自宅の電話も分かる。彼の名前はアンソニー。さて電話したら妻ヘレンはアダムをだと思っているようだ。ということは声も同じ?!びっくりだわ。確かに顔や骨格もよく似ているのだから、声も似ているのかな?
興味は次第に強くなり、会って接触をはかりたいという気持ちにまで行きつくのだ。その頃ヘレンはアダムのことをアンソニーに話していた。彼女もまたアダムの存在を意識。確かはっきり覚えていないけど、彼の教えている大学に会いに行くということだった。
アダムと接触。改めて瓜二つの姿を見ることに。アダムは知らず彼女が妊娠していることで何カ月かを聞く。
いよいよアダムとアンソニーは電話で連絡を取り、場所と時間を合わせて会うことに。
わお手のひらもそっくり!!何から何までそっくりなのだ・・・。体の傷についてアンソニーがふれるとアダムは愕然とする。まさか傷まで一緒だとは!その状況にアダムはその場を立ち去ることに。
いやいや凄いですね。何から何までそっくりとは。しかしこれは何のでしょうか。どちらかがコピーかなあと思ってしまいますよね。後天的に出来た傷跡まで一緒とは。これはあきらかに双子という説は否定されました。
唯一違うのは性格です。アダムは穏やかでアンソニーは気の荒い性格で悪そうな感じです。その性格が災いしてかある日、アダムに入れ替わるように提案します。ということはアダムの恋人メアリーをアンソニーは狙っていたわけですね。嫌な男です。
アンソニーはアダムとメアリーが一緒にいるところを監視していたわけです。
さて入れ替わった2人。アダムはアンソニーとして。一方アンソニーはアダムとして・・・・。入れ替わった2人、これで良かったんでしょうか?
意外な結末を迎えることになります。結末はえぇ~!って感じです。気になるのは蜘蛛です。アンソニーになり済ましたアダムが見たヘレンが蜘蛛に化けた?のは一体そういう意味なのか・・・・。冒頭や途中でも登場する蜘蛛は登場するのですが。蜘蛛はこの映画の何かしらキーポイントなのでしょうね。
上映時間は珍しく短いのでちょっと物足りなさもありますが、色々と想像出来る話でしたね。
あらすじ(allcinemaより)
ある日、大学の歴史講師アダムは、同僚から薦められた映画を鑑賞していたとき、端役の中に自分と瓜二つの俳優を発見する。あまりに似すぎていることに驚愕し、取り憑かれたようにその俳優のことを調べ始めるアダム。やがてアンソニーという名前を突き止め、ついに2人は対面する。彼らは、後天的に出来た傷跡を含め、服装以外のすべてが一緒だった。まったく同じもう一人の自分の存在に気づいてしまったアダムとアンソニー。彼らの運命は、互いの恋人と妻をも巻き込み、思いも寄らぬ方向へと向かっていくが…。
メディア | 映画 |
上映時間 | 90分 |
製作国 | カナダ/スペイン |
公開情報 | 劇場公開(クロックワークス=アルバトロス・フィルム) |
初公開年月 | 2014/07/18 |
ジャンル | ミステリー/サスペンス/ドラマ |
映倫 | R15+ |
解説(allcinemaより)
「灼熱の魂」「プリズナーズ」で高い評価を受けたカナダの俊英ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、「プリズナーズ」でタッグを組んだジェイク・ギレンホールを再び主演に迎え、ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの同名小説を映画化したサスペンス・ミステリー。ある日偶然、自分と瓜二つの俳優の存在に気づいてしまい、いつしかアイデンティティの危機に直面していく主人公の混乱と恐怖を描く。共演はメラニー・ロラン、サラ・ガドン、イザベラ・ロッセリーニ。
オフィシャル・サイト
http://fukusei-movie.com/