田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

SAPPORO CITY JAZZ 2014 パークジャズライブコンテスト

2014-07-24 16:38:05 | ステージ & エンターテイメント
 まったく!なんにでも気が多い田舎オヤジである。「少しは控えろ!」と注意を促すのだが、いっこうに耳を貸そうとしない。今度はジャズの世界にまで顔を出した。ジャズ界の新星を発掘するライブコンテストを覗いてみた。

 SAPPORO CITY JAZZの良さはプロのミュージシャンばかりでなく、セミプロやアマチュアの発表の舞台が用意されていることである。そのイベント「パークジャズライブ」が19日(土)、20日(日)と市内各所で開催された。毎年楽しみにしているのだが、今年は高校野球に注力してしまったために聞き逃してしまった。
 ただ21日(祝)は高校野球が休養日だったことと、早くからチケットを購入していたこともありサッポロミュージックテントで開催された「パークジャズライブコンテスト」に馳せ参じた。

          
          ※ 出場組の一つ、my & Jennieの二人です。曲作りが新鮮な感じの二人組でした。

 ミュージックテントとは、このイベントのために期間中大通公園2丁目に特設されるテントである。数年前まではドーム型の丸いテントだったが、現在はそれよりも収容力のある(?)倉庫型(家型)テントが特設されている。
 このテントの形になってからは初めて入ったが、内部はテーブルとイスがセットされ、飲食を伴いながらライブを楽しむ形式となっていた。また、2階席も設けられている。

 コンテストは事前に審査で予選を通過した10組がオリジナル曲・カバー曲等それぞれおよそ4曲を演奏して覇を競った。出場組の内訳は道内(札幌)4組、道外6組という内訳だった。
 1組が4曲ずつ、そしてそれぞれのセッティングにも時間が取られるため、コンテストは6時間を超える長丁場となった。

 出場組はモダンジャズあり、パンクロック系あり、インスツルメンタルあり、弾き語りあり、とさまざまだったが、それら全てを含めていわゆる形式を問わないところがジャズなのだろう。出場組を記すと、◇my & Jennie ◇Crime Of Conscience~C.O.C~ ◇iyco & kaka furaha ◇門馬由哉 Quartet ◇“いつもの”あきもと5tet ◇SO Grooooovin’ ◇SNOWSPHERE ◇すずきゆい ◇半崎美子+3 ◇めいくめりー の10組だった。

               
               ※ 半崎美子のオリジナル曲「永遠の絆」には多くの人が涙しながら聴き入った。

 私はただ漫然と聴くのもどうかな?と思い、私なりの感性でそれぞれの演奏の感想をメモしながら聴いた。
 私が関心をもったのは、いずれも女性二人組のインスツルメンタルなのだが、1組目のmy & Jennieと10組目のめいくめりーだった。my & Jennieはキーボードとパーカッションの組み合わせ、めいくめりーはピアノとパーカッションの組み合わせだった。二組とも私から見ると新感覚の音作りをしていたことと、ドライブ感を感じさせる演奏が好ましく思えた。ただ、感想でも記しているが、エンタテイメントとしてどれだけ聴く人たちを惹きつけることができるかは難しいところかな?と記している。
 その他にも半崎美子+3の「港の見える丘」とか「いい日旅立ち」などの曲をジャズチックにカバーして披露してくれたが、変に技巧的に走っていない点が好ましかった。

               
               ※ 最優秀賞を勝ち取った門馬由哉 Quartetの面々です。

 結局、来年のカナダ・モントリオール国際ジャズフェスティバルに派遣される最優秀賞には「門馬由哉 Quartet」が選出された。10組の出場の中で最も本格的な演奏グループだったが、私的にはどこかで聴いたことがあるような感じがして、それほど関心が高いグループではなかったが、私のメモには「門馬のギターにトランペット、ベース、ドラムスの4人組の本格的なモダンジャズ。かなりの実力派とみた」と記してあった。
 まあ、納得の結果といえるかな、というのが率直な感想である。