ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

再稼働最優先の関電と規制委員会の姿勢が引き起こした原子炉停止事故。締切8日の抗議署名お願いします!

2016年03月03日 | 日本とわたし
篠山市原子力災害対策検討委員会委員であり、フリージャーナリストでもある守田敏也さんのブログ『明日に向けて』より、複数の記事をまとめて紹介させていただきます。

兵庫県篠山市は、安定ヨウ素剤の事前配布を始めました。
この配布の実現のため、守田さんは奔走しておられたのですが、その件についての詳しいお話は、つづきの記事で文字起こしとともに紹介させていただきます。

安定ヨウ素剤は、服用すると、甲状腺の内部被ばくを抑える効果があるとされています。
国は、原発から30km県内の自治体に対し、備蓄を求めています。
けれども、福島第一原発事故が証明したように、放射能被ばくの被害は、地図の上にコンパスで丸を描いた範囲に収まるというものではありません。
最も近い福井県の高浜原発からおよそ50km離れている篠山市。
備蓄している5万人分の安定ヨウ素剤を、 実際に事故が起きれば、混乱で市民に行き届かなくなる恐れもあるとして、事前配布を始めました。
このような事前配布がなぜ、福島原発事故の直後から、全国一斉に始まらなかったのでしょうか?
原発にぐるりと囲まれてしまった日本の国土は、規模の大きい地震に襲われる可能性が他の国々よりも大きいのです。
そのことを十分に承知しながら、ここまで多くの原発を海岸沿いに建て続けてきた自民党に、呵責の念も反省の心も無く、だから態度や方針を改めようともしません。
ならば、原発事故から子どもを守るために、大人のわたしたちが何をしなければならないのか。
その一つの好例が、篠山市の事前配布だと思います。
実際にヨウ素剤を手にして、飲み方などを習えば、いざという時に役立つだけではなく、意識もうんと変わってきます。
日本が抱えてしまった、抱え込まされてしまった恐ろしい核物質の存在を、しっかりと知ること、身構えること。
次から次へと、再稼働が強行されている現実を認め、粘り強く廃炉を要求していくことはもちろんですが、
それと同時に、このような危険極まりない物から身を守るための準備を、きちんとしておくことが大事だと、守田さんから教えていただきました。


↓以下、転載はじめ(まうみ注・文字の強調はわたしの一存で行いました)

再稼働の高浜原発4号機 警報出て原子炉自動停止
【NHKNEWSweb】2016年2月29日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160229/k10010425761000.html

今月(2月29日現在)26日に再稼働した、福井県の高浜原子力発電所4号機は、
29日午後2時すぎ、発電機の故障を示す警報が出たため、タービンが自動停止し、原子炉も自動停止したということです。
関西電力によりますと、このトラブルによる環境への影響はない、ということです。
原子力規制庁によりますと、29日に予定されていた、発電と送電を開始する操作をしていたところ、トラブルが起きたということです。


高浜4号機、原子炉緊急停止=発電機トラブルで―関電
【時事通信】2016年2月29日 2月29日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160229-00000069-jij-soci

29日午後2時ごろ、関西電力高浜原発4号機(福井県高浜町)で、
発電と送電の作業中に発電機が止まるトラブルがあり、原子炉が緊急停止した
関電によると、これまでのところ外部への影響はない。
関電が原因を調べている。
4号機は26日に再稼働し、29日から発送電を開始する予定だった
関電などによると、午後2時ごろに内部故障の警報が鳴り、発電機が自動停止。
さらに、タービン、原子炉も自動停止した
という。

******* ******* ******* ******* ******* 

速報です。
高浜原発4号機の原子炉が、本日(29日)午後2時1分に、緊急停止しました。
発電機の故障を示す警報が出たため、とされています。
発電機が自動停止し、続いて原子炉も自動停止したようです。
関電は、「このトラブルによる環境への影響はない」と報告していますが、詳細は不明です。

そもそも、長きにわたって止まっていた原子炉の再起動は、それだけで危険性があります
高浜4号機の場合、21日に起動試験を行い、26日に再稼働を行うスケジュールでしたが、
20日午後3時42分ごろに、設備の一部に水を通したところ、警報が鳴ったため調べてみたら、一次冷却水が約34リットル漏れていることが明らかになりました。
このため関電は、21日の起動試験を延期し、原因調査を開始しましたが、21日には原因を特定できませんでした

22日になって、1次冷却水から「不純物」を取り除く設備に取りつけられた、弁のボルトが緩んでいたことが原因、と発表しました。
関電は、問題のボルトの加締めを行い、3号機と4号機の同様のボルトについても、点検を行ったむね発表しましたが、
ここまでで行程が2日ほどずれていたにも関わらず、26日の再稼働強行を表明
事実上、起動試験から再稼働までの期間を、当の予定より早めて再稼働を強行してしまいました。

ボルトの緩みについても、加締めを忘れたのか、自然に緩んだのかなどが判明しておらず、まだまだ解明すべきことがある中での再稼働強行でしたが、
今日になってさらに、原子炉の緊急停止という、重大事態が発生しました。
まだ事態の詳細が明らかになっていませんが、事前の冷却水漏れの発生をも鑑みて、ただちに4号機の稼働をやめるべきです。

そもそも昨年、日本中の多くの原発内の電気ケーブルにおいて、防火対策上、非常系とそうでないものを分けて配線すべきなのに、適切な処置がなされていないことが発覚しました。
しかも、これは1975年に決められた基準への違反であり、新規制基準どころか、旧規制基準をも通らない不正でした。
なんと、40年間まかり通っていた不正でした。
このため原子力規制庁は、日本中の全原発の再点検を電力会社に要望しましたが、
なんと、新規制基準に合格した川内原発と高浜原発だけは、この点検から除外し、そのまま再稼働を強行させてしまったため、
この点も重大な懸念事項となっています。

さらに、24日には東京電力が、福島原発事故の3日後の14日には、メルトダウンを把握していながら公表しなかった、という大犯罪も明らかになりました。
これは、社内マニュアルに書かれていた「5%損傷で燃料溶融(=メルトダウン)とみなす」という記述を、全社員がその後5年間にわたって忘れていた事態として、東電は釈明会見を行いましたが、とんでもない大嘘です。
当時1号機の核燃料の55%が損傷し、2号機で30~35%が損傷していることを、東電は把握していたのです。
社内マニュアルに、5%損傷でメルトダウンとみなすとなっていたものが55%も損傷していて、燃料溶融が分からなかったはずがない

いや、仮に本当に分からなかったのだとしたら、抜本的に東電の運転資格が問われます
いや、東電だけでなく、いざという時にまともな判断を行えない東電に、運転を任せてきた国の責任問題も重大であり、
当然にも、現在の再稼働の許認可資格も問われます
再稼働に向けてトラブルが重なっている上に、この重大犯罪の発覚も合わせて考えるならば、
4号機の運転はこのままやめるべきであり、さらに現在稼働中の川内原発1号機、2号機、高浜原発3号機も、即時運転を停止すべきです。
危険な全原発の稼働即時停止を訴えていきましょう

******* ******* ******* ******* *******

すでにお知らせしたように、昨日29日午後2時1分に、高浜原発4号機が緊急停止しました。
その後の報道によると、発電機と送電線をつないで送電を開始する操作を始めたところ、アラームが鳴って発電機がストップ、原子炉も緊急停止したようです。
関西電力は今のところ、発電した電気の電圧をあげる「主変圧器」を保護する検出器が、異常な電流を検知したためと発表しています。

以下の福井新聞の配信には、関電提供の現場の動画が示されています。
これを見ると、送電を開始するスイッチを入れた途端に、アラームが鳴りだしたことが分かります。
現場の騒然とした様子が分かりますのでご覧下さい。

高浜原発4号機の原子炉自動停止 変圧器と発電機の故障示す警報 
【福井新聞】2016年2月29日 href="http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/movieheadline/90432.html"target="_blank">http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/movieheadline/90432.html

今宵はぎりぎりまで粘りましたが、これ以上の情報を得ることができませんでした。
この事故に関する関電からのプレスリリース内容を貼り付けておきます。

高浜発電所4号機の原子炉自動停止について
【関西電力株式会社】2016年2月29日
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2016/0229_1j.html

高浜発電所4号機(加圧水型軽水炉:定格出力87.0万kW)は、本日14時01分、並列操作を実施したところ、発電機がトリップし、「主変発電機内部故障」および「PT※故障」の警報が発信し、タービンおよび原子炉が自動停止しました。
現在、原因については、調査中です。
なお、環境への放射能の影響はありません。
また、高浜4号機のタービン、発電機、原子炉の自動停止状態は良好です。
※PT:計器用変圧器

***

高浜発電所4号機の原子炉自動停止について(第2報)

高浜発電所4号機(加圧水型軽水炉:定格出力87.0万kW)は、本日14時01分26秒、並列操作を実施したところ、14時01分26秒、発電機が自動停止し、「主変・発電機内部故障」および「PT※故障」の警報が発信し、14時01分27秒タービンお

