想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

桜を見に行きました。

2024-04-10 21:22:27 | 日記
「明日、何か持って出られるスイーツがあるの?」

昨日、主人がそう尋ねました。
『どこかに出掛けるんだわ。』と思った私は、冷蔵庫の中を思い出してみました。
その中には、トロ~リとしたガトーショコラとやはりトロ~リとしたティラミスだけ…。
そこで、「ロールケーキだったら、明日の朝に作ることができるわ。」と言いました。

いつものように、私は「どこへ行くの?」とは聞きませんし、
主人も、私が尋ねないこともあって、それ以上は言いません。
ただ桜の季節ですから、お花を見ながらのティータイムになることは
想像することができました。

とにかく今朝、朝食を終えてからロールケーキを作りました。
主人が好きな黒大豆の餡とホイップを芯に入れて巻き、
生チョコとナッツも忘れずに準備をし、
ホットラテを作ってポットに入れ、お出掛け準備完了です。

午後のティータイムが外出先でできるよう、逆算して(?)出発です。

行先は、とにかく下に下りていく場所だと思いました。
我が家のあたりは標高が高く、ソメイヨシノはほとんどありませんし、
気温があまり高くないので、あっても開花は先になりそうです。

今年は早くから暖かい日もありましたので、標高を200mほど下がると
あちこちに桜の花が目に入ってきます。
学校などには、桜の木が植えてあるのですね。

行った先は、市内長坂町にある蕪の桜並木。
桜は、樹齢40年ほどらしいのです。
40年であんなに幹が太くなるの?と思うほど立派な幹ですし、
花も満開に近く、50本の並木はとても素晴らしいものでした。
桜越しに、まだ雪の残っている富士山や八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳が見えて、
別世界にいるような気持ちになりました。

この桜並木は、地域の住民の方々が守っておられるようで、
提灯が飾られているわけではなく、売店もありません。
自然に咲く桜を見てもらえればうれしい…ということなのです。
だから、別世界にいるような…と感じたのかもしれません。

多くの桜の名称には、提灯や売店が並び、
ほろ酔い加減の人がいたり、飲食をする人がいたりします。
私は、今日のように自然の桜を静かに見ることができる方が好きです。

その後、市内の高校の周りに咲く大きな桜の木を見ながら
ティータイムをしました。
高校の前の道を挟んで駐車スペースがあり、
たまに車が通る程度の静かなところです。
大きな桜の木が10本ほどあり、ここでは満開に思えるほど咲いていて
とてもきれいでした。

毎年、この時期には桜を見ながら、ティータイムを楽しんでいます。
このあたりならではの、静かにお花見ができる場所がありますから、
とてもありがたいと思っています。

今年もありがとう、あなた。


 桜並木の向こうに、南アルプス(甲斐駒)が見えます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする