田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

支笏湖氷濤まつり2021

2021-02-06 13:12:26 | イベント

 初めて目にした氷濤は、意外に大きかった。青い氷が頭上高く聳える様は訪れる人たちを驚かせるかもしれない。しかし、それはあくまでも人工の造営物。観ているうちにどうしても飽きのようなものが私を支配した。

        

 一昨日、「七条大滝」を訪れ、その後「恵庭渓谷」を訪れる前に通過する支笏湖畔で開催中の「氷濤まつり」をちょっと覗いていこうと立ち寄った。

    

 同じような祭りで、層雲峡で開催されている方は「氷瀑まつり」と称しているのに、こちらは「氷濤まつり」と呼んでいる。例によってネット上で調べてみると「氷濤」とは?「氷の柱のこと。水をかけて凍らせて少しずつ成長させて、さまざまな作品を作ること」とあった。なるほど…、ということは層雲峡より支笏湖の方が正しい言葉の使い方のようだ。

 支笏湖にほど近い湖畔の会場で協力金の300円を納めて、会場に入るといきなり頭上高く聳える氷の塔が出迎えてくれた。高さが高いものは10mを超えるのではないだろうか?と思われる氷の塔もたくさんあった。

 会場にいた関係者に伺うと、製作期間は氷像の芯材の組み立ても含めると二か月間もかかっているという。何はともあれ、撮り貯めてきた氷像の数々を見ていただこう。

       

   

   

   

   

   

   

   

   

   

 氷像は全体に青みがかって見えるが、これを地元の方々は “支笏湖ブルー” と称しているそうだ。

 会場内の氷像はそれぞれ異なった形をして、創意工夫を凝らして提示している。しかし、多くの像を見ているうちに、どうしても同じような像に見えてくることが否めなかった。無理もない。人間が同じ木組みで、そこに水をかけ凍らせて作る像だからどれも同じように見えてくるのは仕方がないことかもしれない。そう思うと、私は急に冷めていった。長居は無用と思い、そそくさと会場を後にした。

 今年の「氷濤まつり」はコロナ禍のために、いつもとはだいぶん様相が違ったようだ。例えば、例年は会場を賑わす売店がないとか、会場内に休憩所も設けていない。また、ステージイベントや花火大会なども一切中止だという。そうしたことも影響してなのか、会場内には私の他には2組しか観光客は見当たらなかった。

   

   ※ 会場は支笏湖畔の中心街の外れ、湖水のすぐ近くでした。支笏湖は不凍湖ですね。

 私は氷像を見ているうちに「飽きた」と述べたが、そのスケールには正直驚いた。飽きるか、飽きないかは、その人次第だが、一見する価値は十分にある「支笏湖氷濤まつり」である。