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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルスサイエンスの話って難しい!?

2019-11-04 19:51:42 | 大学公開講座

 サイエンスという言葉に反応してしまうのだろうか?どうしても私は身構えてしまう。どうやら話が難しいのではなく、私自身の理解力に問題あるのだが、なかなか難しい時間を過ごしてしまった…。

               

 11月3日(日)午後、北大保健科学研究院が主催する「ようこそ!ヘルスサイエンスの世界へ」という講座に参加した。サイエンスに反応してしまう私が、何故参加したのかというと、講座が道民カレッジの連携講座だったことが大きい。

 講座は3本の講座からなっていた。その3本とは…、

 ◇「細胞老化と健康寿命」 生活機能学分野 千見寺貴子准教授

 ◇「神経細胞における情報の送り手と受け手~シナプスはどのように作られ、維持されるのか?~」 生活機能学分野 宮崎太輔准教授

 ◇「医用画像における人工知能~現状と未来~」 医用生体理工学分野 杉森博行准教授

 前述したように、どの講座も私にとっては手強く、適切なレポをする力が私にはない。特に2本目の講座は講師の宮崎氏自身が「いったい何に役立つ研究なのか?」と自嘲するほど、私にとってはちんぷんかんぷんのお話だった。(もちろん研究そのものは人間が神経障害を患った際にそのリハビリに有用なものであるのだが…)

 そこでここでは、中でも比較的私にとって多少理解ができたかな?と思われる1本目の「細胞老化と健康寿命」についてレポートを試みてみることにする。

 そもそもヒトが老化するとは、細胞が傷ついた状態を指すことだという。その傷ついた細胞は一方では細胞が死ぬことなのだが、一方では傷ついた細胞がコピーされることでもあるという。そこでコピーされた細胞を除去する「老化細胞除去薬」(セノリティクス薬)の開発が進められているそうだ。現在その除去薬として3種類の開発が進んでいるという。しかし、コトはそう簡単ではないらしい。千見寺准教授が言うには「細胞が老化しないと病気は回復しない」らしい。う~ん、このあたりが難しい。そこで「病気を回復させつつ、老化細胞を除去する」という二律背反の問題を解決する方策が現在の研究の課題であるそうだ。私のまとめでは何のことやらよく理解できないかもしれない。そこで、千見寺准教授が最後にまとめとして提示したスライドをなんとかメモすることができたので、それを転写することにする。

 1)細胞老化は体をまもるシステム

 2)細胞老化システムが滞ると、老いや病気につながる。

 3)細胞老化を除去する。老化細胞除去薬や細胞老化システムを利用して体を治す細胞治療の開発が進められている。

 4)健康寿命を促進するために、良い老化を保つためには適切な栄養、運動、幸せに過ごすことが鍵。

 4)については、これまで述べてきたことと直接関係することではなく、一般的に流布されている健康寿命を長く保持するために良く言われていることと同様のことである。

 ことほど左様に私にとってヘルスサイエンスのお話は難しかった…。