ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

記者は黙るな!報道しろ!『安倍首相、「桜を見る会」に地元後援会を大量招待し、ケタ外れの大盤振る舞い?!』

2019年11月11日 | 日本とわたし
消費税が10%に上げられ、倒産や廃業がじわじわと増えています。
みなさんの台所事情はいかがでしょうか?
アメリカには消費税がありません。
似たものに小売売上税(Sales Tax)という税金があります。
州や市によって税率が異なります。
なぜアメリカには消費税が無いのでしょうか?
消費税というのは、製造された物が消費者のもとに届くまでのすべての段階(「卸売業者」「小売業者」「消費者」)に税金が課せられるというものです。
それに対して、日本の消費税に最も近いアメリカでの小売売上税では、「消費者」のみに税金が課せられます。
だから、力の弱い事業所や中小零細企業が、次々に倒れていく、というような現象は起こりにくいのです。
そして、消費者のみに課せられる小売売上税は、生活必需品にはかけられません。
州によっては税率ゼロのところもあります。(うらやましい…)

税金は納めなければなりませんが、だからこそ、その税金がどのように使われているか、そのことをしっかりと知ることは納税者の権利です。

安倍政権、安倍一味による税金の私物化が、いよいよ露骨に、歯止めが効かない状態になってきました。
共産党ならではの緻密な取材により、田村議員が国会で暴いてくれたこの「桜を見る会」疑獄は、安倍政権にとって致命傷になるものだと思います。
もしこれが致命傷にならないのなら、日本はもう壊れていると言えると思います。

上西充子氏が字幕を入れてくださったこの動画、30分ありますが、ぜひともみなさんに観ていただきたい国会質疑応答なので、時間を作って観てください。

【字幕】大反響の田村智子質問!国費で後援会関係者を招待? 安倍晋三首相主催「#桜を見る会」問題 国会パブリックビューイング

以下、字幕から田村智子議員の質問部分のみ書き起こしました(話し言葉的なものは省略しています)。

田村智子(日本共産党)議員:
日本共産党の田村智子です。
安倍内閣のモラルハザードが問われていますが、私は、総理自身の問題を質問いたします。
毎年4月、総理大臣主催の「桜を見る会」が、新宿御苑で行われていますが、安倍総理の下で参加者数、支出額が、年々増えています。



2013年以前は資料がないということですので、2014年を見ると、参加者1万3700人、支出額3005万円、予算の1.7倍です。
ここから伸び続けて、今年は参加者1万8200人、支出額5520万円、予算の3倍を超えました。
驚くのは、来年度の要求額ですね。
先の国会で、予算とかけ離れていると批判されたからなのか、今年度の支出額を超えて、5730万円を要求しているわけなんです。
 
総理、なぜこんなに参加者と支出額を増やしてきたんですか。

(ここで田村議員は総理に質問しているのですが、大塚内閣府大臣官房長が答弁に立ちました。
この答弁は、のちに安倍首相、そして萩生田文部科学大臣が、オウムのように同じ内容を口にするので記しておきます)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
大塚幸寛(内閣府大臣官房長):
あの、お答えをいたします。
まず要求額でございますが、あの、この桜を見る会の概算要求に当たりましては、例えばテロ対策の強化や混雑緩和のための措置などの、近年に講じた改善点を反映させるなどいたしまして、まあ、実態に合わせた積算をさせていただきました。
その結果として、今、ただいまご紹介ございました来年度要求は、5,728万8千円を要求をさせていただいているところでございます。
それからあの、招待者等が増えている理由でございますが、こちらにつきましては、桜を見る会には、例えば外交団、国会議員、都道府県知事、議長をはじめ、各界において功績・功労のあった方々を、これは各省庁からの意見等を踏まえ、幅広く招待をしております。
そしてその上で、内閣官房および内閣府において、最終的に取りまとめているところでございますが、そうした結果といたしまして、こうした招待者、参加者が増えているということでございます。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
田村議員:
まあ、総理主催ですからね、総理に答えていただきたいんですね。
次の資料でね、じゃあ今、テロ対策等と言いましたけど、支出内訳見てくださいよ。
一番経費がかかっているのは、飲食物提供ですね。


