ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

米国「メモリアルデーイヴの珍事」事情

2020年05月25日 | 米国○○事情
明日はメモリアルデー、日本語で言うと「戦没将兵追悼記念日」という名の祝日です。
この3連休は夏の季節の始まりのシンボルでもあるので、全国各地でいろんな催し物が開かれて大いににぎわうのですが、今年はCOVID-19の影響を受け、例年とはかなり様変わりした過ごし方になりそうです。

地元のブラスバンドに入っていた頃は、毎年この日の朝に戦没者記念碑の前に集まり、短い曲を何曲も演奏していましたが、今年はそれも多分キャンセルだろうと思います。

ただ、ニュージャージー州の人気ビーチエリアであるジャージーショアは、例年通りオープンされたみたいです。
もちろん人数制限、ソーシャルディスタンスを守りながらなので、混んできた場合はマスク着用になるようですが…。
マスクをつけた水着姿っていうのがなんとも…。
欧米人って、どんなに花粉症や風邪の症状がひどくても、頑としてマスクをしなかった人たちなんです。
なのに今ではマスクをしていない人を見つけるのが困難になっちゃって…。
人が変わる時っていうのはやはり、その人自身が変わらなきゃ!って思わないと訪れないんだなあとしみじみ思います。

さてこちら、3月から始まった不要不急の外出禁止・自宅待機令は、まだ解除されていません。
5月いっぱいは無理だと言われていて、スーパーに入るにも人数制限があるので、お店に入れるまでに20分から30分、2メートル間隔で一列に並んで待たなければなりません。
買い物から戻るとまず、全ての商品を除菌シートで拭き、所定場所に収めた後にまた手を洗う。
そこまでしなくてもいいという意見が出たり、いやいや油断はできないという意見が根強かったり。
慣れてきたような疲れてきたような…これは現実なんだよと何回自分に言い聞かせたことか。
そんなこんなの今日の夕方、外に出た夫が妙な事を言うのです。
「誰の買い物なんだ?」
「誰がこんなものをいっぱい買ったんだ?」
「ちょっとこっちに来て見てくれ」

何を訳のわからない事を言ってるんだと思いながら玄関ポーチを見てみると、合計10袋の食料品がずらりと置かれていたのでした。
「知らん知らん、わたしじゃない」
恐る恐る袋の中を見てみると、生鮮食品や保存食品、4リットル容器の牛乳やお水まで入っています。
今大流行のスーパーからの個人デリバリーです。
「こりゃ大変だ。配達間違いだから困ってる人がいるよ。連絡しないと」

早速スーパーに問い合わせました。
すると、「生ものが痛むと大変なので、それらは全てお宅が引き取ってください」と…えぇ〜!?
オーガニックバナナとそうじゃないバナナがそれぞれ一房ずつ。
アメリカンサイズの巨大ピーマン1個と赤ピーマン3個。
4リットルの牛乳と小麦粉とパスタ、そしてチョコレートチップクッキーの素。
ボンレスハムとパストラミハム、ジャンボ生海老と鶏のもも肉とチキンナゲット。
アスパラガスとチンゲンサイとミニトマト。
小麦粉や小麦関連の食物は食べないので、ハムと一緒にお隣にお裾分けして、
その他の物は一気にうちの冷蔵庫や保管庫に納まりました。
こういう事は日常茶飯事だとお店の人は言います。
でも、これだけの量を買い物した人は、きっとどうして着かないのだろうと困っているだろうに…と申し訳なく思いつつ、ありがたくいただく事にしました。

こちらは潜るのが大好きな海ちゃん。
ピアノの足元のラグを頭でちょいと上げ、その隙間から潜り込みました。

寝ぐらが完成。


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