狂気的で、刺激的だけど、天才ピアニストジェニーの魅力に翻弄された誰もこの作品を観たら、絶対感動で震えが走るに違いない。絶対に・・・・・。
「ボーン・アルティメイタム」鑑賞後、はしごした映画でした。同じシアターでの上映です。珍しくシネコンでこのような作品が上映されているので、えぇ~と思いましたが・・・・。
本当に素晴らしい作品でした。「ボーン・アルティメイタム」とは、まったくタイプの違う作品ですが、この映画のほうが好きです。比べるものではありませんが、この日は「4分間のピアニスト」に軍配が上がりました
STORY
その天才ピアニストは、囚われの身であった。彼女の名前はジェ二ー・フォン・レーベン(ハンナー・ヘルツシュプルング)、刑務所へピアノ教師として訪れるトラウデ・クリューガー(モニカ・ブライドトロイ)、まさかここで天才ピアニストと出逢うとは思わなかった
類まれなる才能を持ちながら、過去の悲しい出来事から人生を誤り、今では生きる希望さえ失っていたそんな彼女の才能を花開かせることが、クリューガーの残り少ない自分の人生の使命だと決意所長(ステファン・クルト)を説得して、特別レッスンを始めた。ジェニーがコンテストで優勝すれば、所長の栄誉になると持ちかけたのだ。
天才少女はすべてに牙をむく問題児 彼女は愛を知らなかった。
彼女の過去・・・・・養父に育てられた。養父は“モーツアルト”のように育てようと引き取った。幼い頃からコンテストに出場し、神童と騒がれたが、愛情を受けず育った。
ピアノ教師、クリューガーの過去・・・・・初めて愛した人が若くして亡くなって以来、だけに人生を捧げてきた。
そんな二人は、レッスン初日から全く違う世界に住む2つの魂の激しいぶつかり合いとなる。近づくものすべてに牙をむくジェニーと彼女の狂気的な気性が爆発するのを恐れながらも、決して妥協しないクリューガー。
何とジェニー、看守のミュッツ(スヴェン・ピッピッヒ)に危害を加えたそんなジェニーを敵視するミュッツの同僚のコワルスキー(リッキー・ミューラー)が嫌がらせする。そのため、レッスンは思うように進まない。
ジェニーと看守のミュッツ
でもコンテストの挑戦は始まりますーーーーそのは鍵盤を求めていた
養父レーベンの差し金で、記者が取材に来るジェニーは手錠をかけられたまま、見事な演奏♪を披露。記者も看守も息を呑む
クリューガーだけは何故?クラッシックでない音楽を弾いたのかと叱責記者の記事のおかげで、レッスンは進む
いよいよコンテストジェニーは極度の緊張ななな何と~~!鏡で殴打負傷した手で出場するも、彼女の演奏は群を抜く素晴らしいものだった。このとき、彼女は逃走を図るが・・・・・失敗追いかけてきたクリューガーに衝撃的な過去の哀しい出来事を告白する。
自分の才能を固く信じてくれるクリューガーにジェニーは少しづつ心を開き始める・・・・。
看守ミュッツが職場復帰した。二人の姿に、嫉妬の炎ミュッツはクリューガーを師として慕っているのだ。
コンテストの前日、クリューガーはジェニーに(黒いスリップドレス)をジェニーは心からの「ありがとう」と贈る。勝ち進み、準決勝へ・・・・・。二人は仲睦まじく、勝利の喜びを分かち合う
養父レーベンがクリューガーの元へ・・・・・。そして娘の無実を伝える。レーベンは何とクリューガーの経歴を調べ上げていた。彼女の純愛、身を守るための裏切り、恋人の死ーーーー。様々な出来事が彼女のピアニストの栄光を捨てたかという秘密を解く鍵があったのだ!娘への裏切り行為を悔やむレーベンの願いはただひとつ。「どうかジェニーにピアノを弾かせて」
いよいよ決勝大会という目前、看守ミュッツの仕組んだ罠にはまったジェニーがまた暴力事件大会目前に禁止されるジェニー彼女をかばったクリューガーは解雇
何とかジェニーにドイツ・オペラ座でピアノを・・・・・。クリューガーにはたったひとつ上手く行く計画が
自由をつかむために彼女に残された演奏時間はたったの4分間だったーー。
モニカ・ブライブトロイ (クリューガー役)・・・・・1944年、オーストリア生まれ、ヨーロッパで名高いウィーンのマックス・ラインハルト・セミナーで女優としての訓練を積む。代表作は、国際的にも評価されたトム・ティクヴァ監督の「ラン・ローラ・ラン」98年
ハンナー・ヘルツシュプルング(ジェニー役)
素顔は可愛い女性ですよね。1200人の応募のなかから選ばれた新星ピアノの経験はないそうだ。この映画でピアノを弾く特訓を受けたそうだ。1980年、ドイツ生まれ
ラストの4分間の演奏は息を呑むほどに、迫力を感じる 最初はクラッシックなのですが、ラストは音楽は変わり、あの鍵盤を敲きつけながらバンバンやる。凄い力ですよ。そして最後はかっこよく挨拶してその場を立ち去る・・・・・。(舞台裏では彼女を待っている人が)クリューガーの思いは彼女の魂を呼び起こしたわけですね。ほんまに震えが止まらないほど感動的で激しい作品でした。
※公式サイトはもうありませんでした。残念