田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道低山紀行 101 焼山(西岡)

2021-02-03 15:33:41 | 北海道低山紀行 & Other

 標高261.8m。私が記録に残した北海道低山紀行の中で最も標高の低い山である。それでも「札幌50峰」の中の一つに数えられている山である。登行時間も1時間弱かかったそれなりの山だった。

   

   ※ 昨日も提示した西岡公園の広~い駐車場です。

   昨日、西岡公園を雪上ハイクした際、あわよくば「焼山」への登り口を見つけることができたらと記したが、水源池の東側沿いを歩いていると「自由広場」というところに差し掛かった。その時、池沿いを歩く踏み跡と共にもう一つ山側に向かう踏み跡があった。「これは!?」と思い、そちらの踏み跡を辿るとフェンスにぶつかった。そこには「通行禁止」の表示は下がっているものの、フェンスではなく横棒が渡されているだけだった。そしてその先に明らかな踏み跡が続いていた。「この踏み跡は焼山へ至るルートに違いない!」と判断し、そこに踏み入った。

   

※ 周りは左側に見える緑色のフェンスがずーっと続いていたのだが、この一か所だけは潜り抜けられるような横棒しか施されておらず、その先に踏み跡がずーっと続いていました。

 踏み跡は固く固められ、僅かずつではあるが斜度を徐々に上げていった。「焼山に至るルートに間違いない!」と思いつつも、特に案内標識なども見当たらないため半信半疑の思いで登り続けた。

   

   ※ 写真のようにしっかりと踏み固められた道がずーっと続いていました。

   

 ※ 風倒木が意外に少なく、こうして雪が樹上に積もってできる造形をあまり見ることができませんでした。

   

※ 冬の山道で目立つのが、ヤマアジサイ(?)のタネです。風に運ばれて種を増やしているようです。

 小さな山と思っていたので、坂が終わりピーク上に至ったとき「まもなく山頂かな?」と思ったが、その先に平坦なルートが続いていた。そうした中、先方からこちらへ向かって来る人と出会った。私は思わずその方に「分け分からずに登ってきたのですが、この先に焼山の山頂があるんですよね」と問いかけた。するとその方は苦笑しながら「この先が焼山の山頂です」と教えてくれた。その方はきっと「分けも分からずに…」とは「なんて無謀な…」とでも思って苦笑したのだろうか?私としては天気も絶好、踏み跡もしっかりと付いているので問題なしと思って登っていたのだが…。 

   

   ※ やや斜度が強くなった道が続きます。      

 だらだらとした平坦な道がその後も続いたが、最後にちょっと急な坂を登りきると、そこが焼山山頂だった。駐車場から登り始めて1時間近く経っていた。

   

   ※ 山頂近くになってようやくこのような標識が現れました。

   

   ※ ささやかなささやかな山頂標識です。

 山頂は立木に囲まれていて眺望はまったくなかった。山頂近くにはアメダスのような観測機器のようなものが2本立っていたが、アメダスとは違い機器が少ないように思われた。

   

   ※ ちょっと目立ちませんが、山頂標識の横にあった何かの観測機器のようです。

 山頂に10分近くたたずんだ後、下山を開始した。山頂から少し下ったところに別の踏み跡があり「西岡入口へ」と標識があった。一瞬そちらへと思ったが、距離が4.2キロと出ていて、明らかに登ってきたルートより長いことが分かり、登ってきたルートを折り返すことにした。

 調べてみると焼山へのルートは何本かあるようである。私が登ってきたルートがどうやら最短距離のルートだったようだ。

 あまりに標高の低い山であるが、一応私の北海道低山紀行のコレクションに加えたいと思う。№101という数字に、できればこれからも低山を登りたいとという意志も込めて…。           

【焼山(西岡) 登山データ】
標 高  261.8m(標高差 不明)

駐車場  西岡公園に広い駐車場がある。

行 程  ※ グランドシニアの足とお考えください。
     西岡公園駐車場→(55分)→焼山→(35分)→駐車場

天 候  晴れ、時折り強風

登山日  ‘21/02/02