200回記念のコンサートは、教会音楽の主役でもあるパイプオルガンの演奏をたっぷりと聴くことができた。プログラムにも北一条教会のオルガニストの総出演と謳っていた。教会音楽というとJ.S.バッハである。バッハの曲が大聖堂内に響き渡った。
※ 札幌北一条教会の全景です。北一条通(旧国道5号線)に面しています。
プログラムによると、札幌北一条教会の「昼休みコンサート」が始まったのは1993年9月が第1回目だという。そして今回が200回目だから、実に32年間にわたって営々と積み上げてきた実績である。その間、毎回無料で市民に開放しながら今日を迎えたのだから大変な地域貢献である。私もその恩恵をこうむってきた一人である。
※ 札幌北一条教会の礼拝堂です。私たちはこの椅子にかけて聴きます。
上述したように今回は200回記念ということで、北一条教会のオルガニスト4名がそれぞれパイプオルガンの演奏を披露してくれた。その曲目と演奏者は…、
◇J.S.バッハ/トッカータとフーガ ニ短調 BWV565 〈山田 悦子〉
◇J.S.バッハ/「おおひとよ、汝の罪の大いなるに涙せよ 〈岡崎 恵子〉
◇J.S.バッハ/「主キリスト神の一人子」 〈岡崎 恵子〉
◇J.ブラームス/「おお神よ、汝慈しみの神よ」 〈中井美津恵〉
◇E.エルガー/「希望と栄光の国」 〈小泉 優香〉
◇T.ハーヘン/詩編150編「神を賛美せよ」 〈小泉 優香〉
◇T.ハーヘン/詩編150編「神を賛美せよ」 〈小泉 優香〉
以上だったが、前述したように教会音楽というと、やはり最初に来るのはJ.S.バッハである。
1曲目の「トッカータとフーガ」は印象的な出だしから始まる。曲全体が不協和音のオンパレードのようにも聴こえてくるが、それがなぜかいつまでも耳に残る一曲である。続いての曲は、正反対に耳に心地良く、どこかホッコリとした柔らかな和音が耳に優しく届いた。この対比が面白いと思った。
※ パイプオルガンは私たちが座った椅子の後方にあるので背を向けながらオルガンの音を聴きます。
私には音楽的な背景が分かっていないため、一般的に教会音楽はイマイチその良さを感得できないのだが、この日の演奏では5曲目の「希望と栄光の国」がどこかで聴いたことのある曲に聴こえてきた。それもそのはずである。原曲は行進曲「威風堂々」だったのだ。オーケストラとは一味違っていたが、その特徴あるメロディーはどこかホッとさせるものがあった。
予告では次回もパイプオルガンオンリーのコンサートとなるようである。奏者は今回とは違う5名が演奏するとのこと。都合が悪くない限りまた聴かせてもらおうと思っている。
※ 最近はどこのコンサートも写真撮影NGとなってしまった。そこで今回はウェブ上から札幌北一条教会の写真を拝借してお茶を濁すこととした。
たまには、ぼくの汚れちまった心もオルガンで洗ってほしいかも。
「その汚れは落ちませんねえ」なんて、オチがつきそうですけれども。
教会の聖堂で聴くオルガンというのもなかなか趣きがあるものですね。
「汚れが落ちない?」何をおっしゃいますか!?きれいに育んできたしろまめさんの心の洗うなんて!それはキリストもお釈迦さまも許しません~て。
そのきれいな心で少年少女たちにきれいな夢を育むストーリーを紡ぎ出してくださいな。