ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

初めての通院

2014年10月22日 | 家族とわたし
海くんの軟便+血というのが、3日も続いてる上に、昨夜遅くにたくさん吐いて、いよいよ心配になりました。
ショーティがお世話になっていた動物病院に予約を取り、大荒れの空の下、初診察を受けに行ってきました。
わたしたちが引き取る前に世話をしてくれていたボランティアのトレーシーが、彼らは車酔いが激しく、道中でたくさん吐いた、と言っていたので心配でしたが、
隣町の、車でほんの10分程度の所にある病院なので、無事に着く事ができました。
海くんはまだ、鳴き声を出したことがありません。
キュルキュルという、喉を鳴らす小さな音が聞こえるだけで、だから診察中もずっと静かでした。

これが空ちゃんだったら、えらい騒ぎになっていたと思います。
空ちゃんは、か細いけれども(ショーティとは大違い)、ロングトーンで歌うように鳴きます。
そして鳴くのはいつも、餌の用意をしている間だけなのですが、お皿を床に置くまでずうっと鳴いているので、かなりうるさい…。


海くんは、触診、聴診ともに、すこぶる健康で、とりあえず1週間の投薬をして様子を観ようということになりました。
そして、まだ終えていない予防接種と去勢の手術はやはり、シェルターが指定するマンハッタンの病院まで行くのはやめて、地元の病院でやってもらうことにしました。
それらの費用全部込みで250ドル、という金額は、もちろんものすごく安くて、だからとっても捨て難いのですが、
やはり、うちからその病院までの道中の、彼らにかける負担を考えると、どうも気がすすみません。
覚悟を決めて、いつもお世話になっている先生にお願いすることにしました。

ショーティが赤ちゃんだった時は、うちはすごく貧乏で、ただただ餌をあげ、トイレの砂を換えるだけでした。
避妊手術も、費用が安けりゃいいと、ろくにきちんと調べもせずに(インターネットが無い時代でした)連れて行き、
結局、手術と麻酔がきちんと施されなかったのが原因で、3日間、生きるか死ぬかの状態が続いてしまいました。
食べ物だって、安いものの中でショーティが好んで食べるものを、しかも彼女はカリカリしか食べなかったので、
いわゆる、必ず病気になるであろうという餌を、亡くなる1年ほど前ぐらいまで、与え続けてしまっていたのでした。

ショーティが身を以て教えてくれたことを、ちゃんと学んでいることを、わたしたちは彼女に見せなければなりません。


いつもの~んびりゆったりしている空ちゃんは、写真がとても撮りやすいのです。


海くんにちょっかい出されて、ちょいと戦闘態勢になっている時でさえ、やっぱり楽々。


二匹は一日中、取っ組み合ったり舐め合ったり、そうかと思うと丸まって眠ったり、


やっぱり二匹いっしょに、でよかったと、彼らを見ているとしみじみ思います。



海くん、はやく良くなろうね。

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11 コメント

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Unknown (Unknown)
2014-10-23 09:23:37
海くんは食べ過ぎたかな。お腹が弱い仔なのかな。
寒くなってきたし心配ですね。
元気だということですが、お腹の調子が早く良くなりますように。
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Unknown (tumugi)
2014-10-23 09:26:33
ごめんね。さっき、名前を入れるの忘れてました。
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Unknown (かまどがま)
2014-10-23 10:37:26
海君、問題無いのに血便と吐き気、で一つ気になるのがもしかするとキャットフードに含まれている物のアレルギーがある可能性を考えました。
我が家の犬が胃腸にトラブルが無いのにドックフードをいつもと違うものにすると粘液便に血が混じり、食べた物を戻すようになりました。原因がなかなかわからず、以前食べて大丈夫だったフードと反応がでるフードの違いは
牛肉が主原料→鶏肉が主原料、小麦が入っている→米が入っているの違いでした。その他の色々は殆ど同じ。
フード会社に問い合わせたところ、犬の場合、鶏と米にアレルギー反応を起こすことがごくたまにあるそうです。鶏肉と米がダメな犬というのも不思議ですが、お腹の具合が悪いのでフードを止めておかゆを少し与えた時に劇的に悪化したので、米はあきらかにアレルギーがあるようです。
これらを止めると次の日から落ち着きました。
我が家は10才以上の老犬ですが、1歳未満のおちびさんと歳をとった場合にこのようなアレルギーが起こる事があると獣医さんのお話しでした。
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Unknown (たー)
2014-10-24 23:06:26
海君は食欲はあるけど、限度がわからずお腹がついていけないのかも、早く回復してくれるといいですね。私も原発や日本のことに全くの無知だったように、猫を育てることにも無頓着でした。長い間あたえていたカリカリが発がん性のある酸化防止剤が含まれていてショックだったのと同時に反省してます。猫は身体が小さいし何もわからないですものね。海君だけでなく空君も健康に大きくなってほしいです。
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tumugiさんへ (まうみ)
2014-10-25 12:56:04
多分、食べ過ぎさせたことが一番の原因で、環境が変わったり、親が変わったりしたことで、いろいろとストレスがあったのだと思います。

