雪深い渓谷に佇む定山渓神社の境内に淡い光のスノーキャンドルが灯る光景は幻想的な空間を演出していた。コロナ禍の中、各種イベントが次々と中止となる中、昨日レポした「支笏湖氷濤まつり」と共に開催された「定山渓雪灯路」を楽しんだ。
「定山渓 雪灯路2021」は昨日2月5日(金)から19日(金)までの予定で開催されている。今回で11回目ということだが、かなりの人気らしいということで一度は見てみたいと思っていた。そこで今夕、出不精の妻を誘ったところ渋々と同行してくれた。
会場に着いたのは午後5時半前とあって、スノーキャンドルはまだ点灯前だった。(開催案内では、時間は午後6時から9時までとなっていた)
しかし、今年から設けられたという新エリア「祈りの森」の方へ赴いてみると、そこには森の木々の間に網状のスクリーンを張り、「祈り」をテーマにした映像が流されていた。
※ こちらのキャンドルは午後6時前から点灯されていたが、中には電球が入っていた。
※ 網状のスクリーンはバックの木々も映像とともに写り込んでいた。
そうしているうちに私たちばかりでなく、点灯を待ちわびる多くの人たちが定山渓神社の境内に集まってきた。すると、5時40分になるとスタッフと共に集まった人達も一緒になって点灯してほしいという案内があった。思ってもみなかった形でイベントに参加できることを喜び、私たちもろうそくを受け取り点灯作業に参加した。結局、私は30個くらいのスノーキャンドルに点灯したのではないだろうか?
※ これは私の手ではなく、どなたかが点灯作業をしているところを写したものです。
※ 写真のように多くの人たちが点灯作業に参加していました。
点灯作業が一区切りついたところで、顔をあげて会場内を見てみると、そこには炎をゆらめく幻想的な世界が広がっていた。私はその光景をカメラに収めることに夢中になっていた。(説明抜きでスノーキャンドルの写真を羅列します)
いったいいくつのスノーキャンドルが並べられたのだろうか?境内そのものはけっして広くはなかったが、その境内いっぱいにスノーキャンドルの灯が揺らめいて、会場を訪れた人たちはため息をつきながらその光景に見入っていたように思われた。もちろん私たちも…。
雪灯路を訪れる人たちは、その後も絶えることなく続いていた。