ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

米国『わ〜い!明日の最高気温は0℃に上がるぞ〜!』事情

2018年01月07日 | 米国○○事情
天気予報では、今夜がこのところずっと続いている異常な寒さの峠で、明日の最高気温は一気に0℃にまで上がる、らしい。
まあ、最低気温は零下10℃まで下がってしまうんだけど…。

こちらの温度単位は華氏(℉)で、だから摂氏(℃)でいう0℃は32℉。
これに慣れるのに時間がかかった。

アメリカの頑固頭というか、大国の傲慢とも言われている、重さ、長さ、気温、体積、面積、速さの、アメリカでしか通じない単位の数々。
ここで生まれ育ってきた人にはどうってこともないんだろうけど、丸18年経っても、いまだに液体の単位には悩まされている。
それはあんたの頭がかたいからなんじゃないの?って言われそうだけども…。

特にこの、重さにも使われてて、だから液体の場合は(fluid ounce)って書くこのオンス(ounce)は、いくら説明を聞いても頭にストンと落ちてこない。

1 液量オンス 1 fluid ounce(fl. oz)= 30ミリリットル弱(28.41 ml)
1 パイント 1 pint (pt)= 568 ml
1 ガロン 1 gallon = 4リットル弱(3.785リットル)

こんなものをいちいち、ミリリットルやグラムやセンチメートルや℃数に換算してたら、頭がこんがらがって仕方がないので、こちらの大雑把な単位に慣れるよう努力しているのだけども…。

付け足すと、いくらなんでもこれは同じだろうと思い込んでいた1カップが、200mlじゃなくて250mlだということに気が付いた時には、さすがに叫びそうになった。

ほんと、もう頼むから、メートル法に変えてくれぇ〜い!!と。


前置きがくどくなってしまったけど、まあそんなこんなで、華氏32度ってのは摂氏でいうと0度。
だから32度より数字が低くなると、それは零下ということになる。
去年の冬至前からこの零下が続いていて、その下がりっぷりが日に日に派手になっていき、ついには零下20℃?!なんて日がやってきた。
52年アメリカ人をやってる夫でも、しかもペンシルバニアのここより寒い田舎町で育った夫でも、この数字は見たことが無いと言っている。


やっぱり外に出る気分にはなれないので、窓越しの庭続のお隣さんの景色。




こんなところで空(一応猫です)は散歩してる。


海(この仔も一応猫です)も遊んでたけど、ここ数日は風邪をひいたのか、クシャミを連発していて、さすがに出て行こうとはしない。

久しぶりのリスくん。この寒さは辛いだろうに。







お日さまでも溶かすことができない雪の塊。



今年は超〜ちびツリーを買ったのだけど、香りはとても良い。


幸雄さんが案内してくれた横浜のクリスマスグッズのお店で見つけた。


右のオレンジ黒ネコはウィーンのクリスマス市で、真ん中の子どもはユニオンスクエアのクリスマス市で、左のブルーの山はルエルのメモリアルセレモニーの帰りのモントリオール空港で買った。


弟がくれたお飾りを真ん中に、クリスマスとお正月が仲良く並んでる。



この寒さのせいで、地下室のセントラルヒーティングのボイラーが、一日中ゴーゴー唸りを上げている。
だから当然だけども、いつもの3倍以上の早さで、タンクの中のオイルがスルスルと減っていった。
もうあと8分の1ぐらいしか残っていないことに気づいた夫が、慌てて注文しようとしたら、オイル代がピョーンと上がっていた。
去年はオイルが安価だった上に暖冬だったので、その分を取り返そうということなのかもしれない。
他より安い価格の店には注文が殺到していて、すぐに配達してもらえない。
でも、零下20℃なんて日に、もしもオイルが切れてしまったら…そんなことは想像するだけでも恐ろしい。
なので仕方がない、150ガロン、リットルにすると580リットルを、とりあえず急場凌ぎに注文した。

暖房すると空気が乾く。
だから、どこもかしこもシワだらけ。
シワだけならいいのだけど、水仕事をする手にあかぎれがポツポツできて痛痒い。
ハンドクリームを塗っても全く改善しないので、2016年10月が使用期限の、だから思いっきり期限切れのオロナイン軟膏を、1日に何回も塗ってみた。
今日は2日目だけど、かなり治ってきたみたい。

このオロナイン軟膏の香りを嗅ぐと、歩くとすぐに転けて、膝小僧が擦り傷だらけだったちっちゃい頃の自分と、
「なんであんたはこないに転けんの…一生傷になってしまうで」と独りごちながら、軟膏を塗ってくれた母の人差し指を思い出す。


明日は0℃にまで上がるんだ〜♪
外で生きる野生動物たち、あと一晩だ、よく辛抱したね!