大佗坊の在目在口

見たり、聞いたり、食べたり、つれづれなるままに!!

春の岩船寺から浄瑠璃寺

2008-04-17 | 
新幹線京都9時1分着、荷物を預け、京都9時20分発
みやこ路快速に飛びこむ。大和路快速に木津駅で乗換。

駅1つで加茂駅10時8分着。加茂山の家行10時15分発バスに乗る。
このバス、平日の午前中は2本、休日は臨時を加えて3本の貴重な路線。
道が急で狭いため、小型バスでの運行。奈良から岩船寺行きのバスはない。

バスの乗客は当方の2名のみ。駅構内には、タクシーもいなかった。
10時30分に岩船寺に着いた。ここは奈良県境の加茂の山の中。

計画では岩船寺から浄瑠璃寺まで、当尾石仏を巡りながら歩く予定だった。
実際は岩船寺までで、ぐったり。拝観客も少なくゆっくり廻る事にした


(岩船寺)

岩船寺は天平元年(729)、聖武天皇の勅願で行基が建立したのが始まり。
盛期には三十九の坊舎をもつ大寺院だったらしいが、承久の変(1221)により
大半が焼失、それ以後も再度の兵火により現在は本堂と三重塔があるのみ。



本堂で本尊の重文阿弥陀如来座像をみていたら、寺のご住職に丁寧に説明頂いた。
穏やかな表情で体全体に太造りの坐像で、なにか親しみの持てる仏像だった。

このお寺の三重塔・十三重石塔・五輪塔は鎌倉時代のもので重文。
大型バスが入れない所の花に囲まれたお寺で、騒がしくないのが何よりのご馳走。


(浄瑠璃寺)

この後、堀辰雄の短編「浄瑠璃寺の春」で有名な浄瑠璃寺にバスで行く。
このバスを逃すと、2時間は移動手段がない。浄瑠璃寺から歩いてきた
中年の女性二人もこのバスで浄瑠璃寺に戻り、奈良に帰るという。
浄瑠璃寺に来るときも3K歩いたという、皆それぞれ苦労している。



浄瑠璃寺は馬酔木の花が辛うじて咲き残っている状態だった
桜と馬酔木の花、両方では欲張り過ぎだった。
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