ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

そして今日は渡米十周年記念日!

2010年04月15日 | 家族とわたし
そして今日は、13才と11才の息子達を引き連れて、グリーンカードを怖ず怖ずと出したJFK空港に、旦那が迎えに来てくれた日から丁度10年の記念日。

まる10年経った。べつに何年目でもわたしにとっては記念日だけど、やっぱり十年一昔、なんだか少し深い意味合いがあるような気もする。

記念日だからって仕事を休めるわけでもないし、伴奏バイトだってあったのだけど、偶然兄弟の生徒がキャンセルしてくれた?ので、少し散歩に出かけた。

わたし達の家から徒歩2分の所にある、マンハッタン直行の電車の駅では、日本花水木と八重桜が満開を迎えていた。



こちらにはアメリカンのと日本のとがあって、日本花水木は花が小ぶり。可憐で上品。わたしは断然こちらの方が好き!



毎朝このプラットホームから、Tはせっせと通勤している。



あ、丁度電車が入ってきた。



こんなふうに、春の花がほろほろと咲き誇る季節に生まれた。



この日をまた、元気に無事に迎えさせてもらえた。

なんだかとても、天に感謝したい気持ちになった。



誕生日だぁ~!

2010年04月15日 | ひとりごと
昨日、このごろフライドチキンに凝っているKが、またまた夜遅くからクッキングをし始めた。
ふ~ん、今夜はMちゃんなのね……。
彼は今、強烈な貧乏中。よって、食材の購入においてはスポンサーが必要不可欠。
フライドチキン&スパニッシュライス&ビーンズを作っちゃるからカンパしてくれる?とばかりに別のMちゃん、Rちゃんと、相手を替えて家に戻ってくる。

昨夜は、ACMAのプレジデントのアルベルトからボードメンバーの我々に相談事のメールが送られてきて、ネット上で意見交換していたらすっかり遅くなってしまい、若者達におやすみを言ってから寝ようと、盛り上がっている台所に入っていくと、

「Happy Birthday!」と盛大に祝いながら、差し出してくれたのは小皿の上に乗っかった巨大カップケーキ?!
「ろうそく探したけど見つからんかった」とK。Tのノートパソコンのユーチューブからは『Happy Birthday』の歌が流れている。

泣ける……。

夕飯後は滅多に食べないわたしだけれど、そんな嬉しい気持ちを無にすることなんてできまっかいな!
巨大カップケーキと残り物のビール、そのけったいな組み合わせをありがたくいただいた。

幸せな気分と食べ物でお腹がいっぱい。かなり寝苦しかったけど、それはそれ、これはこれ。


翌、誕生日本番、旦那がいれてくれた美味しいコーヒーとブリオッシュで朝食。

数日前から「事の次第は内緒だけど、10時45分にある所の予約をしてあるので、それまでに体をきれいにしておくこと」、と旦那から言われていた。
体をきれいにってなによ?
いきなり泳げとか?
それとも入れ墨とか?
それともそれとも、マッサージとか?
まさか社交ダンスのお試しレッスンとか?
ええぇ~い、はっきり言うてくれぇ~!!
偶然に朝のレッスンがキャンセルになっていたので、ゆっくりシャワーを済ませ、旦那の運転する車に乗って思いっきり怪しんでいると……、



なぬぅ~!?サロンですとぉ~!?
あまりにも意外な展開にいきなりビビリまくるわたし……おろおろおろろん!
旦那の後についてお店の中に入り、螺旋階段を下りて行くと、



ぎゃっひぃ~ん!めちゃシビア!

「あの、ここは歯科医院じゃないですから、そんな緊張しないで」
などと慰められても……生まれてこのかた、こ~ゆ~場所には一歩たりとも足を踏み入れたことが無いわたしなのだ。無理です!はい!

なんという意外なアイディア。あの男がこんなことを思いつくとはお釈迦様でも気がつくめぇ~!

ありがたく、旦那からの贈り物として受け取らせていただいた。
わたしのためにとスペシャリストの彼女が選んでくれたBGMは喜多朗……実は聞くのは初めてだった……いきなり般若心経入ってたし……。
ロシアン訛りの彼女の英語はちょっと聞き取りにくかったけれど、酸素入りのほんわかスティームをたっぷり浴びながら、彼女の指先と手のひらが奏でるまことに気色の良いマッサージに身を委ね、あ、ちゃう、顔を委ね、1時間弱、極楽に行かせていただいた。

聞けば彼女は最近、旦那の患者さんになった方だそうで、彼女にこの話を頼む時、「この1回が命取りにならんかったらええのやけど……」と、旦那はかなり心配していたそうな。
ふぅ~……気持ちはわかる。貯金しよっと!

Thanks!!