最近、ミュージシャンの方たちが、突発性難聴を発症しているのを耳にする機会が増えた。
大変だなあ、と思う。
片方の耳が聞こえないというのは、素人考えではあるが、音作りにかなり影響するのではないだろうか。
突発性難聴キャリア20年の私は一般人だからいいが、プロの音楽家の耳が片方聞こえないのは、かなりの不安ではないかと思う。
突発性難聴の原因は、今のところ解明されていないらしい。
ストレス説やウィルス説などがあるという。
私に照らし合わせて言うと、おそらく体質なのではないか、と勝手な解釈をしている。
体質だから、遅かれ早かれ、私は突発性難聴になったのだと思う。
社会人になってから、極端に疲れたり、風邪をひいて熱を我慢して会社に行ったりしたときなど、右耳の聞こえが悪くなることが、度々あった。
頻度で言うと、年に1~2回だろうか。
しかし、たいていは、3~4日で治った。
だから、「そのとき」も「いつものやつだな」と思って、ほったらかしにしておいた。
そうしたら、10日目に、右耳が全く聞こえなくなった。
だが、そのときも楽観的に、「いつものやつ」と思って、忙しさを理由にして医者に行かずにいた。
仕事が落ち着いてきたとき、ようやく慈恵医大の耳鼻科に行ったが、「2ヶ月も経っているんだから手遅れですよ」と言われた。
それ以来、右耳は聞こえないままだ。
20年近く、右耳が聞こえないのが、当たり前になっている。
最初のうちは、耳鳴りが気になったが、今はほとんど気にならない。
耳鳴りが、友だちのようなものである。
疲れたり重い風邪のとき、耳の聞こえが悪くなり、同じように右目の視力も低下した。
しかし、右目の視力も、3~4日で回復したから、これもおそらく体質なのだろう。
右耳は聞こえなくなったが、右目の視力は、かろうじて0.01のところで止まっている。
(突発性難視という病気は、ないのだろう)
失明しなかっただけ、儲けものだと思っている。
だから、私と同じように、疲れたときなどに耳の聞こえが悪くなる体質の方は、すぐに専門医のところに行くことをお勧めします。
聞くところによると、48時間以内の処置なら、必ず治るそうです。
少し聞こえが悪いな、と思ったら、とにかくすぐに。
ところで、面白いことがある。
ヘッドフォンで音楽を聴いているときに、当然のことながら、右側のトラックから流れる音は聴こえない。
ただ、面白いことに、むかし聴いたことのある曲は、脳がその音を覚えているのか、右側の耳が音を感知するのである。
もちろん、錯覚だとは思うが、聴こえるはずのない音が右耳に届いている気がするのだ。
新しい曲では、もちろん右側のトラックに入った音を知らないから、音は聴こえない。
これは、むかし耳が聴こえるときに聴いた曲だけに起こる現象だ。
そう考えると、人間の脳というのは、不思議なものだと思う。
耳が覚えているのではなく、脳が覚えていて、その音を聴こえない右耳で再生してくれるのだから。
きっと、そんな隠れた能力(脳力)が、もっと解明されたら、突発性難聴も案外簡単に治る、なんてこともあるかもしれない。
ただの希望的観測かもしれないが・・・・・。
大変だなあ、と思う。
片方の耳が聞こえないというのは、素人考えではあるが、音作りにかなり影響するのではないだろうか。
突発性難聴キャリア20年の私は一般人だからいいが、プロの音楽家の耳が片方聞こえないのは、かなりの不安ではないかと思う。
突発性難聴の原因は、今のところ解明されていないらしい。
ストレス説やウィルス説などがあるという。
私に照らし合わせて言うと、おそらく体質なのではないか、と勝手な解釈をしている。
体質だから、遅かれ早かれ、私は突発性難聴になったのだと思う。
社会人になってから、極端に疲れたり、風邪をひいて熱を我慢して会社に行ったりしたときなど、右耳の聞こえが悪くなることが、度々あった。
頻度で言うと、年に1~2回だろうか。
しかし、たいていは、3~4日で治った。
だから、「そのとき」も「いつものやつだな」と思って、ほったらかしにしておいた。
そうしたら、10日目に、右耳が全く聞こえなくなった。
だが、そのときも楽観的に、「いつものやつ」と思って、忙しさを理由にして医者に行かずにいた。
仕事が落ち着いてきたとき、ようやく慈恵医大の耳鼻科に行ったが、「2ヶ月も経っているんだから手遅れですよ」と言われた。
それ以来、右耳は聞こえないままだ。
20年近く、右耳が聞こえないのが、当たり前になっている。
最初のうちは、耳鳴りが気になったが、今はほとんど気にならない。
耳鳴りが、友だちのようなものである。
疲れたり重い風邪のとき、耳の聞こえが悪くなり、同じように右目の視力も低下した。
しかし、右目の視力も、3~4日で回復したから、これもおそらく体質なのだろう。
右耳は聞こえなくなったが、右目の視力は、かろうじて0.01のところで止まっている。
(突発性難視という病気は、ないのだろう)
失明しなかっただけ、儲けものだと思っている。
だから、私と同じように、疲れたときなどに耳の聞こえが悪くなる体質の方は、すぐに専門医のところに行くことをお勧めします。
聞くところによると、48時間以内の処置なら、必ず治るそうです。
少し聞こえが悪いな、と思ったら、とにかくすぐに。
ところで、面白いことがある。
ヘッドフォンで音楽を聴いているときに、当然のことながら、右側のトラックから流れる音は聴こえない。
ただ、面白いことに、むかし聴いたことのある曲は、脳がその音を覚えているのか、右側の耳が音を感知するのである。
もちろん、錯覚だとは思うが、聴こえるはずのない音が右耳に届いている気がするのだ。
新しい曲では、もちろん右側のトラックに入った音を知らないから、音は聴こえない。
これは、むかし耳が聴こえるときに聴いた曲だけに起こる現象だ。
そう考えると、人間の脳というのは、不思議なものだと思う。
耳が覚えているのではなく、脳が覚えていて、その音を聴こえない右耳で再生してくれるのだから。
きっと、そんな隠れた能力(脳力)が、もっと解明されたら、突発性難聴も案外簡単に治る、なんてこともあるかもしれない。
ただの希望的観測かもしれないが・・・・・。