で、案内状も、実は2.5倍に増えてるんですよ。
案内状というのは、封筒の裏面は総理のお名前です。
表面に招待者の名前を記して、必ず一人一人に送付をいたします。
招待者が本当に増えたってことがわかるわけですよ。
招待者が増えれば参加者も増える、混雑緩和のために会場設営費もどんどん増えると、こういうことですね。

もう一つ見たいんです。


「桜を見る会」の開催要領、これ、あの、毎年閣議に配布がされているということなんですけれども、この中の招待範囲、今、色々言いましたね。
確かに、皇族とか各国大使、また議会関係や、あの、地方議会関係、行政関係、このあたりはですね、年々増えるってありえないんですよ。
 
内閣府に聞きましたら、推定だが、まぁ2000人くらいでほぼ固定的だって言うんですね。
そうすると、一番下ですね、「その他、各界の代表者等」、これが増えたってことだと思うんですが。
じゃあこれ、内閣府でいいですよ。
その「等」を含めて、これはどういう方々で、一体どうやって招待する人を決めるんですか。

各省庁から推薦をいただいて、功労・功績が認められる方ってことなんですね、「等」を含めて。
 
で、開催要領にはね、その計、約1万人なんですよ、招待範囲。
当然、各府省はこれを念頭に入れて、功労・功績のある方を推薦しているはずで、
事実、安倍総理より前は、だいたい 1万人前後なんですよ。
なぜ1.8万人にもなるのかってことです。
 
「桜を見る会」に参加したみなさんは、インターネットでその模様をたくさん発信していただいているので、見てみました。
 
稲田朋美「日々の活動報告」、平成26年4月12日。
「桜を見る会」、地元福井の後援会の、地元福井の後援会のみなさまも多数お越しくださり、大変思い出深い会になりました。
これ、当時、規制改革担当大臣。
 
「世耕弘成後援会ニュース」、2016年新年号。
「桜を見る会」にて、地元女性支援グループのみなさんと、と。
こういう写真が載っています。
当時、官房副長。
 
2016年に初入閣された松本純衆院議員の「国会奮戦記」。
なかなか興味深いものがありました。
2013年4月20日。
内閣総理大臣主催、「桜を見る会」。
役職ごとに案内状が割り当てられます。
今回は限られた少数の案内しか入手できず、残念ながら後援会の皆様にご案内することができず、やむなくわが陣営は不参加
その後、2015年4月18日。
選挙のウグイス嬢の皆様をはじめ、後援会の皆様と参加いたしました。
 
もう一人ご紹介します。
「はぎうだ光一の永田町見聞録」、2014年4月18日。

総理主催の「桜を見る会」が催され、今年は平素ご面倒をかけている常任幹事会の皆様を「お招き」しました。
夫婦でね 、はい。
萩生田大臣、当時は自民党総裁特別補佐ですけれども、「常任幹事会の皆様」というのはどういう方で、どの府省が推薦してくださったんでしょうね。

この質問に対する萩生田文科相の答弁が答えになっておらず、ここで速記が止められました。
 
田村議員:
常任幹事会って何ですか?
常任幹事会って、何の団体の常任幹事なんですか?
後援会なんですよ。
総理ね、つまり、自民党の閣僚や議員のみなさんは、後援会支援者の招待枠、自民党の中で割り振ってるってことじゃないんですか。
これ、総理じゃなきゃ答えられない。
総理、お答えください。
総理でなきゃ答えられない。
総理でなきゃ答えられないでしょ。

いや、もうちょっと安倍総理のことでお聞きしますよ。
友田たもつ、下関市選出の山口県議会議員のブログ。
2014年5月1日号。
4月12日、安倍首相が主催する「桜を見る会」に行ってまいりました。
今回は私の後援会女性部の 7名の会員の方と同行しました。
早朝7時30分にホテルを出発し、「貸し切りバス」で新宿御苑に向かい、到着するとすぐに安倍首相夫妻との写真撮影会
安倍首相には長く政権を続けてもらい、今後もずっと、桜を見る会に下関のみなさんを招いていただきたい、とあるのですね。
ホテルから貸し切りバスで移動する、と。
 