病院に行った後、ようやくマシになってきて、今日はまずまずのモノを出してくれました。
心配してくださって、ありがとうございました。
今も部屋の中を、矢のように飛び走っています。
ほんとにヤンチャです♪
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かまどがまさんへ (まうみ)
2014-10-25 13:09:18
粘液便に血、まさにその通りの状態だったので、缶をもう一度調べてみました。
ショーティが教えてくれた、キャットフードの内容物の大切さ。
なので、穀物とグルテンが入っていない、オーガニックの食材のものを与えています。
でも、赤ん坊用のミルクが大豆ミルクだったので、もしかしたら大豆に反応しているのかもしれないと思い、やめてみました。

かまどがまさんが教えてくださった話は、とても参考になりました。
留守をするからと、たくさんの量を与え過ぎたことが一番の原因だとは思うのですが、
しばらくは、食材の種類についても様子を見ながら与えていこうと思います。

便はやっと普通になり、ホッと一安心。
イッキ食いはやっぱり直らず、今では空と海は別々の部屋で食べています。
そうしないと、脱兎のごとく(見た目はウリンコ)飛んでって、チビチビ食いの空の餌を食べてしまうので…やれやれ。
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たーさんへ (まうみ)
2014-10-25 13:13:08
それは絶対にあると思います。どんなにお腹がおっきくなっても、見たら食べたい、そんな感じです。
心配してくださり、ありがとうございました。
おかげさまで、昨日の夕方ぐらいから、やっと良くなってきました。

たーさん、わたしなんて、ショーティが重症の病気になるまで気がつかず、まだまだ長生きできたかもしれないのに、死なせてしまいました。
たーさんの猫ちゃんは、そうやってそのことに気づいてくれたたーさんに、きっと感謝していると思います。

実は、海はまだ、ほんとにチビっこのウリ坊なんですが、獣医さんが彼を一目見るなり、ああ、この仔はおっきくなるぞ~と言いまして…げげっと思っているところです。
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Unknown (かまどがま)
2014-11-01 08:59:51
ウチの犬は穀物でも小麦や大豆はOKで米に反応します。人のアレルギー概念とも違うようで、先も長いし何に反応するのか色々変えて比較して見ることで限定して、それだけを避ければ良くなります。
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かまどがまさんへ (まうみ)
2014-11-03 02:06:02
アレルギーについて、かまどがまさんの話を参考にしながら、いろいろと違う種類を与えてみました。
とりあえず、海くんの血軟便は、あの時以来止まっていて、普通の便になったものを検査してもらっています。
まだ結果が出てきていないのですが、良く食べ、良く遊び、良く眠っているので、大丈夫かなと思い始めています。

お米だけに反応するワンちゃん。不思議ですね。
でも、言葉を持たない動物の体は、世話をしている者がよくよく注意してやらなければならないということを、教えていただいたような気がします。
ありがとうございました。
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Unknown (かまどがま)
2014-11-03 10:45:59
アレルギーは症状が衝撃的なわりに、初期のうちは元気というのも特徴の様です。
小さいうちは色々制限するよりも、アレルギーを特定してそれだけを避けるようにした方が成長に悪影響を与えなくてすみますし、食事も楽だと思います。
アレルギーと云えば、私自身がひどい花粉症だったのですが、更年期を境に花粉症が消えてしまいました。お医者様によるとスギ花粉の無い沖縄に住んだのが理由ではなくて、どうも老人力の様です(笑
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