田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

映画 冒険写真家という仕事 №254

2019-11-15 17:10:19 | 映画観賞・感想

 “冒険写真家”と自称する人たちは「それが性(さが)だ」とでもいうように自らを危険の中に晒す。それはまだ見ぬ景色を、未だ体験せぬ世界を自らのカメラに収めるためにだけ自らを危険に晒す。

                

 11月12日(火)午後、エルプラザにて表記の映画上映会があり参加した。エルプラザでは「エルプラ・シネマ」として毎月上映会を実施しているが、今月はすでに9日(土)に「STAR SAND-星砂物語-」が上映されている。(レポ済み)そのあたりの関連性は不明だが、ちょっと風変わりな題名に惹かれて観覧することにした。

 映画は世界各地で人類がまた見たことのない世界を、カメラを携えて挑んでいくカメラマンたちを追ったものである。登場するカメラマンは全て外国人だったが、活発に活動する火山の噴火口に接近する姿、体長4メートルものジンベイザメの目前で撮影する姿、スカイダイビングをしながら仲間を追う姿、等々観ている方が緊張を強いられるような場面の数々だった。

 映画は2007年に制作され、47分間という短編だった。詳しくは調べ切れなかったが、制作は「TDKコア」という日本の会社のようだ。

          

          ※ 写真は本作とは直接の関係はない写真です。

 映画は前述したように危険な現場を撮影するカメラマンの姿を淡々と追ったものだったが、私にはその制作意図が今ひとつ理解できないままだった。敢えてその制作意図を類推すると、「冒険写真家」という存在のおかげで、私たちは茶の間に居ながらにしてそれまでに見たこともない世界を見ることができている、ということだろうか???