お鍋から…

今日の夕食は、お鍋にしました。

一昨日の雪はさすがに残っていませんが、それ以来、寒さがぶり返して、
今朝の最低気温は氷点下まで下がっていました。
先週くらいから暖かくなっていましたので、寒く感じてしまいます。

そんなわけで、今日、食材のお買い物に行き、迷わず買ったのがお鍋材料です。

この時期、春キャベツが出ていますので、甘みのある春キャベツは欠かせません。
白菜、大根、白ネギ、春キャベツ、春菊、えのき…など、
お野菜をたくさん食べることができますし、
ミンチボールやタラ、豚肉などもお出汁が出て、おいしさが増します。
主人が好きなお豆腐と糸こんにゃくも欠かせません。
薄いお味噌味にバターを少し入れて…、卓上コンロで温めながら食べます。

私が子供の頃の『お鍋』は、父が作った食卓で食べました。
この食卓は、とても便利にできていました。
１ｍ×１ｍの四角い食卓なのですが、あまり大きいイメージにならないようにと、
四方の角を１０ｃｍずつ切り落としてありました。
更に、真ん中の４０ｃｍ四方が切り抜かれているのです。
通常は、その上に同じ木の板をはめ込んでありますので、
普通の食卓とし使っていました。
お鍋などを食べるときは、その板を外して、練炭火鉢を入れ、お鍋をかけていたのです。

今日、お鍋を食べながら、物がない時代にいろいろと工夫をして暮らした昔の生活を
懐かしく思い出していました。

今は、卓上コンロという便利なものができましたし、何でもお手軽に買える時代です。
便利さばかりを追求することには抵抗を感じながらも、それはそれで、ありがたく思っています。
ただ、いろいろと考えながら暮らしていた時代を、ふと懐かしく思い出すということは、
私が年齢を重ねたということなのでしょうね。


　一昨日から降り始めた雪が、昨日の朝、積もっていました。