よび原子炉が自動停止しました。
現在、原因については、調査中です。

また、高浜4号機のタービン、発電機、原子炉の自動停止状態は良好です。
※PT:計器用変圧器

その後、発電機が自動停止した際、「主変・発電機内部故障」の警報が発信していたため、現地のリレー盤にて、当該警報の発信要素の動作リレーを確認したところ、主変圧器の故障を示す検出回路が動作していることを確認しました。
その結果、発電機自動停止回路が作動したことから、発電機が自動停止に至ったと考えられます。
PT故障」発信の原因については、現在調査中ですが、「PT故障」の警報は発電機自動停止に伴い発信する警報でもあります。

また、高浜発電所4号機の排気筒モニタと高浜発電所の周辺モニタの指示値に有意な指示変動はなく、環境への放射能の影響はありません。
原子炉停止後の運転パラメータは安定しています。

******* ******* ******* ******* *******

関西電力は、3月2日午前、2月29日に原因不明のトラブルによって原子炉が緊急停止した高浜原発4号機を、冷温停止状態に移行させたことを発表しました。
トラブル続きのこの危険な原子炉の再稼働計画を、このまま捨て去り、稼働を止めるべきです。

この間の、高浜原発4号機の再稼働から緊急停止にいたる流れと問題点、新たに発覚した事項を、ここでまとめておきましょう。
2月26日に再稼働を目指していた高浜4号機は、2月20日、起動試験の前日に、原因不明の一次冷却水漏れを起こしました
場所は、一次冷却水をろ過して不純物を除く装置付近
量は34リットルでした。
その後の調査で、この装置に取り付けれた弁の取り付けねじが緩んでいたことが分かりました。

関電は、なぜねじが緩んだのかの調査を十分に行わないままに加締めを行い、3、4号機の同様の弁のねじを点検しただけで、再度、稼働に向かいました
ここまでで2日間が消費され、起動試験が遅れたにも関わらず、26日の着工をスケジュール通り強行することを表明
事実上、起動試験から再稼働までを短縮してしまいました。
そして、26日に原子炉を再稼働させ、3日後の29日に、出力10%の段階で発電機を送電線につなぐ操作をしたところ、
スイッチを入れたとたんに異常を告げる警報が鳴りだし、発電機と原子炉が緊急停止してしまいました。

関電は、タービン建屋の外にあり、発電した電気の電圧をあげて送電線に送る主変圧器付近でトラブル発生、と判断。
その後の調査で、変圧器から送電設備への異常な電流を検知する機器が作動していたことが判明したとして、引き続き、この機器を中心に、原因解明が行われています。
この機器は、ある値を超えた電流が流れた場合に作動するよう設定されており、異常な電流の発生の有無や、機器の設定などに問題がなかったかなどをさらに調べるとのことです。

しかし、いずれにせよ、調査結果を原子力規制庁に送り、その判断を仰がなければならないこともあって、
すぐに原子炉を再起動させることは無理だと判断し、2日午前中に、原子炉を一時、冷却水を100度以下に保つ冷温停止状態への移行措置がされました。
このため関電は、再稼働まで一定日数(具体的には不明)がかかると表明しています。

私たちがみておくべきなのは、高浜4号機は4年7カ月も停まっていたために、不具合が多くなっており
徹底した点検を行ったつもりでも、ボルトの緩みに顕著なように、さまざまな箇所の点検が抜けてしまっているということです。
そのために、トラブルの続発に見舞われているのです。
このため、今見つかっている不具合が直されたとしても、まだまだ次に何らかのトラブルが起こり、事故が発生する可能性があります
しかも、恐ろしいのは、出力が高まった事態でトラブルが発生し、重大事故に発展することです。
その場合、原子炉内の放射能量も格段に増えているので、その点でも危険性が大きくなります
今回は、そのかなり前の段階でのトラブルだったために、ある意味では救われているわけですから、
この段階で、長く停まっていた原発の再稼働の難しさを認識し、危険極まりない原発再稼働から撤退すべきです。

これは、すでに動いている川内原発1、2号機、高浜原発3号機についても言えることです。
それぞれ長く停まってからの再稼働であるため、今後、どのようなトラブルが発生するかも分かりません
ここで注目していただきたいのは、昨年8月に僕が書いた記事です。
川内原発1号機の再稼働がなされた直後に、蒸気化した二次冷却水を冷やして水に戻す「復水器」に、ピンホールなどが生じていて、海水が混入するトラブルが発生したことを受けたものです。
これまた配管の十分な点検がなされずに、起こったことでした。
といっても、そもそも、すべての配管を調べること自体が技術的に難しいのですが。
ともあれ、以下の記事をご覧下さい。