総理ご自身も、地元後援会のみなさんを、多数招待されてるんじゃないですか。

これね、じゃあちゃんと調べてくださいよ。
例えば、友田県議後援会の女性部、どういう功労・功績が認められたのかと。
で、どの府省が、府省っていうのは内閣府とその他いろいろな省ってことです。
どの府省の推薦で招待されたのか、ちゃんと調べてくださいよ総理。
いやあの、本当に検証ができない状態なんですよね。
 
私もね、友田県議とか下関の後援会の人が、なんで招待されるんだろうかと。
だって、内閣府が発送しているので。
で、わが党のしんぶん赤旗、現地取材をしました。

下関市の後援会員の男性は、今年の「桜を見る会」について、こうお話ししてるんです。
 
2月ごろ、下関市の安倍事務所から、「桜を見る会」に行きませんかと案内がきた
名前や住所などの必要事項を紙に書いて、安倍事務所に送り返すと、内閣府から桜を見る会の招待状が届いた。
安倍政権になってから毎年参加している
下関からは毎年数百人が上京すると。
 
案内状というのは、発送は内閣府が一括して行い、必ず招待者一人ひとりに当てて送付をする。
これ以外の発送ルートは、ありません。
総理、安倍事務所が取りまとめをしなければ、下関市の後援会員の名前や住所がどうしてわかるんでしょうか。
 これ、もし内閣府が独自に知っていたってことになると、さらに大問題だと思うんですけれども、総理いかがですか。

あのね、そんなことを聞いてんじゃないんですよ。
その下関市の後援会の人たちの名前を、じゃ内閣府、もうお答えいただくって言うんだったらね、どうやって確認したんですか。
どうしてわかったんですか。
各府省のとりまとめなんでしょ。
どの府省が下関の、あの安倍さん関係の後援会の人の名前と住所を、押さえることができるってことなんですか。

これね、私たちはね、総理、お答えくださいよ。
「安倍事務所」に申し込んだら、内閣府から招待状が来たという証言を、複数の方から得ているんですよ。
得ているんですよ。
それ以外に、発送する術はないんですよ。
そうじゃないって言うんだったら、これ、ちゃんと安倍事務所に確認してくださいよ。
地元事務所に総理。

これね、開催要領の逸脱が疑われてるんですよ。
各界を代表する、功労・功績のあった方を、府省が取りまとめて招待するんですよ。
これ以外ないんですよ。
 
じゃ、萩生田さんの後援会の常任幹事。
萩生田さん、これ、何の功労・功績があったと思われます?

これね、今、後ろからもありました。
税金を使った公的行事なんですよ。
誰でも参加できるわけじゃないんですよ。
だから、招待範囲も人数も、開催要領を閣議に配って、それで府省からの推薦で、功労・功績が 認められる方を招待するんですよ。
そしたらね、当然、それぞれの方に、どのような功労・功績があるのか、これ、説明できなきゃおかしいですよ。
それが、桜を見る会なんじゃないんですか、総理。
総理、お答えくださいよ。
そういうものでしょ。
公的行事で、あなた(答弁しようと手を挙げる大塚大臣官房長に)、もういい、もういい、もういい、手、あげないで。

全く答えになっていない答弁を繰り返す安倍総理と大塚大臣官房長。
ここで速記がまた止められます。

田村議員:
そしたらね委員長、私の質問、全然、お答えいただいてませんので、先ほどの萩生田幹事長の常任幹事会、後援会、常任幹事会、これ、どの府省からなのか。
下関の安倍事務所、これ、安倍事務所に、どっかの府省が連絡とったのか、こういうことをぜひお調べいだだいて、ちゃんと委員会にご報告いただきたいというふうに思うんですね。;はい、お願いします。

もうちょっと、ブログ、見てみたいんですよ。
 
藤井律子、山口県周南市長のブログ。
2018年5月4日。
当時、山口の県議なんですけどね。
「桜を見る会」に行ってきました。
片山さつき先生とも久しぶりの再会を果たしました。
「今日は山口県からたくさんの人が来てくださっているわね。10メートル歩いたら 山口県の人に出会うわよ」と、いつものように元気よくお声をかけていただきました。
 
