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銅版画制作の日々

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TOKYO!

2008-09-23 | 映画:シネコン

 TOKYO!

9月16日、MOVX京都で鑑賞。この日は私の○○歳の誕生日でした。何とあのミッキー・ロークも同じ日なのです。そういえば、第65回ヴェネチア国際映画祭で、ミッキー・ローク主演の「ザ・レスラー」が金獅子賞をゲットした。

『ザ・レスラー』(原題) これがその「ザ・レスラー」の映像です

ちょっと本題からそれてしまいましたが・・・・。そのミッキーと同じ日とは光栄なことです。でもちょいと気持ち悪いなあ、この身体

さてこの日観た「TOKYO!」のお話、観た方のお話によると、結構不評でした。ブロガーさんもそのような感想を書いておられる。そんなこんなで観ようか?どうか?迷った作品ですが。まあ話の種にどんなものか?観ることにしたんですが。

案の定途中で 別にこの作品でなくても最近結構途中でこの状態なのですが。

特に気になっていたのが、監督レオス・カラックスの作品「TOKYO!/メルド」です。彼にとっては9年ぶりの新作ということです。モンスター、メルド役にはあのドニ・rヴァンなのですが。彼のファンという知り合いも思わずのけぞったという彼の風貌は確かに、不気味な感じです。

    レオス・カラックス監督

これがそのモンスター、メルドです。彼は下水管のマンホールの蓋を開けて街の中へ・・・・。暴れまくり、人を襲う~~~気持ち悪い一番観たかったこの作品の途中に寝ちゃいましたよ。

レオス・カラックス監督に聞きました。(eigacomより)

――今回、あなたの映画にはモンスターが登場しますが、本作でこのようなモチーフを使った意図は?

「今回は、最初からファルスという笑いの裏にグロテスクなテーマ、政治的なテーマが入る古典的な笑劇を作ろうと思っていた。モチーフとしてモンスターを出した理由は、幼児退行化現象を起こしている世界の現状をよりはっきり見せるためには、さらに子供っぽいモンスターを使うのがいいと思ったから。これは『ゴジラ』とか『キングコング』とか映画の世界では良くあることなんだけど、モンスターは実際の社会現象を浮き立たせるんだ。また、今回のモンスターは下水から出てくるけど、下水はある種、過去の記憶の隠喩になっている。日本の過去の記憶というと、南京大虐殺というのがあるし、日本の歴史の中で、非常に苦しい部分、太平洋戦争や靖国問題など、そういった痛みを伴う過去を引き出すように作ったんだ。もし、他の国がテーマであっても、同じく、そういった痛みを伴う過去をテーマにしただろうね

――劇中に登場するモンスター、メルドは皆に否定される存在ではあるのですが、我々の中にもこういったモンスター性があるということを否定できないと思いました。監督自身にもこういったモンスター性はあるのでしょうか?

「あるだろうね。メルドは私自身であると言えると思うし、私はジキルで、メルドはハイドとも言えますね。まあ、道徳的な意味で解釈するのも可能ですが、原始的な面と文明的な面の二面性があると思う」

ということで監督の描きたかった「TOKYO」についての意図なんかをちょいと抜粋してみました。

作品のあらすじと解説(goo映画より)

駆け出しの映画監督アキラと共に上京してきたヒロコ。部屋探し、就職…、物事が上手くいかない中で、ヒロコは自分の居場所が次第になくなっていくのを感じる。(「インテリア・デザイン」)東京の下水道から出没する謎の怪人「メルド」。人々が恐れる中、ついに大きな事件が起こり…。(「メルド」)10年間引きこもりの生活を続けている一人の男。ある日、配達に来た美しい少女と目が合い…。(「シェイキング東京」)

東京を舞台にしたオムニバス三本。都会に出てきた若い女性が感じる不安を描いた「インテリア・デザイン」は、ミシェル・ゴンドリーらしく、途中から不条理な展開になっていく。「メルド」はレオス・カラックスによる9年ぶりの作品。怪人「メルド」にアレックス三部作のドニ・ラヴァンが扮しているのが、ファンにはうれしい。人種差別主義者で、旧日本軍の武器が残された地下道に住み、好物が「菊の花」と「紙幣」というメルドのキャラクターには暗喩がこめられているが、その解釈は個人に委ねられている。ボン・ジュノによる「シェイキング東京」は日本のマンガに影響を受けた監督らしく、手塚治虫や藤子不二雄の短編にありそうな味わいだ。

 

「インテリア・デザイン」 ミッシェル・ゴンドリー監督作 

映画監督志望の恋人アキラ(加瀬亮)と上京したものの自分の生き方に悩むヒロコ(藤谷文子)の姿を描く。次第に居場所を失い、何と体が木になっていくという不思議なお話。

 

  ミッシェル・ゴンドリー監督

 

「TOKYO!/シェイキング東京」 ボン・ジュノ監督作

10年間引きこもり続ける男(香川照之)が宅配ピザ屋の女(蒼井優)と目が会うその女性に恋をしたことがきっかけで、外界に一歩踏み出すというお話。

彼女に代わって、竹中直人のピザ屋も登場で誰かとやり取りするところもなんだか面白いあのテンションの高さで激を飛ばす会話も見逃せないところ

 

監督:
ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ
脚本:
ミシェル・ゴンドリー、ガブリエル・ベル、レオス・カラックス、ポン・ジュノ
撮影:
猪本雅三、キャロリーヌ・シャンプティエ、福本淳
主題歌:
HASYMO
出演:
藤谷文子、加瀬亮、伊藤歩、大森南朋、妻夫木聡、でんでん、ドゥニ・ラバン、ジャン=フランソワ・バルメール、石橋蓮司、北見敏之、嶋田久作、香川照之、蒼井優、竹中直人、荒川良々、山本浩司、松重豊
製作国:
2008年フランス・日本・韓国・ドイツ合作映画
上映時間:
1時間50分
配給:
ビターズ・エンド

TOKYO!3部作、オムニバスで3人の監督がそれぞれの東京を表現したが・・・・。さて皆さんはいかがでしたか?特にどれが良かったといえば、個人としては「シェイキング東京」が結構好みでしょうか?短い時間で表現するのは、なかなか難しいですよね

 

公式サイト

 

 

 

 

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