4年以上停めて再稼働したのは世界で14例。その全てで稼働後にトラブルが起こっている!
【明日に向けて(1128)】2015年8月23日
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/474f1254a9054ea9bbfa3757feb15566

僕がここで取り上げたのは、ブルームバーグに掲載された、「長期停止原発が複数再稼働へ、世界的な未知圏-川内原発先陣」と題した記事です。
ここでは、長期にわたって停まっていた原発の再稼働の危険性が、次のように指摘されていました。
以下に、もっとも重要な点だけ引用しておきます。

・国際原子力機関や米国、カナダの規制当局のデータによると、最低でも4年間停止した原発の運転が再開されたケースは、世界で14基
そのすべてが、運転再開後にトラブルに見舞われている。」
・原子力技術コンサルティング会社、ラージ&アソシエイトのジョン・ラージ社長は、
日本は、「国中の原子炉がすべて4年間停止した状態」にあり、原子力規制委員会は想定外の事態に備えなければならない」と指摘。
 規制委がいま直面している状況は、
他のどの国にも存在しないまったく固有の事態」だと話した。

******* ******* ******* ******* *******

そうなのです。
日本の国内の原発は、そのほとんどが4年以上停まっており、原子力規制庁は、これまでどの国も遭遇しなかった、困難な課題の前に立っているのです。
そして早速、新規制基準を通った原発が、再稼働前にトラブルを起こし、さらに出力10%の段階でトラブルを重ねてしまったのですから、これは、規制庁の監督責任そのものが問われる事態なのです。
単なる原発の稼働ではなく、長く停めていることで危険性が増大している原発の再稼働を、規制庁が審査し、責任を負い、その上でトラブルの発生を見抜けなかったのだという点を、もっとクローズアップする必要があります。

もちろん、新品の原発とて大きな危険性があります。
だから僕は、どのような原発にも反対です。
また、これまで繰り返してきたように、規制庁の新規制基準は、重大事故を前提としたものであって、その点でもまったく認められません。
そのくせ、重大事故の発生の可能性を説きながら、周辺の避難計画もきちんと整備されておらず、その点からも認められるものではありません。
しかし、今回起こっている事態は、それらの危険性に上乗せする形で、4年以上も停まっていた原発、
今回で言えば、4年7カ月も停まっていた原発の危険性が、私たちに迫っているということなのです。

これは今後、再稼働が検討されているすべての原発について言えることです。
いや、時間が経てば経つだけ危険性が増すのですから、日々刻々と、日本中の原発が動かすべきではない度合い、危険性を強めていることを知らなくてはなりません
2度の連続トラブルの発生で、規制庁の新規制基準のもとでの審査に、大きな欠落があることがはっきりしたのですから、
ここで大事故に至る前に、すべての原発の稼働に、もう本当に終止符を打つべきなのです。
いや、それに加えて、東電のメルトダウン隠蔽という大犯罪までもが明らかになっているのですから、
もはやどのような観点からも、原子力行政は存続を許されてはならないのです。

高浜4号機にとどまらず、すべての原発を即時停止し、廃炉に向かうべきことを、さらに声を大きくして訴えていきましょう。


高浜原発4号機緊急停止事故・抗議署名がまわってきました。
ぜひご協力下さい。
僕がこの署名を読んで、「これはいい」と共感したのは、関電だけでなく、原子力規制委員会を抗議対象としていることです。
実に迅速、かつ的確で、とてもありがたい署名です。
まさにその通り。
これは、高浜原発の再稼働を認可した、規制委員会の責任問題でもあるのです。

ちなみに、関西電力は、4号機の再起動が、早くて今月中旬になるとしていますが、
原因究明も終わっていないのに、なぜ再起動の目途について語れるのでしょうか
こうした再稼働ありきの姿勢こそが、トラブルの要因の一つではないでしょうか。

また、規制委員会の田中俊一委員長は、2日の記者会見で、まるで他人ごとのようにこう述べています
電力会社には、トラブルのないように再稼働を進めることが、社会の信頼につながると言ってきたが、
信頼を裏切るようなことが起き、うまくいっていないことについて、極めて遺憾に思う。
詳しい中身が分からないので、今後報告を受けて、対応を判断したい


田中委員長はいつもそうですが、電力会社に上から目線で苦言を呈すだけで、自分たちを捉え返すことが全くない
しかし、社会に対する信頼を裏切ったのは、規制委員会でもあるのです。
なぜ一言、
「高浜原発4号機の審査が不十分で、トラブル発生を防げずに申し訳ない」と、謝ることをしないのでしょうか。
それでなんの「規制委員会」なのか。
規制に通ったものに責任を負うのが規制当局の当然の務めではないでしょうか。
(なお、これら発言などのニュースソースを、下記に示しておきます)

