天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

週刊東洋経済6月30日号トップインタビューでオリンパス笹社長”社会貢献してる誇りを持続”に私は得心

2012-07-29 11:51:56 | 日記
今日の日記は、週刊『東洋経済6月30日号』に掲載されていた、オリンパス社長笹宏行氏が語った「トップインタビュー」のことです。添付した写真は、その記事の左側ページの一部です。
私は、昨日某クリニックで内視鏡検査を受けた医療機器が、オリンパス製だったので、先月読んでいた週刊『東洋経済』の記事を思い出して、今そのインタビュー記事を再び読み直しています。
最初に読んだ時、このオリンパスの再生を誓う社長の熱い決意に、私はいまいち共感しなかったです。でも、この会社の検査医療機器の優秀さを身を持って体感して、その自己の短絡的な思いを今悔い改めています。
以下に、オリンパス社長笹宏行氏(オリンパスメディカルシステムズ取締役を経て、今年4月に就任)が、これからは医療事業中心で行くと語った肉声を、その記事から一部を抜粋して引用・掲載します。
『<当たり前のことを実直にやれば、必ず復活できる>・・どんな完璧なガバナンス体制を構築しても、組織的にウソをつけばそれが通ってしまうこともある。だからこそ、経営の執行に当たる人間は潔癖すぎるくらいの倫理観を持たなくてはいけません。・・本業にしっかり取り組むことが大切だということです。不祥事が発覚したことで後ろめたい気持ちになっている社員も多いが、いちばん大切なのは自分たちの事業が社会に貢献しているという誇りを持ち続けることです。その気持ちを持って持っていれば悪いことはできません。・・なぜオリンパスが内視鏡で高い世界シェアを占有していられるのか。実はセンサーにカギがあるのです。・・内視鏡のセンサーは、お腹の中の撮影ということもあって、サイズ、明るさなどかなり特殊なものが必要になります。このような特殊なセンサーが何種類も必要なので、それを高い品質で安定的に供給してもらえることは極めて重要です。競合他社はここまでの供給関係が築けていません。私どもの根本的な競争優位性がここにあるのです。・・』
私のような団塊世代の古い人間には、”オリンパス”は老舗のカメラ機器製造会社のイメージが強く残っていました。私は、全世界の内視鏡分野の約75%以上のシェアを占有している医療機器メーカーとは、あまり強く意識していませんでした。しかし、今回、自身がそのオリンパス製の内視鏡検査機器を実地体験してみると、社長が社員に熱く訴えた”自分たちの事業が社会に貢献”の言葉を、今私は強く得心しています。
どんな企業でも、私たちが暮らしている社会に貢献していなければ、その存在価値は全くないのです。だから、私はこの技術系出身のオリンパス社長・笹宏行氏を、これからは強く応援していきたいです。
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