田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

地域包括支援センター??

2019-11-28 15:28:42 | 講演・講義・フォーラム等

 「地域包括支援センター」なる存在を知っている方はどれくらいいるだろうか?私と同年代、あるいは肉親などを介護支援されている方はご存じだろうが、若い方々にはその存在すらご存じない方もいるのではないだろうか?

        

 私が学ぶシニアの生涯学習グループ「めだかの学校」では、後期講座の一つとして出前講座「これからに備えて」というテーマでの学習が始まっている。

 10月28日、11月25日の2回は「介護保険制度について」、「介護保険以外のサービス」という二つの講座を地域包括支援センターの社会福祉士を招いて学習した。

 私が「地域包括支援センター」の存在を知っているといっても、少子高齢化時代を迎えて地域の繋がりが弱まっている中で、再び地域の力を蘇らせようと、その支援を行う窓口だと理解してきた。そこで改めて地域支援センターのことを調べてみると「介護・医療・保健・福祉などの側面から高齢者を支える『総合相談窓口』です。」と出ていた。つまり高齢者が抱える問題が発生した時には、それぞれの地域に設置されている地域包括支援センターの窓口へ行って相談するシステムとなっているようだ。現在のところはまだセンターにお世話になるには至っていないが、やがて私もセンターにお世話になる日がやってくるのだろう。しかしできれば少しでも健康寿命を延ばしたいものだ。

 講座を受講して初めて分かったことがあった。それは地域包括支援センターが市町村の直轄ではなく、市町村から委託を受けた社会福祉協議会の所轄であるということだった。したがって、そこに勤める職員も公務員ではなく、団体職員ということだ。このことがどう影響するのか、私には測りかねるがより良い仕組みとして設立されたものであってほしい。

 介護保険の内容については、複雑すぎて内容を熟知するまでには至らなかった。自分や周りに切実な問題としてのしかかってきたときに、まずは地域包括支援センターの窓口を訪れることだと今回の講座で教えられた。

 講座では、介護保険以外のサービスについて知ることができた。内容を伺っているとサービスの内容は市町村によって違っているようだが、身体が不自由となった高齢者に対するさまざまなサービスが実施されていることを知ることができた。私の率直な感想は、日本の社会福祉についてはいろいろ言われるところもあるが、「けっこうセーフティーネットはしっかりしているのでは」と感じたのは甘すぎるだろうか?

       

       ※ 講座を担当していただいた社会福祉士の渡邊優美氏はやさしく丁寧に講義していただいた。

 というのも、講座の最後に講師とのQ&Aコーナーとなったとき、実際に介護に携わっている人や、町内会でお世話係をされている方から、実際の運用にかかわって苦情や要望が出てきたところにこの仕組みの難しさがあるのかもしれない。

 講座の趣旨である「これからに備えて」ということであれば、もう少し真剣に受講し、介護保険のサービス、その他について熟知せねばならないのだろうが、私の場合はどこかに「まだまだ」という思いがあるようである。そんなことではいけないのだが…。

 

 なお、老後問題については、ブログ「夢逢人かりそめ草紙」が連日さまざまな角度からレポされている。興味のある方はそちらを参照されることをお勧めします。https://blog.goo.ne.jp/yumede-ai