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銅版画制作の日々

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キャプテン・フィリップス(2013)**CAPTAIN PHILLIPS

2013-12-06 | 映画:シネコン

 「生きて還る――」 勇気だけが彼の希望となった。

実はこの作品、観ようかどうか迷っていた作品。あのポール・グリーングラス監督ものなので少々期待もあったのだが、、、。タイトルでなんとなくもうひとつピンとこなかったのだ。

ところがブログ仲間の悠雅さんがとても良い感想を述べておられたので、これは観ないと思い急遽観ることにした。おかげさまでスルーせず良かったと感謝!

ということで、レディスデイの水曜日、東宝シネマズ二条にて鑑賞。実は観るまで知らなかったのだけど、なんと実話ベースらしく。トム・ハンクスが演じたフィリップス船長は実在されている。今も仕事されているとか。

キャプテン・フィリップスというタイトルっていかにもヒーローものかと思いがちだが、まったく違った。フィリップ船長が海賊に拘束されるという実に怖い物語で、、、、。

皆さん、海賊というとパイレーツオブカリビアンを思い出してしまうが、そんな生易しいものではない。海のテロリストとでも言おうか。いつどのようにされるか、、、、もうもう死を覚悟しなければならないようなそんな緊迫した情景が次々と見せられる。

まさに実録ものの話なのである。主人公フィリップスを演じるトム・ハンクス以外はまったく知らない俳優さん。それだけに場面がリアルとでも言おうか。そのトムもなかなかの演技で拉致された恐怖心をまざまざ感じさせてくれる。最初は乗り組み員たちのために犠牲となり格好良いのだが、時間が経つにつれ、極度なストレス状態となる。その心理描写がとても上手くて、、、。さすがトム・ハンクスだなあと観ている私たちをうならせてくれるのだ。最近はちょいとご無沙汰だったトム。久しぶりにやっぱりこの人は凄い役者だと思わせてくれた。

もちろん映画を監督したポール・グリーングラスの素晴らしさにも脱帽である。

あらすじ(Moviewalkerより)ネタばれ含みます。未見の方読まないで下さい。

2009年3月28日。マークス海運に勤務するリチャード・フィリップス(トム・ハンクス)は、マークス・アラバマ号の船長としてオマーンからケニアへ援助物資を運搬するため、妻アンドレア(キャサリン・キーナー)や2人の子どもたちとともに暮らす米国バーモント州の自宅を出発。到着したオマーンのサラーサ港では、ベテラン船長らしく手際よく出航準備を進めてゆく。乗組員は20名。マークス・アラバマ号は予定通りケニアのモンバサ港へ向けて出航するが、海賊の活動が激化する航路上で、2隻のモーターボートの追跡に気付いたフィリップスは警戒を指示。

ドバイの英国海運オペレーションとの交信を傍受した海賊も、一度は引き返した。翌4月7日。再び追跡を始めた海賊がハシゴを使ってアラバマ号へ侵入。大混乱の中、乗組員の大半は訓練通り機関室へ身を隠す。

   

 

海賊は4人。英語堪能なリーダー格のムセ(バーカット・アブディ)に、血気盛んなナジェ(ファイサル・アメッド)とエルミ(マハット・M・アリ)、そして、まだ少年の面影を残すビラル(バーカッド・アブディラマン)だった。連行されたフィリップスからの“金庫に保管した3万ドルの現金を提供する”という提案にムセは満足せず、ビラルとフィリップスを伴って他の乗組員を探し始める。ガラス片を床にばら撒く、電源を止めるなどの時間稼ぎによって、機関室に隠れた乗組員たちが命を辛うじて繋ぎ止めると、やがて事態が急転。隠れていた乗組員たちがムセの捕獲に成功したのだ。これにより、海賊たちは現金3万ドルを受け取ってアラバマ号の救命艇でソマリアへ向かうことを決断。しかし、救命艇の発進直前、フィリップスが人質に取られてしまう。船会社との交渉によって、身代金を手に入れようというのだ。その頃、事件を知った米軍も救出に動き始めていた。一瞬の隙を狙って進行する救出作戦。全世界が固唾を飲んで見守るその結末とは……?

 

映画とはいえ、やはりこういう作品を観るとこちらもドキドキハラハラ感がわいてきます。ましてや実際にこんなふうなことがあったというだけで身近ではないにしろやっぱり怖いの何もでもない。フィリップスの最後の家族への手紙を書いていたあの表情に真に迫るものを感じました。一体どんな気持ちだったんだろうかと、、、。いやあトムさん、流石にリアルで感動したよ!!

 解説(allcinemaより)

「ボーン・アルティメイタム」「ユナイテッド93」のポール・グリーングラス監督がトム・ハンクスを主演に迎えて放つ衝撃の実録サスペンス。2009年にソマリア沖で海賊の襲撃に遭い人質に取られた後、アメリカ海軍特殊部隊“SEALs”によって辛くも救出されたアメリカ船籍マースク・アラバマ号の船長リチャード・フィリップス氏の回顧録『キャプテンの責務』をリアルかつ緊張感あふれる筆致で映画化。共演はソマリア出身で14歳の時に家族と共に米国に移住したバーカッド・アブディ。これが俳優デビューとなる。

 

 

メディア 映画
上映時間 134分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月 2013/11/29
ジャンル サスペンス
映倫

G

 

 

オフィシャル・サイト
http://www.captainphillipsmovie.com/site/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://www.captainphillips.jp/
 
 
 
 
Comments (4)
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