大佗坊の在目在口

見たり、聞いたり、食べたり、つれづれなるままに!!

上信電鉄の旅(下仁田・上州一ノ宮)

2013-09-14 | 

数年前、0番線ホームの写真と構内の「たかべん」という店でラーメンを食べるだけで高崎駅に寄ったことがある。その時は上信電鉄の特殊切符を買っただけで終わってしまった。
 
 
今回は上信電鉄沿線を廻った。高崎駅0番線ホームを利用している上信電鉄は高崎~下仁田間、33,7kmを約1時間で走るれっきとした地方民鉄ローカル線で、日中は1時間に1.2本間隔でダイヤが組まれている。一日全線フリー乗車券(2160円)の硬券を買い、葱と蒟蒻の産地である終点下仁田駅まで行き、帰りに途中下車して寄り道をすることにした。
 
下仁田駅での滞在時間はわずか10分、朝早かったせいか降車客は5人で駅前には町営なのかミニバス数台と客待ちのタクシーがいるだけで、閑散としていた。
 
 
 
ここで変わった形のデキ1形電気機関車が見られると思っていたが影形も無く、ウロウロする時間も無く、上り電車に乗って上州一ノ宮に向かう。途中、使われていない古い隧道みたいなのがあった。上信電鉄の前身、上野鉄道時代のものなのか。

上信電鉄沿線の主要駅では貸自転車があるという。上州一ノ宮駅で降り、駅舎に向かうと嘱託らしい女性が帰り支度をしていた。貸自転車と云うと顔が曇った。そうか、自転車を借りると戻ってくるまで帰れなくなるという事か、それも気の毒なので、歩いて貫前神社に向かう事にした。
 
 
10分程度で神社の入口に着いた。ここから急な参道が続いていて、鳥居は遥か見上げるほど上にあり、やっとの思いで神社に入ると、今度は神殿が石段のはるか下にありいっぺんに神殿まで行く気がなくなった。
 
 
 
結局、途中にあった神殿でお茶を濁す。そういえば途中、南蛇井という駅があった。難読駅の1つで「なんじゃい」と読ませ、全国の駅名で蛇がつく駅も珍しいとのことだった。石段の下にある神殿を見たとき、まさにこれはなんじゃいと云う気持ちだった。そういえば、高崎の近くに「根子屋」という駅があった。根子屋という名は、戦国時代、おもに関東から東北で使われた語で山城の麓にあった城主の館やその家臣の屋敷地を云い、平時は麓に居住し,戦時には山城に立て籠って戦った。こんな地名がそのまま残っているとは思わなかった。郵便局に寄ってから上州富岡駅にむかう。

まだ、上州一ノ宮に居たときは、帰りこの根子屋駅にも寄ろうと考えていた。

上信電鉄の旅(上州富岡・上州福島)

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