リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

カウントダウンTV

2012-01-03 09:03:52 | オヤジの日記
おけまして おめでとうございます

年明けは、娘とふたりで、TBSの「カウントダウンTV」を観た。

シドとゴールデン・ボンバーが出るというので、娘がリアルタイムで観たいといったからである。

途中、SMAP様と秋元康先生プロデュースの団体グループが出たときは、苛々して気絶しそうになったが、娘が「シャンパンでも飲んで落ち着けよ」と言ってくれたので、かろうじて気絶せずに済んだ。

他の出演者、aikoは、さすが達者だな、と思った。
彼女にしか作れない天才的なメロディラインと、それをいとも簡単に歌ってしまう歌唱力。
詞は、女心を歌ったものが多いので、細かいニュアンスはわからないのだが、ミュージシャンとしての彼女のパフォーマンス力は、卓越していると思う。

秋元康先生プロデュースの団体グループが、1万人いても敵わないと思う。

JUJUの表現力も大したものだ。
彼女より歌のテクニックに優れた歌手は沢山いるかもしれないが、歌を作り上げる上手さは、際立っていると思う。
そして、決して手を抜かない歌に対する姿勢は、尊敬できる。
まだまだ伸びしろのある歌手だという思いを新たにした。

ゆず、に関しては、好きでもないし嫌いでもない。
ただ、どういう精神状態の時に聴いたらいいかわからない、という戸惑いはある。
北川悠仁氏が書く詞に感動する人は多いようだが、私はむしろ彼らのハーモニーを好ましいと思う方である。

どんな歌を歌っても「ゆず」は「ゆず」。
その存在感は、いいと思う。


番組の後半。
やっと娘のお目当てのシドが出てきた。

決して、お上手な歌と演奏ではない。
プロになれるかなれないか、というレベルだったが、娘は「でもスター性はあるだろ? ビジュアル系は、それでいいんだよ」と強調する。

まあ、ビジュアル系の定義がそうであるなら、華やかな部分を肯定的に見れば、存在意義はあるとは思う。
ただ、プロとしては、もう少し色々な意味で「味付け」が必要なのではないかとも思う。

ボーカルの声はいいので、演奏にもうひと工夫欲しいところだ。

もう一つの娘のお目当て、ゴールデン・ボンバーは、よかった。
歌もパフォーマンスもプロの領域に達していたので、エンターテインメントとして充分楽しめた。

エアー・バンドということだから、演奏はしないようだが、それを補って余りある確かな「構成力」を持ったバンドだと思った。
そこには、決してキワモノではない、プロの魂があった。

こいつら、いいんじゃない? と私が言うと、娘は「だろ! コミック・バンドだと思っている人もいるみたいだけど、意外と観られるだろ?」と眠たげな目を細めて喜んだ。

大ブレークはしないと思うし、本人たちもメジャーデビューする気がないらしいので、彼らは、ずっとこの路線で行くのだろう。
しかし、これはこれで存在意義のあるバンドではないか。

初めて彼らのパフォーマンスを見たが、確かなコンセプトを持ったバンドだというのが、正直な感想だ。

新年早々に聴く音楽ではないかもしれないが、面白かったことは、間違いがない。

これは、意外と収穫ではないか、と思った。


そんな年明けだった。