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リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

スマフォがスマホ

2012-11-18 07:07:57 | オヤジの日記
昔は、娘とふたりでテレビのお笑い番組をよく見たが、もう3年近く見ていない。

コントや漫才が、つまらなくて見るのをやめたわけではない。

演出が好きではないので、見なくなった。

客席の過剰な笑い声。
審査員の存在。
芸能人のギャラリー。
身内だけで褒め合うような馴れ合い。

「すべらない話」は一度しか見たことがない。
芸人同士の馴れ合い、かばい合いや、時おり映される芸能人ギャラリーの感心した顔を見ると、そんな演出をしないと笑えないのかと思ってしまって、話に集中できないからだ。

だから、30分もしないうちに、テレビを切った。
それ以来、その種の番組は見ていない。

漫才やコントのコンテストは、純粋にネタを見せてくれるなら見るが、審査員が同業者だった場合は、馴れ合いを見せられるのが嫌なので、審査員の顔ぶれを見て、見る見ないを決める。

その結果、見ないことの方が多い。


面白い芸人さんは、たくさんいると思う。

才能あふれる芸人さんは、いつの時代にも数多く存在する。

その才能は、無条件に尊敬する。

人を笑わせる才能というのは、世の中に数多ある才能のうちでも、有意義なものに数えていいと思っている。


ただ、その面白さを過剰な演出で消しているというのが娘と私の意見であるが、それは、どうやら少数派らしいのだ。


高校2年の娘の友だちに、お笑い番組しか見ないという子がいるらしい。

「だって、ドラマなんか見ても、かったるいし、スポーツはルールがわからないし、お笑いは面白ければ笑えるから、一番気楽だよね」

その意見に同調する友だちが多いという。

それを聞いた娘は、面白ければいいという短絡的な意見に異を挟もうとしたのだが、ナントカいうコンビの話題に周りが盛り上がったために、そのコンビのことを知らない娘は、その話題に加わるのを諦めて、スマートフォンをいじることに専念したという。

多数派の意見は、心の中で逆らうだけにする。
そうしないと、「ウザイやつ」に思われる。

それが人間関係を円滑にする最良の方法であるということを、我々は最近になって、やっと学習したのである。


ちなみに、娘と私は、絶対に「スマホ」という言葉は使わない。

スマートフォンである。

略すなら「スマフォ」とすべきところを「スマホ」では、略したことにならないだろう、というのが理由だ。


ただ、それを人様に押し付けると変人扱いされるので、人様が「スマホ」と言ったとしても意義を唱えることはしない。


我々父娘も大人になったので。