まあ、こういうのはもう、いっぱいあるんです。
インターネットで検索すると。
 
結局私は、税金を使った公的行事っていう自覚もなく、安倍総理が、地元からの招待者をどんどん増やしたんじゃないかと。
さらには、地元後援会の恒例行事にしてきたんじゃないかっていうことも指摘したいんです。

先ほどの友田県議のブログです。
桜を見る会の記述は、前日の行動から始まります。
 
前日の早朝に飛行機で上京。
夜には、ANAのインターコンチネンタルホテルの大広間において、下関市、長門市、そして山口県内外からの招待客約400人による、安倍首相夫婦を囲んだ盛大なパーティー
次の日、早朝7時30分にホテルを出発し、貸し切りバスで新宿御苑と、続いていくんですね。
 
もう一つ、吉田真次、下関市議会議員
今年の「桜を見る会」について、ブログで発信しています。
やはり、前日12日に飛行機で東京へ
夜は「桜を見る会」の前夜祭
安倍総理夫妻と写真をとっていただきました
で、前夜祭の宴会会場の写真。
続けて、翌日の新宿御苑の写真なんですね。
 
総理ね、もうこれね、総理しか答えられないです。
「桜を見る会」は、「安倍晋三後援会桜を見る会前夜祭」とセットで、
総理が、後援会や支援者、山口県の関係者のご苦労を慰労し、親睦を深める、そういう行事になってんじゃないですか

前夜祭と一体でしょ。
で、もう少し示しますよ。
首相動静。
この3年間、「桜を見る会」の前日、ホテルニューオータニの宴会場で安倍晋三後援会、桜を見る会前夜祭に出席と。
3年間ずっとあるんですよ、総理。
それ以前も、ホテルや名称は異なりますが、必ず前日夜は後援会の方々と懇親会、宴会に、ご夫婦でご出席されてるんですよ、総理は。
よくご存じでしょうご自身が。
今年の前夜祭の参加者は約850人
翌朝、貸切バス17台で新宿御苑に移動

これはね、防府市ライオンズクラブの会報に寄せられた寄稿。
寄せられた文章からわかりました。
また、私たちの取材でも、複数の参加者から貸切バス17台だと。
で、自分は何番目に乗るんだということがね、全部確認できたわけですよ。
 
まさに安倍総理の後援会の一大行事になってるんじゃないかと。
違いますか、セットでしょ。
総理も、総理にとっても、「桜を見る会前夜祭」と翌日の「桜を見る会」がセットになって、山口県のみなさんと親しく懇親をする、そういう場になってんじゃないですか。

セットなんですよ。
じゃあね、「桜を見る会」当日の首相動静、これも指摘します。
 
今年は午前7時48分、総理は夫妻で新宿御苑に到着
そして7時49分、昭恵夫人とともに、地元の後援会関係者らと写真撮影とあります。
さかのぼれば毎年、午前8時前に、地元後援会関係者らと写真撮影されているんですね。
「桜を見る会」の開門及び受付時間は、午前8時30分です。
開門もしていないのに、会場で地元後援会のみなさんと記念撮影を毎年されておられる
これ、まさに、後援会活動そのものじゃないですか。

だから、なんで開門前に、山口の後援会のみなさんと、あなた、写真を撮ってるんですかってことなんですよ、答えてくださいよ。

しんぶん赤旗の取材でね、下関市の後援会の男性。
到着すると安倍事務所の秘書らがバスの座席を回って、入場のための受付票を回収する。
その秘書が受付を済ませ、参加者用のリボンを配る。
まとめてのチェックインで、手荷物検査はなかった。
 
何がテロ対策を強めたですか。
これ、調べてください。
調べてください、総理。

開門前に、手荷物検査もしないで大量に入ったら、それこそセキュリティ上の問題じゃないですか。
桜を見る会は参加費、無料なんですよ。
会場内でも無料で、樽酒その他のアルコール、オードブルやお菓子、お土産を振る舞うんですよ。
これを政治家が自分のお金でやったら、明らかに公職選挙法違反
そういうことをあなたは、公的行事で、税金を利用して行なっているんですよ。
これだけの重大問題だと、まさにモラルハザードは安倍総理が起こしていると、このことを指摘して質問を終わります。

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