田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

お疲れさん!札幌日大ナイン

2014-07-22 22:40:28 | スポーツ & スポーツ観戦
 辛い夜を過ごしているだろう。悔しさに眠れぬ夜を過ごしているかもしれない。思わぬ形で札幌日大ナインの今年の夏は終わった。そしてまたおじさんの夏も終わったのだった…。お疲れさん!札幌日大ナイン諸君。 

 まさか、まさかのコールドゲームだった。
 けっして負け惜しみではない。そんなに力の差のない両チームである。それがこんなに大差の試合になるとは…。野球の怖さを思い知らされた。

 試合のランニングスコアは以下のとおりだった。
《準決勝 第二試合》
札幌日大 000 000    0
東海大四 110 062x   10x
         ※ 大会規定により6回コールドゲーム

 誰がこんな結末を予想したろうか?
 ダイヤモンドを駆け回る東海大四ナインの姿を私は虚ろな眼差しで追っていた。「これは何かの間違いではないのか」と…。しかしそれは幻ではなく、残酷な現実だった…。
 敗因を探るのはよそう。何か一つの歯車に狂いが生じたとき、予想だにしない結末に導かれるのだということを今回は思い知らされた。

 札幌日大のナインは今悲嘆の涙にくれているだろう。敗戦の現実を受け止めるためには少しの時間が必要かもしれない。
 しかし、札幌日大のナイン諸君、考え直してみよう!
 この瞬間は高校野球には宿命の瞬間であることを…。
 今年の南北海道大会には122チームの参加があったという。その中から運よく甲子園出場を掴むのは僅か一つのチームだけで、他の121チームは君たちと同じように悲嘆の涙にくれたのだ。(正確にはまだ2チーム残っているが)
 あるいは君たちが思い描いていたより少しだけ早く涙することになったかもしれない。しかし今年の成績は胸張って良い成績だとおじさんは思う。

 そして今、思い返してみよう。
 君が懸命に打ち込んだ3年間の野球生活を…。
 今君は気付いていないかもしれないが、野球に青春を傾けた3年間は、君に大きな、そして貴重なことの数々を教えてくれたはずだ。
 一つのことに懸命に打ち込むことの尊さを、目的に向かって共に励むことの大切さを、そして何より仲間と育んだ友情の絆を…。ベンチに入った仲間も、入れなかった仲間も…。
 この後、君たちは野球を続ける者、これで野球から離れる者、それぞれだと思うが、3年間で培った財産は共通である。
 これからの人生は長い。その人生の中で札幌日大高校の野球部で過ごした3年間が必ずやどこかで生かされてくることがあるはずだ。
 これからの人生も、この3年間懸命に打ち込んだ野球生活のように、懸命に人生にトライし続けるかぎり、君の人生はきっと明るいはずだ!

 お疲れさん!札幌日大ナイン諸君。
 おじさんも夢を見、楽しませてもらいました。ありがとう!!


※ 今日も何枚かの写真を撮りましたが、敢えて写真なしの投稿とします。