ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

オーディション10日前

2018年06月06日 | ひとりごと
夫はたまに、美しくて美味しいものをいきなり作る。


この夜、とうとうのとうとう、自分が弾く音を書き終えた。
作曲していると、なぜか汗っかきになるので、この『なんでやねん!』扇子は必需品。


思い浮かんだ音、フラフラ弾いていて見つけた音を、あちこちに書きなぐっているものだから、作業はもう苦し紛れのパズル遊び状態。
恐々書き終えた楽譜を弾いてみると、やっぱり…エェ〜!誰やねん、こんな弾きにくいのん作ったん?と、パニックに陥るといういつものパターン…。
ラヴェルやショパンも、自分の書いた楽譜に向かって、誰やねん?!って思ったんやろか…などと、全くレベルが違う世界の人たちと自分を一緒くたにする図々しさ…。


心身ともに疲れた時は甘いもんが良い。
けれども、小麦粉と白砂糖を断っているので、”正しい”甘いもんを手に入れるのが難しい。
乾燥したナツメヤシの実とクルミ、それからココアパウダーで作る”なんちゃってブラウニー”もさすがに飽きてきた。

そこで、コリアンマーケットで見つけた干し柿。これ、うまいっす。


昨日、畑仕事に来た歩美ちゃんが、畑から摘み取ってきた若い水菜。


ちょっと前まで知らずにいたのだけど、うちのちっちゃい方の畑のフェンスを軽々と飛び越えて、何も植わっていないよく肥えた土を、トイレに使ってたり、捕食した残骸を埋めてたりした悪ガキがいる。
その名は『空(くう)』。

なので、この水菜を引っこ抜くと、小動物(多分リス)の毛が絡み付いていたりする。
薄暗がりの中で水菜のタネを蒔いた歩美ちゃんは、そんなこととは知らず、あとで知って「ヒィ〜!」と叫んでいた。
さすがにその部分の水菜は、生でいただく気がしない。
野生と自然の其処此処で、命が失われたり生まれたりする。

生徒のおかあさんが届けてくれたシャクヤクの花。ほのかに甘い香りがする。



オーディションは今月の16日。
あと10日しかない。
今週末に一回、それから来週の週日に一回、せめて2回の合わせ練習をしてから本番に臨みたいところ。
初見演奏が得意で、前の曲も一緒に演奏してくれたサラだからこそのワガママし放題。
かんにんやでぇ〜!!

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