リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

身の丈に合わせた住宅ローンを

2006-02-13 13:52:59 | 家づくり
家づくりには多額の資金が必要です。
その資金の中で重要な役割を果たすのが、住宅ローン。
マイホームの獲得をめざす人は、何らかの形で住宅ローンを活用することになりますが、その活かし方・利用の仕方によっては、成功と失敗がはっきりと分かれます。

たとえば、借入金を設定する場合、「いくらまで借りられるか」という考えもありますが、「いくらまでなら返せるか」と考えてみると、より具体性が見えてくるとは思いませんか。

つまり、生活実態に合わせて自分が返済できる額を考えてみれば、このローンの組み方の是非が判断しやすいのではないかということ。

人それぞれ生活実態(生活費のバランスなど)が異なリますが、その中でも生活実態の1つである安定的な収入状態は大きな決め手になります。

この安定収入は、年間を通して安定していることが前提となります。

というのは、住宅ローンを返済する場合、毎月返済が基本だからです。
毎月の返済可能額をチェックすることによって、借入金の設定がある程度推測できます。

また、もしお子さんがいる場合などは、子どもの成長に応じて教育費などが膨らむケースを想定することが不可欠です。
たとえば、子どものいる30歳の人が住宅ローンを返済する場合、返済期間を最長の35年とすることで、当初は比較的ゆとりをもって返済することができます。

ところが、5年後あたりから子どもの教育費負担が徐々に重くなってきます。
さらに高校進学期に入る子どもが複数いるような家庭では、その負担は長期にわたり、45歳前後から50歳前後のほぼ10年間に及ぶことが考えられます。
返済額が同じでも、住宅ローンの負担が重くのしかかる時期です。

よほどの幸運がない限り、確実な出費の増大が見込まれる家計費。
必ず通過しなければならない現実を見据えた上で、上手な返済計画を立てることが必要となります。
熟慮に熟慮を重ねた上で、返済によりゆとりを持たせるように借入金を設定すべきであることは疑いがありません。

色々なケースを想定して、最悪のシナリオを書いてみることが第一。そして、それを確実にクリアできる「ゆとり返済」こそが、安全確実な住宅ローンであると断言できます。

重すぎるローンは、いかに素敵な御殿が建ったとしても、経済崩壊の危険性をはらんでいます。
身の丈にあった住まいが、一番あなたの生活を充実させることを肝に銘じてください。