高浜原発4号機 再起動は早くて今月中旬に
【NHK】2016年3月2日 
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160302/k10010428891000.html

このような、あまりに無責任な方たちに、危険極まりない原発の運転権限や、稼働の許認可権を与えておくことは、到底できません。
私たちの抗議の意思を、たくさんの署名で示しましょう。
20日に起こった冷却水漏れの時にも、緊急での署名をお願いしましたが、今回もぜひお願いします。
なお、締め切りは、3月8日24時です。
まだ余裕があります。
拡散にもご協力下さい!

以下、署名の呼びかけを貼り付けます。

*****

みなさまへ<拡散希望>

■高浜原発4号機緊急停止事故・抗議署名のお願い
http://kiseikanshi.main.jp/2016/03/01/kinkyuteishi/

署名フォームは以下です!
https://fs224.formasp.jp/f389/form1/
締切は 3月8日(火)24時 です

高浜原発4号機が緊急停止しました。
4号機は20日にも、一次冷却水が漏えいする事故を起こしたばかりでした。
今回の事故は、この漏えいの原因究明も放棄し、再稼働を最優先して突き進む関電と、原子力規制委員会の姿勢によってもたらされました
次には、取り返しのつかない大事故の危険さえあります

冷却水漏れに際しては、56時間で、4400筆あまりの署名をいただきました。
今回の緊急停止を受けて、改めて高浜原発3・4号機の再稼働断念を迫る、抗議署名を行うこととしました。
前回ご署名いただいた方は、再度になりますがよろしくお願いいたします。
もちろん、今回はじめての方も歓迎です。
まわりへの拡散も、よろしくお願いいたします。

*******************************

[高浜原発4号機 原子炉緊急停止事故 抗議署名]

高浜原発4号機の原子炉自動停止事故に抗議する
再稼働最優先の関電と規制委員会の姿勢が引き起こした原子炉停止事故
再稼働最優先ではなく、事故原因を徹底究明し、住民に説明せよ!
高浜3号も運転を停止せよ!


原子力規制委員会委員長 田中俊一様
関西電力社長 八木 誠様
2016年3月1日

2月29日、高浜原発4号機が緊急自動停止した。発電と送電の操作を開始したとたんに警報がなり、発電機が自動停止した直後にタービンと原子炉も自動停止したと報道されている。
高浜4号機は、2月26日の原子炉起動直前の20日にも、一次冷却水が漏えいする事故を起こしたばかりだった。
この漏えいの原因究明も放棄し、再稼働を最優先して突き進む関電と原子力規制委員会の姿勢によって、今回の事故はもたらされた
私たちはこれに強く抗議する。

2月20日の一次冷却水漏えいについて、関電は、2008年からの「ボルトゆるみ」が原因だと発表した。
しかし、原子力規制庁は、ボルトは規定値で締められており、ゆるみはなかったと表明している(2月25日の私たち市民との交渉。その後26日の福島みずほ議員事務所への文書回答)。
両者の言い分は異なったままだ。
さらに、もう一つの漏えい原因である、圧力の一時的な上昇についてもなんら解明されていない

このような姿勢で再稼働を最優先させれば、次には取り返しのつかない大事故の危険さえある。
これ以上、若狭の住民、京都北部の住民、関西一円の住民の命をもてあそぶなど許されない。
高浜原発3号機も即刻運転を停止すべきだ。

要請事項
1.高浜原発4号機の原子炉緊急停止と一次冷却水漏えいの原因を徹底究明し、福井と関西の住民に説明すること。
2.高浜原発3号機も運転を即時に停止すること。
3.住民の安全を守るためには脱原発しかない。高浜3・4号の再稼働を断念すること。


締切り
2016年3月8日24時

呼びかけ
グリーン・アクション/原発なしで暮らしたい丹波の会/アジェンダ・プロジェクト/脱原発はりまアクション/避難計画を案ずる関西連絡会/美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会/FoE Japan/グリーンピース・ジャパン/原子力規制を監視する市民の会

連絡先
グリーン・アクション
京都市左京区田中関田町22-75-103
TEL:075-701-7223 FAX:075-702-1952
原子力規制を監視する市民の会
東京都新宿区下宮比町3-12-302
TEL:03-5225-7213 FAX:03-5225-7214


******* ******* ******* ******* *******

次の記事に続きます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。